あくせくままん② とにかく書き出す
夫婦でも、友達でも、親子でも、恋人でも。誰かに自分の気持ちをきちんと「伝える」って、難しいですよね。
誰もが一度はぶつかる、コミュニケーションでの「悩み」。「おきらくママン」になるため、ママンはどうやって解決するのか!?
★あくせくままんのお話をもっと読む
「あくせく」暮らすのは、もう嫌だー。
「おきらく」ママンになりたいー。
一体どうしたらいいんだろ?
日々、そんな風に思っている、くまのママンです。
こんにちは。
朝。
自分の支度は後回しで、家族の支度で追われているところ、パパンが「赤のネクタイどこ?」と聞いてきたりします。
「自分で探してよ!」
「自分で探したけど見つからないから聞いてるんだよ」
「今手が離せないんだけど!」
イライラ。
1人で仕事に向かいながら。
「パパンは自分のことしかしてないのに!なんでいろいろやってる私に言ってくるの!?」
イライラ。
仕事中も引きずって、つまらないミスをして、ああもう私、なにやってんだろ。
仕事終わって、子どもを幼稚園に迎えに行って、帰宅して晩御飯作って、お風呂に入れて寝かしつけて、食器洗って洗濯物干して、片付けして。
「ただいま」
日付が変わる頃に帰ってきたパパンに、相談してみる。
「私、ここのところすごく疲れてて、イライラしちゃうんだよね」
「オレだって疲れてるよ」
終了。
お昼休み、友達とランチしながら、いっぱいおしゃべり。
仕事のこと、家のこと、いっぱい愚痴って、「わかる~」と共感してもらえて、スッキリ!
しばらくがんばれそう!!
……しばらくって、いつまで?
仕事終わって、子どもを幼稚園に迎えに行って……ドタバタ。何も変わってない。
どうしたらいいの?誰に相談するの?なにを?どうやって?いつ?
「ああもう嫌だ!!!」
私、体の中でぐるぐるしているいろんな感情を、吐き出すように、殴り書きしていました。
そうすれば、全部、リセットできるんじゃないかと思ったんです。
このしんどさから、逃げられるんじゃないか、って。
でも、違いました。
逃げられませんでした。
目の前には、「私」がありました。
「私」の、ゆるぎない、「事実」。
それを見て、はっきりわかったんです。
「わたし……【キャパオーバー】してたんだな……」
初めて、自分を「見える化」できた瞬間でした。
同時に、わかったこと。
自分でも気づいてなかった、私の【キャパオーバー】。
「パパンが、わかるはずないよね……」
なのに、伝わらなくて、イライラして。私ったら。
でも。
感情を書き出した紙を眺めて。
そこに、かすかに見えた……ひかり。
「感情」を「伝える」ことができれば。
家族のこと、一緒に考えることが、できるんじゃないかーーー。
それは、私が「おきらくままん」になる、第一歩でもありました。
つづく。
キーワード / keyword
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ルナルナの最新情報をお届けします