【ルナルナ みんなの声】お通じスッキリ生活のススメ

今回の「みんなの声」ではお通じについて調査しました。2,246名ものお客様にご意見をいただきました。ありがとうございました!

多くの女性が悩まされている便秘。苦しいだけでなく、健康や美容の天敵でもある便秘は、なかなかやっかいなトラブルです。
便秘はなぜ起きて、どうすれば解消するのか、みんなで考えてみましょう。

最初にみなさんのお通じについて伺ったところ、合計60.6%もの女性が快調、まあ快調という嬉しい結果になりました。

みなさんその調子!と言いたいところですが、とはいえ合計39.4%もの方が、毎日のお通じに満足していないというのも事実。

この数字を無視することはできません。

 

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ご自身を便秘症だと感じるかどうかの質問では、半数以上の人が便秘症、またたまに便秘症だと感じると答えました。

そもそもどれくらいの間、お通じがないことを「便秘」と呼ぶのでしょうか。

実は便秘は、明確な定義があるわけではありません。

便秘とは、一般的には“3~4日間排便がない状態”を指す言葉。

ただし、たとえ毎日お通じがあったとしても、残便感などがあったりしてスッキリしない場合も便秘だと言えます。

2~3日に1回のお通じで、バナナ状の便が出て、スッキリとして満足いくようであれば、便秘とは言いません。

便秘の解消を目指すなら、回数よりも“スッキリ感”を大切にしましょう。

とはいっても平均的なお通じの回数が気になるところ。みんなに聞いてみました。

 

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みなさんのお通じの回数を調査したところ、32.9%ともっとも多かったのが1日1回という理想的な回数。

さらに1日2回以上と答えた人が合計19.3%もいらっしゃったのには驚きです。

続いて2日に1回が20.0%、3日に1回が17.3%と、このあたりまでは経験がある人も多いかと思いますが、心配になるのがそれよりも長くお通じがない、合計10.5%の人たち。

これはかなり深刻です。

ではお通じがなくなると、体調にどんなトラブルがあらわれるのでしょう。

 

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実際にお通じがなくなるとどのような体調の変化があらわれるのかを尋ねたアンケートでは、33.9%もの人が「お腹が苦しい」と答えています。

便秘になると腸内で悪玉菌によって腐敗が起こり、有毒ガスが発生します。

このガスこそお腹が張ったり、口臭が気になる原因と言われています。

18.3%の人が答えた、「肌が荒れる」も、腸内で腐敗が進んで毒素が発生することが原因。

血液中に有害な物質が増加し、血液循環が悪くなり、肌に栄養が届かなくなることで起きるそう。

腸内環境と美容は深い関係にあるのですね。

またその他の回答のなかには「イライラする」や「考え方がネガティブになる」といった心への影響も見られました。

続いてはどんなときに便秘が起きやすいのかを聞いてみました。

多くの女性が不思議に思っていた「生理前の便秘」についてもご紹介します。

 

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もっとも多かったのは25.9%の方が答えた「生理前」。

生理前になるとなぜか便秘になると悩んでいた女性も多いのでは?

原因は実は“ホルモン”。排卵後から生理前にかけて女性ホルモンの一つ「黄体ホルモン」の分泌が増えます。

この黄体ホルモンは、本来妊娠に備えるためのホルモンで、赤ちゃんへの栄養分をためこもうと腸の蠕動運動を低下させる作用があり、そのため生理前に便秘になりやすいと言われています。

「外泊時」18.8%、「忙しい時」の18.1%から分かるように、お通じには環境も影響しているようです。

ただしこうした環境の変化によって起こる一時的な便秘は、本来の「慢性便秘」とは異なります。

環境の変化が自律神経に影響を与え、腸の動きが抑えられて便秘になりやすくなるのです。

したがって元の環境に戻る、また新しい環境に慣れると、自然と便秘は解消されるはず。

あまり考えすぎないことも大切です。

一時的な便秘ではなく慢性的な便秘の場合は、食生活や生活習慣に原因があることが多いため、少々深刻。

では深刻なお通じの悩みにはどのように対処するべきなのでしょうか。

病院で診断を受けた人たちの声を聞いてみましょう。

 

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今回のアンケートで驚いたのが、11.3%もの人が便秘症を医師に相談したことがあるというこの結果。
便秘症の人たちの悩みの深さが伺えます。

実際に病院でどんな治療を受けたのかを訪ねたところ、腸の蠕動運動を高める作用のある下剤や、便に水分を与えて柔らかくすることで排便をスムーズにする「マグネシウム」、「漢方薬」を処方された人が多いことがわかりました。

自己判断で便秘薬を使用するのは考え物です。

便秘薬の過剰な摂取が原因で腸の蠕動運動が低下して、逆に便秘をひどくしてしまうケースもあるそうです。

便秘薬はなるべく医師の診断のもと、正しく服用するようにしましょう。

医師に相談して症状が改善したかを伺ったところ、56.5%と半数以上の人が「改善した」と答えました。

これは便秘で悩む人たちには嬉しい数字!

便秘のせいで毎日を憂うつに過ごすくらいなら、一度、病院で相談してみてはいかがでしょう。便秘解消への近道かもしれません。

病院に行く前に、まずは生活のなかの工夫でお通じをよくしたいという方へ!

最後は「お通じのための心がけ」をみんなに聞いてみました。

 

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お通じのために心がけている生活習慣について尋ねたところ、もっとも多かったのは21.0%の人が答えた「食事に気をつける」でした。

この方法はもちろん大正解。

お通じを意識した食事では、とくに食物繊維を積極的に摂ることが大切です。

食物繊維を豊富に含む食材といえば、根菜類や豆類、海藻、きのこ類などが有名ですね。

そして女性の場合、ダイエットが理由で脂肪分を減らしがちですが、脂肪には腸粘膜を刺激し、便のすべりを良くする働きが。

適度な脂肪の摂取は、便秘改善には有効です。

12.0%と2番目に多かった「起床時に水を飲む」も、便秘の予防には効果的。

朝の一杯の水が腸を刺激して、排便が促されます。また体内の水分が少ないと、便が硬くなって排出されにくくなることも。

便秘がちの人は1日にコップ7~8杯ほどの水分をとると良いそうです。

注目は7.4%の人が実践している「腸マッサージ」!

どんなものかと調べてみると、指で腸を揉みほぐすマッサージなのだそう。

やり方はあお向けの姿勢になり、人差し指から小指までの4本で、おへその周りを“のの字”を書くように時計回りでマッサージ。

毎晩寝る前に、ゆっくりと約30回行うと効果的とか。

便秘に悩んでいる人は一度試してみてはいかがでしょう。

そのほか自由回答では、「乳製品を活用する」「発酵食品を食べる」などの回答もありました。

みなさん薬に頼らず、なるべく日々の工夫でお通じを良くしようと努力されているのですね。

これからも生活習慣に気をつけて、美容の天敵である便秘と無縁の生活を送りたいものです。

【ルナルナ監修医 松村先生からのメッセージ】
日本人女性の2人に1人は悩んでいるといわれる便秘。

アンケートの結果からもわかるように、便秘は美容や健康面で様々な不調をもたらします。

便秘の原因となる生活習慣に思い当たる節はありませんか?

不規則な生活、ストレスや過度なダイエットは便秘のもと。便秘は生活習慣が乱れているサインとも言えます。思い当たるところから改善していきましょう。

 

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この記事のキュレーター

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