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キレイになりたい!!セルフケアとサプリメントで、女性ホルモンのバランスを整えよう
女性のキレイを司る女性ホルモン。言葉として聞いたことはあるけど、実際に体内でどういう働きをしているのか、知っているようで知らないもの。
セルフケアやサプリメントを中心に、女性ホルモンを整えるコツを紹介します。
女性ホルモンについてのよくある勘違い
女性にとって大切な女性ホルモンですが、間違った知識がネットで広がっていることもあり、勘違いしたままなんとなく「女性ホルモン=いいもの」と捉えている人も多いようです。
では、正しい知識をチェック!
次にあげる項目で、正しいものを選んでください。(複数選択可)
□ 女性ホルモンは増えれば増えるほど体にいい
□ セックスするとホルモンバランスが整う
□ 女磨きを頑張ればフェロモンも女性ホルモンもたくさん出る
□ 生理が規則的に来れば女性ホルモンは問題ない
いくつ選びましたか?
実はこれらの項目、すべて正しいとは言えないのです。
女性ホルモンについて正しい知識を身につけよう
女性ホルモンの正体を知り、自分のカラダをセルフケアできるようになると、体調管理もしやすくなりキレイにぐっと近づきます。
無関心・無自覚がいちばん危険。勘違いの知識で凝り固まらないようにしましょう。
● ホルモンは分泌量よりバランスが大事
ひと言で「女性ホルモン」と言われることが多いのですが、実は女性ホルモンは主に2種類あります。
1つがエストロゲン(卵胞ホルモン)、もう1つがプロゲステロン(黄体ホルモン)です。
エストロゲンは美のホルモンともいわれ、新陳代謝を促し肌や髪をつやつやに保ち、ボディラインを女性らしくしてくれます。
一方、プロゲステロンは母のホルモンといわれ、子宮内膜を厚くふかふかにし、体温を上げ妊娠状態を維持してくれる反面、便秘や皮脂の分泌過剰も引き起こします。
これだけを聞くとエストロゲンに魅力を感じるかもしれませんが、エストロゲン優位になりすぎると乳がんや子宮体がんなどのリスクが高まるというマイナスの要素もあるのです。
プロゲステロンはそういうマイナス要因を抑えてくれるため、2つの女性ホルモンのバランスを保つことが、女性の美と健康に必要なのです。
● 女性ホルモンのピークは20代後半
女性ホルモンの働きによって起こるもので忘れてはならないのが、生理。
生理周期が整っているとホルモンバランスの状態も良いと思いがちですが、たとえ生理が規則的でも、出血量が少ない、期間が短い、生理前に頭痛が起こるといった不調があれば、ホルモンバランスが崩れている可能性があります。
また、ホルモンバランスが悪いと卵胞が育たず排卵が起こらない排卵障害を引き起こすことがあります。
女性ホルモンの分泌は20代後半がピークと言われ、その後は徐々に減っていきます。
必要以上に恐れることはありませんが、意識して過ごすことで心身の健康を保ちましょう。
女性ホルモンのバランスを整えるためにはどうすればいい?
・ 1日3食、バランスよく食べる
・ よく眠る
・ 適度に運動する
・ カラダを冷やさない
・ ストレスを溜め込まない
「え?これだけ?」と思った方も多いかもしれませんね。
どれも当たり前のことなのですが、「規則正しい生活」を続けることは難しいものです。
自分のホルモンバランスは乱れているかもしれないと感じている人は、まずはこれらのうち1つでも意識して生活するようにしてみましょう。カラダの不調が改善されていくことを実感できると思いますよ。
サプリメントの摂りすぎに注意!
女性ホルモンの分泌を促したり、バランスを整える効果が期待できる方法をご紹介します。
● アロマオイル:バラ
「バラにはエストロゲンを活性化する作用がある」といわれています。
アロマテラピーなどで一定の有効性は立証されていますが、完璧ではありません。
● サプリメント
大豆やザクロには女性ホルモンに似ている成分が含まれており、健康食品やサプリメントに多く使われています。
「食べたら食べた分だけ効果が期待できそう!」と考えてしまいがちですが、サプリメントを服用する際、1日の上限を守るようにしましょう。
過剰摂取すると、脳が「女性ホルモンがたくさん出ている」と勘違いして、自前のホルモン分泌を少なくしてしまい、結果ホルモンバランスが崩れてしまうことに・・・これでは本末転倒ですよね。
★今回のポイント★
・女性ホルモンは分泌量よりバランスが大切
・女性ホルモンは20代後半がピーク
・サプリメントの摂りすぎは逆効果
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
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