妊活期には不可欠な「基礎体温」、要注意なグラフパターンはこれ!

いつかは赤ちゃんが欲しいと思っている人むけに、必用な情報をまとめました。
妊活の第一歩は、まずは生理周期の把握と、基礎体温をつけてみること。
きちんと排卵しているかどうかを知るために、まずは「基礎体温」を毎日つけることからスタートしましょう。
今回は、「基礎体温」の理想的なパターンと要注意のグラフについて紹介します。

監修の先生

「自分の体を知れば、毎日記録するのが楽しくなる 私の生理NOTE」 #5
※参考:「妊活たまごクラブ 2022-2023年版」

 

理想的な基礎体温のパターン

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【高温期】10日間以上、約2週間続いていれば正常です

●低温期の平均から、約0.3〜0.6℃体温が高い時期が「高温期」だと考えられます。約2週間とされていますが、10日以上続いていれば正常です。

排卵後、プロゲステロンの分泌により体温が高い時期が続きます。高温期が14日以上続くときは、妊娠した可能性が高いと考えられます。
また、10日未満と短い場合は、黄体機能不全の疑いがあるので、きちんと検査を受けましょう。

【排卵期】妊娠可能期

基礎体温の低温期がガクンと下がるのが排卵日。その前後が妊娠可能な時期で、卵巣から飛び出した卵子が精子との出会いを待っています。
受精できなければ、その後、高温期が約2週間続くという折れ線を描きます。

【低温期】約11~14日間続きます

●低温期の中で基礎体温がガクと下がったら、前後約5日間のどこかで排卵が起こると考えられています。

卵巣から分泌されるエストロゲンの量が増えている期間は、基礎体温が低めになります。生理が始まるころから排卵の時期まで、グラフ線は横ばいに。
基礎体温は何度が正解というより、低温期と高温期が明確になっていることが大切です。

基礎体温、こんなグラフには要注意!

基礎体温は体の変化や異常を察知できるバロメーター。折線の描き方に注意して!

【CASE 1】基礎体温の折線がバラバラ

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★ライフスタイルが乱れています
忙しい日々が続いて就寝時間が遅かったり、睡眠不足が体温に影響。まずは規則正しい生活を心がけましょう。

【CASE 2】高温期がずっと続いている

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★妊娠が成立している可能性が!
排卵後の高温期が14日間以上続いているようであれば、妊娠が成立している可能性が。早めに婦人科で受診しましょう。

【CASE 3】低温期が長く続いている

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★早めに婦人科で受診を!
卵胞は排卵できるまで成長したけれど、結局排卵できなかった、または卵胞が成長できず、排卵がないといったケースが考えられます。

【CASE 4】高温期の途中で体温が下がる

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★黄体機能不全が疑われます
高温期が10日間をきるようであれば、受精卵が着床するための環境が育ちにくいことが考えられます。早めに婦人科で受診しましょう。

【CASE 5】高温期の体温が低い…

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★血行を促進するための努力を!
高温期と低温期の差が0.3℃未満の場合、冷えや血液の不足による生殖機能の低下が考えられます。体を冷やさない工夫が大切です。

【CASE 6】高温期がまったく見られない!

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★ホルモンバランスの乱れが一因!?
不規則な生活やストレスを強く感じていると、体温は低くなりがち。最も多い原因がホルモンバランスの乱れなので、婦人科で早めの受診を。

ここをCheck!基礎体温表

基礎体温表をつける際に注意してほしいことを説明します。

●基礎体温表は生理が始まった日から記録しましょう。

生理が始まった日から次の生理が始まる前日までが1周期です。生理が始まった日から基礎体温を記録するといいでしょう。
毎朝計測した体温の点と点をつないで折れ線グラフにしましょう。

●基礎体温を測るのは「朝起きたらすぐ」が基本です。

基礎体温は朝目覚めたら、起き上がらずに寝たままの状態で体温を測ります。毎日、できるだけ同じ時間帯に測りましょう。
休日など時間がずれたときは、わかるように記入して!

●おりものの色や状態は記号にしておくと便利です。

記入例:
・黄色=Y
・白やクリーム色=W
・灰色=H
・血のような色=B
・ピンクまたは茶色=P
・粘りけが強いおりもの=S
・水のようなおりもの=L
・白くてぽろぽろしたおりもの=E
・においがある=G
・かゆみがある=K

●気になったことはこまかく記入しておきましょう。

基礎体温表は婦人科を訪れる時の大切な資料。
セックスの有無やピルの服用、生理や体調で気になったことなど、こまかく記入するほど役立ちます。また、予定やイベントを書き込んで日記代わりに使っても。

■監修/宮﨑薫 先生

●イラスト/itabamoe

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

 

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この記事のキュレーター

妊娠・出産・育児の総合ブランド「たまひよ」。雑誌『妊活たまごクラブ』『たまごクラブ』『ひよこクラブ』を中心に、妊活・妊娠・出産・育児における情報・サービスを幅広く提供しています。

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