関連記事
【ルナルナ みんなの声】睡眠と女性ホルモンの関係
寝つきが良く、すっきり目覚められる“快眠”は、一日を元気よく過ごせることはもちろん、健康や美容にもメリットがいっぱい。そこで今回は「睡眠と女性ホルモンの関係」をテーマに、ルナルナユーザーの声を集めました。
※ルナルナ会員1,872名ものお客様にご意見をいただきました。ありがとうございました!
最初に調査したのは毎日の睡眠の満足度について。
アンケート結果からは、少し心配な実態が見えてきました。
なんと睡眠に「満足している」と答えた人はわずか9.1%。44.3%という約半数の女性が「満足していない」と答えています。
日本の全国調査でも、成人の多くが睡眠に悩みを抱えているとのデータが出ています。
今回のアンケート結果からも分かるように、どうやら現代における睡眠の問題は深刻なようです。
Q2ではルナルナユーザーの平均睡眠時間を調べました。
その結果、6時間が35.1%ともっとも多く、次に7時間、5時間の順に続きました。
必要な睡眠時間は個人差があり、「何時間眠らなければいけない」ということはありません。平均にこだわる必要はなく、自分にとって適切な睡眠時間を見つけることが大切です。
チェックポイントは、朝、目覚めた時に眠気やだるさがないこと、日中に強い眠気を感じないこと、一日を元気に過ごせること、の3つ。これらの条件をクリアしているのであれば、適切な睡眠がとれていると判断して良いでしょう。
反対にこの条件を満たせない場合は、睡眠時間に過不足がある可能性も。時間を30分ずつで調整しながら、ベストな睡眠時間を探してください。
では「睡眠に満足していない」と答えたみなさんは、具体的にどのような不満を抱えているのでしょうか。
睡眠への不満のなかで24.5%ともっとも多かった回答は、「朝、なかなか起きることができない」。
寝起きが悪いと朝のスタートを気持ちよくきれませんよね。
ただ寝起きが悪い原因が、18.3%の人が答えたように「睡眠時間が足りない」や、積み重なった疲れなどとはっきりしている場合は、睡眠時間をたっぷりとるよう生活を整えることで改善するでしょう。
問題はしっかり眠ったはずなのに朝、起きられないケースや、24.2%の人が答えた「ぐっすり眠った感じがしない」場合。こうした状態の人は、睡眠の質が低下している可能性があります。
睡眠の質とは、深い睡眠「ノンレム睡眠」がとれているかどうか。
睡眠は眠りの深さによって、浅い「レム睡眠」と深い「ノンレム睡眠」に分けられます。
レム睡眠の段階では脳は活発に働いていて、記憶の定着や感情の調整を行っています。そしてノンレム睡眠のなかではいくつかのレベルに分けられ、一番深い段階では、脳の活動が穏やかになり心身が休息。眠りがこのレベルに達することで、脳と体はしっかり休まるのです。
つまり眠ったはずなのに起きられない、またはぐっすり眠った感じがしない人は、睡眠が深い段階まで到達せず、心身を休められていないのかもしれません。
では睡眠の質を改善し、快眠を得るためにはどうすればよいのでしょうか。
次はルナルナユーザーに伺った、とっておきの快眠法についてご紹介します。
快眠のための工夫で、18.1%ともっとも多かったのは、「かならず湯船につかる」。
湯船にしっかりつかることで心身ともにリラックスでき、心地よい眠りにつながるようです。ただし参考にする際は、温度にご注意を。
42℃を超える熱めのお風呂では、神経がたかぶってしまうため逆効果!快眠のためのバスタイムであれば、38~40℃くらいのぬるめのお湯に、20~30分程度つかるのが理想だと言われています。
14.8%の人が「就寝前にリラックスする」と答えていますが、実はこの“就寝前のリラックス”こそ、快眠における重要なキーワード。
眠っている時、身体は、体温が下がり、血流は穏やか、心拍もゆっくりというリラックスモードになります。
心地よく入眠したいのであれば就寝前から心身をこのような状態に近づけておくのが効果的。音楽を聞いたり、ストレッチをしたり、脳をリラックスさせましょう。
