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【ルナルナ みんなの声】女性の天敵!貧血について
たっぷり寝たはずなのになぜかグッタリ、電車の中で立っていると頭がクラクラ。その症状、実は疲労ではなく、貧血が原因かもしれません。
放っておくと怖い貧血について、みんなで考えてみましょう。
※ルナルナ会員4,325名ものお客様にご意見をいただきました。ありがとうございました!
最初にみなさんに、貧血だと感じることがあるかを尋ねました。
すると「ある」と答えた人が27.0%、「時々ある」が48.8%と、意外にも多い結果に!
貧血は、ルナルナユーザーにとって身近な存在であることが分かりました。
貧血が起こる原因はさまざまですが、その約90%が体内の鉄不足による「鉄欠乏性貧血」だと言われています。
貧血とは、全身に酸素を運ぶ赤血球の中のヘモグロビンが減って、体の各臓器が酸素不足になってしまった状態のこと。
ヘモグロビンは鉄とたんぱく質でできているため、鉄が不足するとヘモグロビンが充分に作られず、鉄欠乏性貧血が引き起こされてしまうのです。
つまり鉄欠乏性貧血は、鉄不足によって酸素を運搬する能力が低下する病気。
片寄った食生活などで鉄の摂取量が足りない生活を送っていると、貧血が起きる危険性が高まります。
次は貧血が起きたときの具体的な症状についてみんなに聞いてみました。
では貧血になった場合、具体的にどんな症状が現れるのでしょうか。
もっとも多かったのは「めまい・立ちくらみ」で24.7%。次に「だるい」17.3%、「疲れやすい」16.9%と続きました。
めまいや立ちくらみは貧血の代表的な症状。ただし一言でめまいや立ちくらみといっても、症状によっては重大な疾患が疑われる場合もあります。
あまりに重い、または頻繁に起こる場合は一度、医師に相談しましょう。
だるい、疲れやすいなどの症状は、貧血になると起きる、体中の酸素不足が原因です。
実は貧血は、こうした“なんとなく不調”といった症状が段階的に現れます。
寝不足やオーバーワークなどとくに思い当たることがないのに、疲労感が抜けなかったり、顔色がさえなかったり、集中力が低下したりするのであれば、ひょっとすると貧血の可能性もあり。
症状がひどくなる前に改善を目指しましょう。
貧血を軽視し、治療せずにいると爪がスプーンのように反り返ったり、「異食症」といって氷や土などを食べたくなるなど深刻な状態を引き起こしてしまうケースもあります。
たかが貧血と甘く考えず、しっかりと対処することが大切です。
続いて、女性と貧血の深い関係についてご紹介します。
93.3%とほとんどの人が知っている通り、貧血は女性に多い疾患です。理由はそう、もちろん“生理”。
女性は生理で鉄分を失うことが多く、日本人女性の約50%が鉄不足の状態で、さらに成人女性の約10%が鉄欠乏性貧血であると言われています。
経血の量が多い女性はもちろん、妊娠・産後の女性も注意が必要。
妊娠中はお腹の赤ちゃんに鉄を供給する必要があるうえ、さらに出産でも大量の血液を失います。
そして授乳期は母乳とともに鉄が失われるため、妊娠・産後の女性はさらに鉄不足になりやすいのです。
普段より鉄の需要が増える妊娠中や産後にあわてて鉄分をとっても、タイミングとしてはちょっと遅め。
女性は妊娠前から貧血に注意をしておくべきと言えるでしょう。
ただし女性に貧血が多い理由は、生理や妊娠だけではありません。それはダイエット。
薄着の季節、スリムなボディを目指すために、食事量をセーブしている人はいませんか?
