お腹のガスを抜いてパンパンで辛いお腹をスッキリさせよう
食べ過ぎたわけではないのにお腹が張ってしまうことはありませんか?
考えられる理由はさまざまですが、ガスが溜まっていることが原因の可能性もあります。
女性は生理前にお腹にガスが溜まりやすくなったりします。
ガスを抜いて、パンパンに張った苦しいお腹をラクに、スッキリさせる方法をご紹介します。
ガスが溜まる原因は腸の中の悪玉菌
通常でもお腹の中では腸内細菌がガスを発生させています。
これらは、おならとして排出されたり、血中に取り込まれたり、呼気とともに吐き出されたり、といったさまざまな経路で放出されるもの。
しかし、そのバランスが崩れてしまうと、お腹にガスが溜まってしまうことがあります。
ガスが増える原因は悪玉菌です。便秘になると悪玉菌が増え、ガスを発生させてしまいます。また、食物繊維を過剰に摂取すると、消化が追いつかずに悪玉菌のエサとなって悪循環に。
生活習慣によってもガスが溜まる
ストレスを溜めている人は、悪玉菌が増加しやすくなり、ガスを増やします。
また、暴飲暴食、運動不足、冷え症などもお腹にガスを溜める原因です。
1日中パソコンを使い、机の前から離れない人も要注意。腸を圧迫して動きを悪くするので、ガスが増えやすくなってしまいます。
お腹のガスを抜く方法
お腹に溜まったガスを抜くためには、腸を刺激すること。腸をマッサージして、動きを活性化させましょう
■簡単に対策
あおむけになり、両手を重ね、お腹の右下に当てます。お腹を強めに押しながら、時計回りに大きく円を描くようにもんでいきます。
■ガス抜き体操で対策
あおむけになり、両足を伸ばします。右ひさを両手で抱え、胸に近づけるようにして10秒間キープ。左ひざも同様にします。最後に、両ひざを抱えて、同様に行います。
■冷えを取って対策
女性の場合、冷えによって腸の動きが悪くなり、ガスが溜まりやすくなります。そんな時には、カイロなどでお腹を温めるのも効果的ですよ。
ガスを溜めない方法
ガスを増やさないためには、腸内環境を整えておく必要があります。
適度な運動を取り入れる、不溶性食物繊維を摂りすぎない、便秘の原因となるストレスを解消する、といった対策をしましょう。
体を動かさないと、腸の動きも低下して、ガスが溜まりやすくなります。デスクワークの方は、1時間ごとに机から離れて体を動かすのがオススメです。
また、食事の方法によって空気を吸い込んでしまい、それがガスの原因となっていることも。
ゆっくりとよく噛んで食べるようにすれば、余計な空気を取り込まなくて済みます。満腹感も得られてダイエットにもなるので、食事はゆっくりと、よく噛んで食べるようにしましょう。
我慢をしてしまいがちなガス溜まりですが、お腹のポッコリも張りによる痛みも上手に解消したいですね。
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
初回公開日:2015年4月2日
最終監修日:2021年4月21日
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