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生理でレバー状の塊が出るのはなぜ? 前編
たまに、生理の経血にレバー状の塊が混ざっていることがあります。はじめて、この塊を見たときにビックリした経験がある人も多いのではないでしょうか?
生理は女性のカラダのバロメーターともいわれています。では、生理の経血にレバー状の塊が混ざることには、どんな意味があるのでしょうか?
生理の経血に混ざるレバー状の塊の正体は?
生理の経血に混ざっているレバー状の塊の正体は、溶かしきれなかった経血です。
排出される経血の量が多く、酵素の力で溶かしきれずに塊のまま排出されてしまっていることが原因と考えられます。また、この場合は出血量が多くなっているために貧血になりやすく、立ちくらみやめまいなどの症状を引き起こすことも考えられます。
では、日常生活にも支障をきたしかねないこのレバー状の塊が出て来る具体的な原因を探ってみましょう。
生理の経血にレバー状の塊ができる原因
女性ホルモンの分泌バランスが乱れていることが考えられます。
生理は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンが周期的に変動しながら分泌されることで起こります。何らかの影響によって、このエストロゲンの分泌量が相対的に増えてしまうと、子宮内膜が通常よりも厚くなり、経血の量が多くなって酵素で溶かしきれなくなり、レバー状の塊となってしまうのです。
また、エストロゲンは20代後半~30代前半がピークとされているので、健康な女性でもレバー状の塊が現れてしまうことがあります。
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
初回公開日:2016年9月13日
最終監修日:2022年2月28日
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