生理が来ない!生理不順の原因はホルモンバランスの乱れと・・・

生理不順で悩んでいる現代女性は多いもの。生理不順は、一人ひとりのライフスタイルも大きく影響しています。
今回は、生理不順の原因や、無月経を引き起こす病気について解説し、その解消方法をご紹介していきます。

生理不順が起こる仕組みを知っておこう!

妊娠の可能性はないのに、生理が予定通りに来ない・・・
「生理不順」の主な原因は、ホルモンバランスの乱れです。

生理周期は、主に卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌によってコントロールされています。

このホルモン分泌は、卵巣のほかに、脳の視床下部と脳下垂体という器官の影響を受けています。これら3つの器官のいずれかに変調をきたすとホルモンの分泌量に影響を及ぼし、生理不順となるのです。

生理不順を解消するには、脱ストレス!

現代社会では、日ごろのストレスがホルモン分泌にも影響して、生理不順の原因となるケースが多く見られます。

ホルモンバランスの乱れによる生理不順をそのままにしておくと、妊娠しにくくなったり、肩こりや頭痛、肌荒れなど更年期のような症状が起きたりすることも。

また、卵胞ホルモンの分泌低下が続くと、骨粗鬆症や生活習慣病といった病気になる恐れもあります。

適度に運動したり、趣味の時間を持つことでストレス解消を心がけましょう。

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3ヶ月以上も生理がない人は要注意!

10代のうちはカラダが未熟なこともあり、生理周期は不安定。2030代は、仕事や家庭でのストレスが影響して生理不順になりがち。

でも、妊娠の可能性がないのに、3ヶ月以上も生理がない方は要注意!

3ヶ月以上生理がない「無月経」の状態は、とても危険です。

■無月経になる主な原因
・卵巣機能が低下してしまい女性ホルモンが十分に分泌されていない
・卵巣にホルモンを出すよう命令する脳からの指令が上手く出ていない
・「多嚢胞性卵巣」など体質的な異常で排卵が上手くできない
・高プロラクチン血症

このように無月経になる原因は様々。
最近、忙しかったしストレスが溜まっているから・・・などと甘く考えず、病気が隠れている可能性があることを自覚して。

まずは、生理予定日から1ヶ月経っても生理が来ないようなら、婦人科・産婦人科で診てもらいましょう。

 

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生

初回公開日:2015年4月2日
最終監修日:2021年10月24日

この記事のキュレーター

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