女性のカラダに関する基礎知識Lesson2 【生理痛】の原因と対処法を知りましょう

大人になるにつれてどんどん変わっていく女性のカラダ。Lesson1では生理のしくみを学びました。今回は「生理痛」の原因とその痛みを和らげる方法を学びましょう。

生理痛の症状、重さは人それぞれ

生理になると起きる、下腹部が重い・だるい・頭が痛いなどの「生理痛」は、多くの女性が抱えている悩みです。

しかし、一言で「生理痛」といっても症状と重さは人によってさまざま。お腹ではなく腰が痛む人や、起き上がることができないほど症状が重い人もいます。

では、どうして生理痛は起きるのでしょうか。

その原因は、生理の直前から分泌され始める「プロスタグランジン」という物質にあります。

このプロスタグランジンには「経血を押し出すために子宮を収縮させる」という大切な役目があります。しかし、この働きが強すぎると生理痛が起きます。

この他にも、カラダの冷え・ストレス・子宮の未発達が痛みを引き起こす場合もあります。

生理痛は我慢するもの、と思ってない?

生理痛の我慢は禁物です。

生理痛を和らげる方法としておススメなのは、この3点。

 体を温める
腰にカイロを貼ったり、足湯や軽い運動をして、血行を良くしましょう。

 ストレスを軽減する
仕事や遊びをセーブし、リラックスした生活を心がけましょう。アロマテラピーやマッサージを取り入れるのも効果的です。

 鎮痛剤を服薬する
用法・用量を守ったうえで、薬を飲みましょう。

生理の時は無理をせず、どこが痛いのか、どうすれば楽になるのかチェックしてみて。

だんだんと生理との上手な付き合い方、痛みのコントロール法が分かってくるはずです。

あまりにひどい生理痛は病気のサイン!?

一方で、病気が原因で起こる生理痛があることも忘れてはいけません。

子宮が成熟する20歳を過ぎても、「以前より生理痛がひどくなった」、「鎮痛剤が効かない」といった場合には、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気である疑いがあります。

また病気ではなかったとしても、日常生活に支障が出るほど生理痛が重いのであれば、婦人科・産婦人科での治療が必要となることも。

生理について少しでも気になる点がある人は、すぐに婦人科・産婦人科で相談を。あなたの生理痛をラクにする方法がきっと見つかるでしょう。

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この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生
初回公開日:2015年3月11日
最終監修日:2021年10月24日

この記事のキュレーター

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