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このまま飲み続けて大丈夫? 低用量ピル服薬中の出血について正しく知ろう!
ピルを飲んでいる間は出血がないはず。そう考えてはいませんか?これは大きな勘違い。低用量ピルを服薬している女性には、大きく分けて2種類の出血が起こり得ます。今回は、この出血は何?どうしたらいいの?という疑問にお答えします!
ピルを飲んでいる最中に起こる「不正出血」とは?
ピルを飲んでいる最中なのにお手洗い後、使用したペーパーに血がついている、ショーツが汚れているといった経験はありませんか?
このようにピルを服薬している期間中に起こる出血を「不正出血」と呼び、ピルによって子宮内のホルモン環境が一時的に不安定になることが原因と考えられています。初めてピルを飲み始めた直後に多くみられる症状で、身体が慣れてくると治まることがほとんどです。ただし、毎月休薬期間をおかないタイプのピルの場合、連続して服薬している2ヶ月目なかばでこの「不正出血」が起きてしまうことがあります。
万一、ピルを飲んでいる最中に出血が起きても驚かず、処方された通りに服薬を続けましょう。自分の判断でピルをやめてしまうのはいけません。
ピルの休薬期間に起こる生理のような「消退出血」とは?
一方、ピルの休薬期間または偽薬(プラセボ錠)服薬期間に起こる、生理のような出血は「消退出血」と呼ばれるもの。生理による出血も消退出血も、どちらも黄体ホルモンが減少し子宮内膜がはがれることにより生じますが、ピルを飲んでいない月に自然に起きる出血を「生理」、ピルなどの薬剤によってコントロールされた状態で起こる出血を「消退出血」と呼んで区別します。
ピルを飲み始める前の「生理」に比べると出血量や痛みが少なく、ピルを続けて何ヶ月か経つうちに更に減少、なかには出血そのものがなくなる人もいます。
休薬期間の2、3日目に起きることが多いので、休薬期間に入ったらナプキンを用意しておくとよいでしょう。
出血があった日は「ピル(OC/LEP)モード」でかしこく管理
消退出血も不正出血も長期間にわたって出血が続いたり、出血量があまりにも多かったりする場合には、婦人科系器官の疾患が疑われることがあるため、処方された病院に相談してみましょう。その際、出血があった日や量を記録しておき医師に伝えることが大切です。
ルナルナ『ピル(OC/LEP)モード』では、服薬状況だけでなく、出血の記録・管理も行えます。ご自身の出血タイミングの傾向を把握できるとともに、受診時にも正しい情報が伝えられてとっても便利。「今日の服薬・体調を入力する」から記録できるので是非ご活用下さい!
この記事の監修
日本産科婦人科学会専門医 甲賀 かをり先生
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