あくせくままん④ ズボラママンの家計簿

家計簿ってつけるのタイヘンですよね。でも実は家計簿の目的は、おうちのお金の情報を「把握」することにあるのです。
ママンの家計簿は月1回、1時間!?ズボラママンでも出来た、家計簿のつけ方が知りたい!

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くまなのに、牛歩のスピードで少しずつ成長しております、くまのママンです。

前回。

私の中でぐるぐるしている感情を「書き出し」してみたら、「感情」が「情報」になり、自分で冷静に「把握」できるし、人にもスムーズに「伝わる」!

という奇跡が起きました。

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あくせくままん③ 感情ではなく情報を伝える

自分のキャパオーバーに気付いたママン。これをいかに「整理」してパパンに「伝える」か…

 

そこで思ったこと。

これって、『家計』にも使えるのでは?

以前パパンから話を聞いて以来、貯金はできるようになったのだけど……正直、もう少し貯金額を増やしたい。

でも、どうすればいいのかわからない……。

 

「よし!家計も洗い出してみよう!」

さっそく家計簿を購入。夜、1日の出費を計算。

レシートを見ながら「コンビニで買い物432円、スーパーで買い物1,083円、子どもの教材費120円……」記入。

うん。

毎日できる気が1mmもしない!!

「ねえ、家計簿ってどうやってつけるの?」パパンに泣きつきました。

「そうだねえ、レシートの『分類』だけして、月に1回『集計』すればいいんじゃないかな」

「なるほど!」

3mmくらい、私でもできそうな気がしてきました。

 

まず、【分類】。

項目は……家賃、光熱費、通信費、食費、外食費、車関係費、レジャー費、子どもの雑費、月謝など教育費、衣服費、医療費、マンガや雑誌書籍費、雑費、とか?

それを封筒に分けて、レシートを入れて……「めんどくさい

ファイルに入れて分類?「めんどくさい

じゃあ、箱に入れていく?

「それならポイポイっと入れられるし、レシートの量が目に見えてわかるから、使いすぎてないか一目でわかっていいかも」

いそいそと箱を用意。13個。場所取りすぎ!!

ーーーできそうな気が、ガリガリ削られていきました。

 

「そもそもこんなに項目いる?」

家賃は毎月固定。光熱費通信費月謝などは金額が出るのは月に1回。車関係や衣服費医療費や書籍代は削るの難しかったりするし。

となると、日々、「使いすぎてないか」レシートでチェックしたいのは、食費、外食費、レジャー費、子どもの雑費くらい。

「だったら……!」その4つと、後は全部『その他』。5つのボックスで「OK!」

お次は【集計】

月に1回、レシートを集計。「その他」ボックスのレシートもここで分類。

362円、822円、1,623円……」電卓を叩いて「こまかい!めんどくさい!!

「会社の経費じゃないんだ、把握できればいいんだから!」と、10円単位は切り捨て。下二桁は全部、電卓の「00」でOK!うん、結構ラク!

『その他ボックス』の項目もざっくり記入。「衣服費と書籍費は全部雑費でいいよね、そんなに買うわけじゃないし」など、項目も簡略化。

ボックス分類じゃ気づかなかったこと、「電気代、高いかも?」「今月はガス代高いけど、来月はきっともっと上がるわね……」なども、書き出してみると分かります。

「で、できた……!」レシート分類、ざっくり計算、家計シートに記入。月に1回、1時間くらい。

これなら、続けられそう!

そして……最後に、最重要事項。

パパンにこれを見せて、家計【会議】!

シートに記入しながら気になったことを『議題』として、徹底討論です。

 

「なるほどね」

数字でスッキリ提示されてるので、パパンの理解も早いです。

 

「食費がちょっと多いね」

「そうなのよ。ちょっとビールを買いすぎちゃったのよね。来月は少し抑えてみるわ」

なんて。

 

例えば、突然パパンから「ちょっと食費かけすぎじゃない?」なんて言われたら、「な、なによ、私、毎日がんばってるのに!」なんて、怒っちゃいそう。

でも、数字で見ると、納得できるんですよね。

パパンにも、「ちょっとマンガ買いすぎじゃない?」と釘を刺しても、「いいじゃん別に」ではなく「確かに!」と、すんなり納得してもらえたり。

 

夫婦で、「家族のお金」について、スムーズに語り合える。

それが、こんなに嬉しいことなんだって、初めて知りました。

そうしたら、なんだか、家族の未来が、明るくなって見えてきて。

また一歩。「おきらくままん」へ、近づけた気がしています。 

つづく…

はじめから読む:

あくせくままん① 貯金のキホン

ママンと一緒に楽しく節約・貯金の「テクニック」を勉強していきましょう。

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この記事のキュレーター

うだひろえ

マンガ家/イラストレーター、兼、二児の母。web・雑誌・書籍で、主にお金や家庭にまつわるエッセイを描(書)く。著書に「ママと子どもとお金の話」(サンクチュアリ出版)など。

Twitter: https://twitter.com/hiroeuda

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