【ルナルナ みんなの声】妊娠・出産・育児と働き方についての調査

ルナルナ ファミリー「みんなの声」、今月のテーマは「妊娠・出産・育児と働き方」です。
妊娠・出産後の仕事や、女性の社会進出、あると嬉しい政策などの質問に対し、妊娠希望・妊娠中・育児中の方の答えを比較しつつ、結果をご紹介します。
調査はルナルナ ファミリーをご利用の1,424名にご回答頂きました。ご協力ありがとうございました!
それでは早速、結果を見ていきましょう。

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3ステージ全員の方に対し、妊娠・出産後の働き方について質問しました。

結果として、妊活中、妊娠中は「産前/産後/育児休暇などを取得し、出産前の仕事を続ける」と答えた人が約6割と、高い復職意向を持っていることがわかりました。

「出産前の仕事は辞めて、出産後に正社員で再就職したい」、「出産前の仕事は辞めて、出産後に正社員で再就職したい」を含めると、妊活中、妊娠中の方は実に8割以上もの方が出産後も働くことを望んでいるようです。

それでは、予定通りに出産後に復帰を果たしている方はどれくらいいるのでしょうか。

子育て中の女性に対し、同じ質問にご回答頂いたところ、「出産前の仕事を続けている(続けたい)」は約5割に落ちました。

一方で、「妊娠・出産を機に仕事は止めた」が約3割と増加。出産前の意向をそのまま実現するのは難しいことがわかりました…。

 

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妊活中は「何らかの形で仕事を続けたい」と考えている人が85.9%もいるのに対し、実際に産後仕事に就いている人が70.1%にまで減ってしまっているのはなぜでしょうか。

妊活中・妊娠中・育児中それぞれで聞いた「仕事を辞める・辞めた理由」から、その原因を探ります。

「仕事を辞める・辞めた理由」について、妊活中、妊娠中、育児中とステージが進むにつれ増えた回答は「仕事の内容からして妊娠・出産後は就業が困難なため」。

実際に産んでみると想像以上に制約が多い生活に、就業を断念する方が多いのかもしれません。

ほか、自由回答では「つわりがひどく続けられなかった」という回答も多く見受けられました。

次の質問では反対に、妊娠・出産後も仕事を続ける・続けた理由についてお聞きしました。

 

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妊娠・出産後も仕事を続ける理由について、産前(妊活中・妊娠中)に思う理由と、出産後の実際の理由、ともに「自分の収入がないと経済的に困難なため」がトップ。

また、「社内に産休・育休を取得したり、子育てしながら仕事を続けるケースが多いから」などの回答も多く、職場のモデルケースの有無も大きく影響しているようです。

産前・出産後で違いが見られたのは、「仕事をしていた方が育児のストレスがたまらないと思うから」と「家族や周囲の人が育児をサポートしてくれる環境にあるから」という回答です。

しっかりとサポート体制を組み、育児ストレス解消のために仕事を活用するというワーキングママのたくましさが感じられました。

 

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復帰後の職場の働きやすさについて伺うと、「とても働きやすい」、「どちらかというと働きやすい」を合わせて75.4%が働きやすいと回答しています。

働きやすい職場環境づくりが、女性の仕事復帰には重要なようです。それが実現できる環境が整っている風潮はとても嬉しいですね!

次の質問では、子育てしながら働く悩みについてお聞きしました。

 

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「子育てや家事が手抜きになってしまうことがある」がトップ。

ほか、 「子供と接する時間が少ない」、 「体力、精神的にきつく感じることがある」、「育児と仕事を両立させているため、自分の時間がもてない」(40.1%)と続きました。

また、子供の月齢によって悩みは大きく変わることも注目です。子供が「イヤイヤ期」に突入する2~3歳の頃は、全般的に悩みが増えていることが伺えます。

 

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現在の日本について、3人に1人(34.7%)は「男女平等だと思う」と考えている反面、半数以上(58.7%)は「男女平等だと思わない」と考えていることがわかりました。

特に子育て中の女性は「平等だと思わない」(65.9%)と感じる人が多くなっています。

 

男女平等でないと思う理由について、自由回答でお答え頂きました。

「ニュースで男性の政治家が、女性の政治家が上の地位に就くのを快く思わないと言っていたのを耳にした。」

「会社でも男性の上司に妊娠をなかなか報告しづらいという話も聞くし、妊娠したらいつ辞めるのかまで問われることもあるようなので」

 

「産む性」である女性は妊娠すると一定期間、働けなくなる期間が訪れます。

そんな当たり前のことを当たり前のこととして受け入れる社会になりきれていないことが非常に残念です。

 

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最後の質問では、「自分が日本の首相だったら、少子化対策としてどのようなことをしたいか」についてお聞きしました。

最も多い意見が「保育・託児施設の充実・増設/待機児童をなくす」で、3ステージの女性とも保育施設の充実が少子化対策として効果的であると考えているようです。

なかには、平日休みの保護者のために日曜日や祝日に開園する保育園のリクエストもありました。

次に多かったのが「妊活/不妊治療への助成」、「児童手当・子育て助成金」、「妊娠/出産費用の補助」など家計への経済的支援。

次いで「雇用の安定・景気回復」、「産休/育休制度」などの仕事環境の充実・改善となっています。

妊娠を考えてから子育てまで、不安が少ない社会になることを祈るばかりです。

今月は「妊娠、育児と仕事」について調査を公開しました。来月は番外編を公開予定です!

 

この記事のキュレーター

生理日管理ツールの決定版「ルナルナ」が生理にまつわる悩みから妊活・妊娠・出産・育児までの困った!をサポートする情報をお届けします。


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