おすわりができるようになる子も!記憶力もついてくる生後7ヶ月

おすわりができて、自由に寝返りがうてるようになるのが生後7ヶ月頃です。カラダの動きも感情表現もどんどん発達するので、パパやママとのコミュニケーションがとれるようになってきます。
行動範囲が広くなってくるので、危ないものは手の届かないところへ。笑ったり泣いたり、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう!

寝返りも自由自在。「ずりばい」もスタート

横になっている時間はまだまだ長いけれど、あおむけやうつぶせに寝返りを自由にうてるようになる生後7ヶ月の頃。

活発な赤ちゃんは、うつぶせのまま腕の力を使ってずりずりっとカラダを移動できるようになります。

腕の力を使ってカラダを移動する“ずりばい”は、“はいはい”の一歩手前の行動。胴体を持ち上げることはできませんが、カラダをずりずりと引きずりながら前に進んで行きます。

 

おすわり中は注意してみていてあげよう

抱き上げて座らせてあげると、グラグラとして安定はしませんが、少しの時間ならおすわりができるようになる赤ちゃんもいます。

赤ちゃんにとってもさらに視界が広がり、興味津々でいろいろなものに手を出すようになり、活発な子になるとずりばいで移動しようとします。

転がってケガをしないように、おすわりをしている間は目を離さないようにしましょう。

 

よく動き、目が離せなくなる時期

 興味のあるもの、気になるものはなんでも口に入れます。赤ちゃんが行動する範囲には、危ないものを置かないように心がけましょう。

この時期になると、手や指先を器用に使う赤ちゃんも増えてきます。

右手に持ったおもちゃを左手に持ち替えたり、持っているおもちゃを床に置いて雑誌や新聞などをぎゅっと握ったり……。

興味のあるものを手に取って口に入れる行動が、より一層増えてくる時期でもあるので、「危なっかしくて、目が離せない」というママの声も増えてくるかもしれませんね。

 

生後7ヶ月で「記憶」もできるように!

生後7ヶ月くらいになると、少しずつ「記憶」することができるようになります。

この時期(6ヶ月〜9ヶ月)は、音声を聞き分ける能力が発達します。マザリーズ(母親言葉)でいっぱい話しかけてあげてください。

この時期になるとスタートするのが、「人見知り」です。

毎日顔を見ているママやパパ以外の知らない人に会うと泣き出してしまうことも。人見知りは、記憶力がついてきた証拠というわけです。

この人見知りの程度には、個人差があります。

激しい赤ちゃんは、「一泊の出張から帰ってきたパパを見て大泣き」、「一週間ぶりに実家へ行ったら、おじいちゃんおばあちゃんを見て大泣き」なんてことも。

また、ママやパパの顔が見えなくなると、不安そうな顔になり、真剣に探し出す赤ちゃんもいます。泣き出してしまったら、一度抱っこして安心させてあげましょう。

 

離乳食1回から2回に切り替えのタイミング

生後56ヶ月に11回からスタートした離乳食。

スタートから1ヶ月経ったら、そろそろ2回食にしていきましょう。その場合、間を34時間くらいあけて。

できればパパやママも一緒に食事をしてあげると、赤ちゃんも「食事は楽しいこと」と感じるようになります。

与える食材の種類も、少しずつ増やしていきましょう。おっぱいやミルクからだけでなく、食事からも栄養をとれるようにしましょう。

 

1日の生活のリズムができてくる時期でもあります。

寝る時間、起きる時間、食事の時間など、家族みんなで生活のリズムをつくっていくといいかもしれませんね。

家族みんなが少しずつ育児にも慣れ、赤ちゃんのいる生活を楽しめるゆとりも生まれてくるころです。

それでも家族にとっては、まだまだ不安になることもいろいろ。悩みを1人で抱え込まず、子育て中のママ友や先輩ママに相談してみることもおすすめします。

 

★今回のポイント★

・寝返りがじょうずになる

・記憶力が出てくるため人見知りが始まる

・離乳食は12回に

 

 

この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生

初回公開日:2017年5月23日
最終監修日:2021年4月19日

 

この記事のキュレーター

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