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生理不順?それとも妊娠?気になる、妊娠“超”初期症状を知ろう
妊娠を待ち望んでいるとき、生理予定日前のまだ妊娠判定薬が使えない時期は、妊娠しているかどうかが気になってたまらないもの。
生理がまだ来ないけど、妊娠初期症状といわれている症状が出ている……どっちなのかしら?とドキドキしてしまいますよね。
今回は、そんな妊娠“超”初期症状について解説します。
妊娠“超”初期の代表的な3症状とは?
月経前症候群(PMS)との見分けも難しいとされる妊娠“超”初期症状。
妊娠しているとしたら、生理予定日は妊娠4週に入り、カラダの中ではすでに大きな変化が起きています。妊娠がわかった後に「あれが妊娠のサインだったんだ!」と思うことも多いものです。
では具体的にどんな症状が出るのか、代表的な症状を3つ紹介します。
● 眠気
妊娠を経験した女性に話を聞くと「とにかく眠くて仕方がなかった」「何をしていても眠気が襲い、うとうとしてしまいそう」という人がダントツに多いのです。
なかには、眠気に加えてカラダがだるいと感じ、風邪かもしれないと病院を受診して妊娠に気がつく人もいるそうです。
いずれも、妊娠という大きなカラダの変化に対処するため、カラダが休養を求めているのかもしれません。無理をせずにゆったりと過ごしましょう。
● 乳首のかゆみ、痛み
乳首が敏感になったり、かゆみや痛みを感じたりする人も多いようです。なかには、胸が張って痛いと感じる人もいます。
そんなときには、ゆったりした服を着るといいでしょう。また、バストのサイズアップに気がつく人もいます。
妊娠していれば下着はマタニティ用が便利で快適に過ごせます。でも、買い換えるのは妊娠が確実になってからでもいいでしょう。
● 味覚の変化
よく「妊娠すると酸っぱいものが食べたくなる」と言いますが、酸味のあるものに限らず、今まで好きだったものが口に合わなくなったり、好きでなかったジャンクフードが無性に食べたくなったりという人も多いようです。
不思議なことに、お酒やコーヒー、タバコなど、妊娠中にNGと言われている嗜好品を受け付けなくなったという人も。
お腹の赤ちゃんが「ママ、ここにいるよ!」とシグナルを出しているみたいですね。
このような妊娠“超”初期症状だけで、妊娠していると決めつけるのはよくありません。必ず、妊娠検査薬を使用して確かめましょう。
生理予定日を1週間ほど過ぎたら、市販の妊娠検査薬を試すタイミングです。近年の検査薬は性能がいいので、陽性が出たらまず妊娠していると考えていいでしょう。
出血など特に心配な症状がなければ、婦人科・産婦人科を受診するのは少し待ちましょう。さらに1週間ほどたてば、超音波検査で赤ちゃんの姿が確認できるかもしれません。
結果は陰性……生理不順の原因は?
生理予定日を1週間過ぎ、妊娠検査薬を試したところ残念ながら陰性だったという場合は生理不順です。
女性のカラダはとてもデリケートなものです。ストレスや体調不良で排卵がずれ、それによって生理周期もすぐに乱れてしまいます。
とくに妊活中は、ストレスも溜まりやすい状態にある人が多いので、適度な運動などでストレスを上手に発散させてみては?
生理が遅れることはよくあることなのですが、なにか気になることがある場合には婦人科・産婦人科で診察を受けるようにしましょう。隠れた病気や不調の早期発見につながりますし、それで何もなければ安心して妊活を続けられます。
基礎体温の測定を習慣に
基礎体温を測っていれば、生理不順と妊娠“超”初期症状の違いも、だいたいの見分けをつけることができます。
また、基礎体温を測ることで、きちんと排卵をしているかどうかや月経の周期を把握することができますし、妊活中であれば妊娠しやすい日もわかりやすくなるというメリットがあります。
妊娠初期は、カラダに大きな変化が起こり、今まで体感したことのないような症状などが起こり始める時期です。
生理不順だと決めつけてしまうのも、妊娠しているとぬか喜びしてしまうのもよくありません。
普段からしっかりと基礎体温を測り、自分の体調を管理して、妊娠しやすいカラダづくりを心がけていきましょう。
★今回のポイント★
・代表的な妊娠“超”初期症状は、眠気・乳首の痛み・味覚の変化の3つ
・妊娠検査薬が陰性ならば、生理不順
・基礎体温の測定と体調管理で妊娠しやすいカラダを目指そう
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
初回公開日:2017年4月27日
最終監修日:2021年7月24日
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