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あれ?今月生理が早いかも!その原因は?
いつも定期的に起こっていた生理が突然早くなると、びっくりしますね。生理が早くなった原因としては卵巣機能の低下やホルモンバランスの乱れなどが考えられます。日ごろから規則正しい生活を心がけ、生理の周期が2回続けて乱れた場合は受診を考えましょう。
あれ?今月はもう生理になるの?月経周期が早まると少し心配になりますね。毎月生理が規則正しくくればよいのですが、女性のカラダはデリケートなため、いろいろなことが原因で月経周期も変化します。
とくに心配がない場合から、婦人科・産婦人科に行った方がいいケースまでさまざま。生理が早く訪れる原因と改善方法をお伝えします。
正常な月経周期とは
生理には個人差がありますが、順調な生理とはどのようなものなのでしょうか?
月経周期とは生理が始まった日から、次の生理が始まる前日までの期間をいいます。この月経周期が25日~38日までを正常月経と呼び、24日以内を頻発月経、39日以上を稀発月経といいます。
しかしながら、月経周期はさまざまなことの影響により、早まったり遅くなったりします。一時的に通常の周期から乱れてしまっても、次の周期で元に戻れば問題ないといわれています。
受診する目安はどんなとき?
生理が早くなって受診する場合のひとつの目安として、2回続けて通常と月経周期が違うなら、一度医師の診察を受けた方がいいといわれます。
受診する前にそろえておきたいものとして、これまでの生理の状況がわかるもの(生理開始日や周期のメモ)や、基礎体温表などがあります。これまでの状況がわかれば、医師もより正確な診察ができます。
生理の記録をつけることが大切
受診の際には、最近の生理の状況について必ず聞かれます。診察室では焦ってしまい上手に伝えられないこともあるので、メモはとても大切。
なるべく日ごろから生理の記録はきちんとつけておきたいですね。基礎体温を毎朝測って記録できれば完璧ですが、難しい場合はスケジュール帳に生理の開始日の印をつけておくとか、量や期間など気になることをメモするだけでもいいのです。
生理が早くくることで考えられる状態
生理が早まったからといって、必ずしも病気だというわけではありませんが、いくつかの病気のサインである可能性もあります。
- 黄体機能不全
体温を上げ、子宮内膜を成熟させ、妊娠を維持する働きを持つプロゲステロン(黄体ホルモン)が不足しているため、生理が早まることがあります。
基礎体温をつけていれば、高温期が短い、体温があまり上がらないなどから見分けることができます。
- 卵胞期が短い
卵巣の機能が低下すると、卵胞を刺激するホルモンが増えすぎて、成熟していない卵子が排卵されるなどして排卵がかえって早くなり、結果として生理が早くくるようになることがあります。30代後半から40代の女性の場合、加齢で卵巣機能が低下し、閉経に向けてこのような状態になることが多いということがわかっています。
- 無排卵月経
無排卵月経の場合にも、生理が早まる可能性があります。低温期と高温期で体温の差があまりないのが特徴です。
カラダの小さな変化を見落とさないで
生理が早まるときは何らかの原因があるかもしれません。まずは、女性のカラダのしくみを知り、日ごろから自分のカラダをよく観察して小さな変化に気をつけていれば、いつもと違うカラダのサインにも気づくことができます。
それでも気になることがあれば、受診してみましょう。病気かもしれないと不安なままでいるのは、それ自体がストレスになり得ます。診察を受けてなんでもなかったとわかれば、安心ですね。
この記事の監修
日本産科婦人科学会専門医 甲賀 かをり先生
初回公開日:2016年7月20日
最終監修日:2021年4月22日
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