女性のカラダに関する基礎知識Lesson1 【生理】のしくみを理解しましょう

大人になるにつれてどんどん変わっていく女性のカラダ。ルナルナで一緒に女性のカラダに関する基礎を学んでいきましょう。1回目のレッスンは、「生理のしくみ」についてです。

どうして、生理になるの?

女性のカラダは約1ヵ月に1回、子供を産むための準備をしています。
まず、子宮の両サイドにひとつずつある「卵巣」という器官から、2030万個ストックしているうちの1つの卵子を、約1ヶ月に1回のペースで排出します。
そして、放出された卵子は、子宮に向かって進んでいきます。

そのとき子宮では、子宮内膜を厚くし、赤ちゃんを受け入れるためのベッドを作っておきます。

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卵管内で卵子と精子が出会って受精卵となり、子宮内膜に着床すると「妊娠」の成立です。

ただそのときに、受精・妊娠が成立しなかった場合は、子宮内膜のベッドは必要がなくなるので、血液とともに体外へ排出されます(子宮内膜と血液の混じりあったものを、経血といいます)。これが「生理」です。

ちなみに生理中は、経血の排出をスムーズに行うために子宮を収縮させる「プロスタグランジン」という物質が分泌されます。この分泌量が多すぎると「生理痛」が起きるのです。

もしかして・・・私の生理は異常?

周期・期間・量ともに個人差がありますが、一般的に正常な生理とはのように言われています。

 生理周期:2538
月経初日から次の月経前日までの日数

 生理期間:37

 経血量:23日目が多く、4日目以降は減少。量が多い日の昼間でも、2時間に1回程度ナプキンを替えれば下着が汚れない程度。

ただ、初潮を迎えたばかりの頃は周期が安定しないことが多く、20代以降はストレスや体調不良の影響を受けて生理周期が乱れることがあります。
これは、あくまで正常な生理の「目安」として考えて下さいね。

「あれ?ちょっと私の周期は早いかも。」「量が多過ぎるかも・・・」と不安になった方は、一度、婦人科・産婦人科で診察してもらいましょう。

 

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生
初回公開日:2015年5月11日
最終監修日:2021年10月24日

この記事のキュレーター

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