身体を伸ばし弛めながら筋トレをするバレエエクササイズで、身体の内側の筋肉を鍛えたバレエ体型を目指そう！

バレリーナの身体つきって、よく考えたら不思議ではありませんか。スピーディかつダンサブルな難しい振り付けと、不安定なポーズによる難しい静止キープの両方を同時に叶える発達した筋肉を持ちながら、細くしなやかなバランスの美ボディを保っているのですから。

ストイックな鍛錬で得た一流アスリートの運動能力を叶える筋肉がしっかりついているのに、筋肉太りしていないのはなぜ？どうしてあんなに細い身体なの？

…その秘密は、バレエならではの身体の使い方にありました。

バレエメソッドはただ身体に負荷をかける鍛錬ではなく、筋肉を伸ばしたり弛めたりしながら、身体の内側に負荷をかけていくアクションをするため、身体の外側に太い筋肉が発達せずに、身体の内側に細い筋肉が発達するのです。

ならば美容にも健康にも良い筋肉を持ちながら、細く美しいボディラインを叶えるために、誰もが取り入れられそうな、バレエエクササイズの方法を、早速チェックして見ることにしましょう！

「アラベスク」のポーズでインナーマッスルを鍛錬！

バレエの最もポピュラーなポーズの1つに「アラベスク」というものがあります。片脚で立ってもう片脚を後ろに高く上げるポーズです。この時、軸になる足は必ず45度以上外側を向けましょう。実際のバレリーナはトウシューズでポワント（つま先立ち）をしますが、これは素人が真似をしてはいけません。（付け焼き刃で真似をしたら、身体の軸が曲がり、正しいエクササイズ効果が得られないばかりか、身体の歪みにつながってしまいます）

・右脚を軸に左脚を後ろに上げて5秒キープ、 （軸足側の右手は上に上げ、左手は脚と同じ後方へ

・左脚を軸に右脚を後ろに上げて5秒キープ、 （軸足側の左手を上に上げ、右手は脚と同じ後方へ

…これを毎日5回ほどやってみてください。

 

このバレエエクササイズで、インナーマッスルの最もコアな部分を鍛錬することができます。また、普段の生活では使いにくい、手や足の内側の筋肉にもアプローチすることが出来ます。

片脚で軸を作るのが難しい場合は、手はポーズをつけずに壁や棚などを持って支えてもオッケー。また、両脚をつけたまま手だけでポーズをとっても構いません。最初から全てをやろうとせずに、できる事からコツコツと続けることが大切です。

スフィンクスから魚のポーズで大腿と上半身を伸ばして！

バレエのフロアレッスンで「スフィンクス」というポーズがあります。手を床について上半身を立てて脚を後ろに伸ばしたポーズ（寝そべって上体を起こしたイメージ）です。

スフィンクスの状態から頭や上体を後ろに反らせると同時に、脚を前に反らして足の裏を頭や顔につける「魚」のポーズに変化させて10秒ほどキープしましょう。

…これを毎日1回やってみてください。

 

このバレエエクササイズで、腹筋や背筋の鍛錬のほかに、大腿と上半身を伸ばして弛めるストレッチにもアプローチすることが出来ます。

バレリーナがこのポーズをすると、足が顔や頭まで届きます。足で目を隠して「いないいないばあ」をしたり、顔を通り越して「床に足の裏をつけて立ったり」と、人間業とは思えない動きをします。毎日続けていると、凡人には真似出来ない柔軟性と筋性がついてくるのでしょう。

素人が最初からバレリーナのように出来る訳ではありませんが、出来るところまででも身体を反らし、キープをすることで、筋肉運動とストレッチ運動の両方が叶います。毎日続けていると、いつの間にかだんだんと出来るようになってくるはずです！

つま先バレエ歩きでレッグラインを鍛錬！

しなやかなレッグラインを作るには、日常動作では鍛えにくい大腿の後ろの筋肉（歩く、走る、漕ぐといった動作は、主に大腿の前の筋肉を使います）を鍛錬することが望まれます。バレエのつま先立ちでサササッと早足で進む歩き方は、これらを叶えてくれるのです。

自宅内の移動はつま先立ちで、インナーマッスルを意識しながら膝と脚全体をピンと伸ばして大腿の裏を押されているようなイメージで移動してみましょう。

…これを毎日数回やってみてください。

 

このバレエエクササイズで、レッグライン全体に理想的なバレリーナ筋が鍛錬され、美脚を叶えることが出来るのです！

いかがでしたか？今更バレリーナにはなれなくても、バレリーナの動きを意識したエクササイズを取り入れると、バレリーナのような筋肉によってもたらされるビューティスタイルを叶えることが可能です。細くてしなやかなボディが理想の人は 、ぜひトライしてみてください！