そしてまだ4.5%の人しか実践していませんが、「就寝前にスマートフォンやパソコンを見ない」のも、快眠のためにはとても重要。
スマートフォンやパソコンが発する光には脳を興奮させる効果があるため、入眠を妨げてしまいます。就寝の一時間前にはこれらのアイテムからなるべく離れて、脳を休めるのが賢明です。
就寝前のリラックスタイムを意識することで、睡眠の質は大きく変わります。
次はちょっと意外な「睡眠と女性ホルモン」について聞きました。
睡眠と女性ホルモンの関係についてご存知かと聞いてみたところ、53.2%もの女性が知っていたというデータが。さすがはルナルナユーザーですね。
女性ホルモンと睡眠には深い関わりがあり、女性ホルモンの変動やバランスの乱れなどが眠気や不眠など睡眠トラブルの原因となっていることもあります。
43.6%と多くの女性が生理前に眠気を感じると答えています。
そう、これも女性ホルモンの影響。
女性ホルモンには大きく分けて、月経周期をコントロールするエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。
月経後から排卵にかけてはエストロゲンが多く分泌され、排卵後にはプロゲステロンが多く分泌されます。
そしてプロゲステロンこそ、月経前の眠気の正体。プロゲステロンには睡眠作用があり、プロゲステロンが分泌される時期は眠くなることが多いようです。
またプロゲステロンは妊娠初期にも分泌量が増えます。10.2%の人が答えた「妊娠中の眠気」は、プロゲステロンの増加が理由だと考えられます。
ここまで聞くと、女性ホルモンは眠気を誘うやっかいな存在だと思われがちですが、いえいえ、それだけではありません。
月経後から排卵にかけて分泌が増加するエストロゲンは、別名「美肌ホルモン」とも呼ばれており、美肌のほか、美髪や魅力的なバストやヒップを作る力があるのです。
最後に、女性ホルモンUPの方法について伺いました。
肌のハリ・ツヤや女性らしいボディラインを保つのに欠かせない女性ホルモン、エストロゲンですが、偏食や過度のストレス、無理なダイエット等によって、分泌量は低下してしまいます。
また加齢によっても分泌量は減っていきます。美肌や美髪をキープするためには、女性ホルモンの分泌量が整うよう、日々の心がけが大切です。
エストロゲンの分泌を低下させてしまう原因のひとつに、睡眠不足があげられます。そのため12.6%の人が答えた「よく眠る」は、エストロゲンUPのためには有効。
そして19.0%の「カラダを温める」、16.9%の「湯船につかる」も、先ほどご紹介したとおり、快眠につながる行為のため、こちらも大正解です。
10.6%の人が実践している「食事に気を付ける」も有効。
女性ホルモンは体内でしか作ることができませんが、女性ホルモンと似た働きをする成分や、女性ホルモンの分泌を促す成分を含む食材を摂取することで、美容や健康に役立てることは可能です。
エストロゲンと似た性質を持つことで有名なのが、納豆や豆腐など大豆製品に含まれるイソフラボン。
そしてエストロゲンの分泌を促すのが、ナッツ類やキャベツ、海藻類に含まれているボロンという成分です。また女性ホルモンの分泌を調整してくれるビタミンEが豊富に含まれるアボカドやアーモンドもおすすめ。毎日の食事のなかで上手に取り入れてください。
【ルナルナ監修医 松村先生からのメッセージ】
今回は眠りと女性ホルモンに着目しました。結論は、「よく眠る人ほど美しい」!
寝ている間に、身体の組織の修復や再生が行われ、肌も生まれ変わるのです。女性の心身に大きく影響を及ぼす女性ホルモンの働きを整えるにも、睡眠は大切。
まさに美と健康は、質の良い睡眠とともに作られるというわけですね。今日からぐっすりと眠って、みんなで睡眠美人を目指しましょう!
キーワード / keyword
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ルナルナの最新情報をお届けします