食事を抜いたり、極端に食事量を減らしたダイエットは鉄不足を招きかねません。
さらに糖質や脂質の摂取を減らすことで、ヘモグロビンをつくるのに必要なタンパク質がエネルギー源として消費され、貧血を助長することも。
せっかく体重を落としても、肌が青白くて元気がなくては意味がありません。
この夏、ダイエットにチャレンジする人は、鉄はもちろん、栄養はしっかりとって健康的で美しいボディを目指してください。
続いて、貧血について医師に相談した人の声を聞いてみました。
貧血を医師に相談した、または貧血だと診断を受けた人は43.0%とかなり多い数字であることが分かりました。
一度、貧血の状態になると、日々の生活の見直しだけではなかなか改善は難しいもの。
医師への相談は貧血を解消するための第一歩です。
また病院では血液中のヘモグロビンの濃度を検査で調べることができます。「ひょっとすると貧血?」と不安に感じているのであれば、自身の貧血度をチェックするのもひとつ。
なかにはまったく違う病気について相談に行ったのに、血液検査で貧血を指摘された人も多いようです。
病院に通って貧血の症状が改善したかどうかを聞いたアンケートでは、56.0%と半数以上の人が「改善した」と回答しました。
では実際、どんな方法で改善へと導いたのでしょうか。
アンケート結果では、「鉄剤を処方された」「造血剤を処方された」といった薬による治療が目立ちました。
鉄欠乏性貧血の場合、まずは食事療法を指導し、それでも改善されなかったり、重度の貧血では、鉄剤の処方や注射で鉄を補給するのが一般的だそうです。
次の検査時で数値が改善しても、通常、2~3カ月は鉄剤の服用を続け、当分使われる鉄の補給と同時に、体が蓄える鉄の「貯金」をするそうです。
体内にしっかり鉄を蓄えることで再発を防止するので、勝手に服用を中止しないようにしましょう。
また、子宮腺筋症・子宮筋腫など、他の病気が原因で、生理時の出血が増え、貧血を引き起こしている可能性も。
いずれの場合も自己判断をせずに、医師とよく相談し貧血の原因をしっかりとつきとめて改善を目指してください。
最後は鉄分摂取のために意識的に食べている食材について聞いてみました。
貧血対策のためには、食生活の見直しが欠かせません。
そこでみなさんに鉄分の摂取のために意識的に食べている食材についてアンケートをとったところ、1位は「ホウレンソウ」で22.5%、2位は「ひじき」14.9%、3位は「肉(レバー)」で13.1%という結果になりました。
さすがはルナルナユーザー。鉄分の豊富な食材の名前がずらりと並びました。
1日に必要な鉄分量は、成人男性で10mg、成人女性で12mg、妊娠中の女性では20mgと言われています。
ただし鉄分は体内で吸収されにくい成分であり、摂取した鉄の約15%程度しか吸収されないと言われています。
たとえば成人女性が1日に必要な12mgの鉄分を摂るには、いわし約17匹と、すごい量になってしまいます。
なるべくいろいろな食材からバランスよく摂取しましょう。
また正常な働きをする赤血球を作るには、ビタミンB12や葉酸も必要です。
そのため鉄分を含むホウレンソウやレバーだけでなく、ビタミンB12を含む肉類や貝類、葉酸を含む緑黄色野菜も合わせて食べましょう。
また食材だけではなく、リラックスしてよく噛んで食べることも大切。
胃酸がよく分泌され、鉄分を効率的に吸収できます。
食事で摂るのが難しく不足しがちな鉄分は、サプリメントで摂取するのもお勧め。
ただし、自己判断で飲むのではなく、医師に相談のうえで自分にとっての適量を摂取するのが賢明です。
毎月、生理がある以上、貧血は女性みんなに共通した問題。食事に気を付けて、元気に、イキイキとした毎日を送る女性が、一人でも多く増えますように。
【ルナルナ監修医 松村先生からのメッセージ】
「疲れやすい」「めまいや頭痛がする」「イライラして物事に集中できない」…。
体質だと思ってあきらめていませんか?
こんな症状はもしかしたら貧血が原因かも知れません。
貧血の予防・改善には日々の食事など生活習慣の見直しが大切です。
月経やダイエットなどが原因で、女性に起こりがちな鉄欠乏性貧血。症状が気になる場合は、一度血液検査で貧血チェックをしてみるとよいでしょう。
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