おすわりが完成してはいはいへ!人見知りも強まる生後8か月

おすわりが完成した生後8ヶ月頃の赤ちゃん。ずりばいやはいはいで自由に移動できるようになると、より一層好奇心をそそられるようになります。
歯が生え始めたり、夜泣きをするようになったりなど、生後8ヶ月はカラダとココロがいっぱい成長する時期でもあります。

おすわりが安定し、はいはいがスタート

生後8ヶ月頃になると、おすわりがほぼ完成します。

背筋や腹筋が強くなってくると自分でカラダを支えることができるようになるので安定してきます。

おすわりが完成すると、次は自分で移動する手段、“はいはい”をするようになります。

おすわりをしたまま、声が聞こえる方へカラダをひねり、手を床について前へ進もうとしたら、はいはいまであと少しです。

腕の力でカラダを移動する“ずりばい”から、しっかり胴体を持ち上げる“はいはい”に変化していく子も増えてきます。

 

赤ちゃんの好奇心は一層増していく!

ずりばいやはいはいで移動できるようになると、より一層いろいろなものに好奇心をそそられるようになります。

目についたものは手に取ってみたくなり、筋肉が発達してくると、引き出しなどを器用に開けてしまう子も。

本棚の本を引っ張り出してみたり、棚やテーブルの上に置いてあるリモコンやスマートフォンを、手にとっては床に落とすことを楽しんだりします。

赤ちゃんにとってはおもちゃもリモコンもティッシュの箱も、どれも同じように“好奇心をそそられるモノ”。

大事なものや危険なものは、赤ちゃんの手の届かないところへしまうようにしましょう。

 

人見知りや後追いはココロの成長

記憶力が発達するので、人見知りが激しくなる時期でもあります。

毎日一緒にいるママやパパと、時々会うおじいちゃんやおばあちゃん、初めて会う人に対する態度が、少しずつ変わってくるのもこの時期。

初めて会う人に抱っこされたりあやされたりして、大泣きになってしまうこともしばしば。

ママをどこまでもはいはいで追い掛けてくる「後追い」が増えることもあります。

これらはすべてココロの成長の一過程。

この頃になると、パパやママとの信頼関係も深まります。抱っこしてあげたり、笑いかけてあげたり……。いっぱい愛情表現をしてあげましょう。

 

感動の瞬間はもうすぐ!?言葉に近い発声も

 赤ちゃんによっては、言葉に近い声を発するようになります。

「んまんま」や「あううう」などのマザリーズ(母親言葉)はいろいろ。

「まうま」と声を発したら、私がママよと意味を添えてあげることで、言葉を理解する脳が育ちます。

絵本は美しい日本語、きれいな絵もあるので、ママの声での読み聞かせは、言葉の発達を促し、愛着を深めるのに最適です。

 

夜泣きや寝ぐずりは一時的なものと受けとめて

朝起きて夜寝るという、生活のリズムができてくる時期でもあるので、育児中心のママは、上手に休息時間をとるようにしましょう。

見えるものや聞こえる音が増え、喜怒哀楽の感情などが出るこの時期にスタートするのが夜泣きや寝ぐずりです。個人差はありますが、毎晩のこととなると大人がまいってしまいます。

多くの赤ちゃんは1歳を過ぎる頃には落ち着くといいます。これも赤ちゃんの成長と考え、夜中は夫婦で交替して赤ちゃんをあやすなどの工夫が必要になります。

 

この頃の離乳食は、12回程度。食べる量も増えてくる時期です。

それでもまだまだおっぱいやミルクからの栄養が必要なとき。赤ちゃんが欲しがるようなら、たっぷりと飲ませてあげましょう。

 

毎日何か1つ、できることが増えていく生後8ヶ月の赤ちゃん。家族みんなで、赤ちゃんとの暮らしを楽しめるといいですね!

 

★今回のポイント★

・おすわりが安定し、はいはいも始まる頃

・ココロの成長の過程で、人見知りや後追いが増える

・夜泣きや寝ぐずりが始まる子も

 

 

この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生

初回公開日:2017年5月25日
最終監修日:2021年4月19日

 

この記事のキュレーター

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