妊活中の仕事…続けるべき?やめるべき?

妊活中、仕事をしていると、仕事や人間関係のストレス、外出の機会が増えることなど、何かと妊活の妨げになることも出てきます。しかし、仕事をやめることは金銭面や、キャリアプランの面からも、簡単に決められることではありませんよね。

そこで、今回は妊活中の仕事について、ちょっと考えてみましょう。

仕事は妊活の妨げになる?

妊活中、仕事を続けるのがどうしてもつらいと感じる状況が訪れることもあるようです。

仕事は、どのように妊活の妨げになるのでしょうか。

●仕事によるストレスで生理不順などになる

妊活で欠かせないのが、ホルモンバランスを整えること。

生理がきちんと来なければ、当然、妊娠することが難しくなります。現代人の忙しい生活では、このホルモンバランスに影響しかねない場面が多くあります。

例えば、食事のリズムや睡眠時間が不規則になったり、外食や軽食で栄養バランスが崩れてしまったりすることはホルモンバランスが乱れる一因となります。そのほか、運動不足になったり、ストレスが多くかかったりすることも同様です。

女性のカラダはとても繊細にできているため、ちょっとしたストレスや生活習慣の乱れ、睡眠不足であったとしても、脳や神経に負荷がかかってしまい、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。

ホルモンバランスの乱れは、生理不順をもたらします。生理が規則的に来ない、生理の量が多かったり少なかったりする、生理が3カ月以上来ないなどの症状があれば、それはホルモンバランスの乱れを示すサインです。

仕事そのものが、これらの要因になっているケースも多く見られます。

●不妊治療を行う場合に通院回数が増える

赤ちゃんが欲しくなって産婦人科を受診し、検査で妊娠しづらい原因が見つかった場合は、不妊治療を行います。

排卵誘発剤を注射するなど、定期的に受診するようになると、不妊治療に専念したい気持ちになってくるものです。その際、フルタイムで働くのが時間的に難しくなることもあるようです。

●肉体労働を伴う場合、無理が生じることも

時間だけでなく、肉体的にも無理のある働き方をすれば、ホルモンバランスのみならず、心身ともに支障が出て来てしまいます。そういった場合は、働き方自体を再度検討する必要があります。

妊活中に仕事をやめるメリット・デメリット

では、妊活中に仕事をやめる場合には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

●妊活中に仕事をやめるメリット

妊活中に仕事によって心身に及ぶ影響のことを考えると、仕事をやめることのメリットが見えてきます。

仕事をしている時に生活習慣の乱れが大きく、睡眠不足になったり、食事のタイミングや量が不規則であったりした人は、その改善が期待できます。妊娠しやすいカラダにするために、生活のリズムを自分のペースで守ることができるようになるので、気分的に楽になる人も多いことでしょう。

また、時間に余裕が生まれることで、趣味にも適度に打ち込むことができるようになるため、たまったストレスも解消しやすくなるはずです。

もちろん、通院治療も支障なく受けることができます。

●妊活中に仕事をやめるデメリット

しかし、妊活中に仕事をやめることには、デメリットもあります。

まず考えられるのは、仕事に生きがいを感じている女性の場合、キャリアがそこでいったんストップしてしまうことです。市場や経済は日々変化しており、それに伴ってビジネスも変容していきます。そのような戦場から一歩退いてしまうだけで、遅れを取り戻すのが難しくなってしまいます。再就職は決して不可能ではありませんが、特に正規社員としてのカムバックが容易でないことは確かです。

また、仕事に生きがいを感じていた女性が急に仕事をやめると、家にこもりっきりで家事をするという生活に、なかなか慣れることができない場合があります。

旦那さんに対して、収入の面で引け目を感じてしまうこともあるかもしれません。

もし、仕事をやめずに妊娠した場合、出産手当金や育児休業給付金を受給することができます。しかし、やめてしまえば当然もらえませんので、これもデメリットのひとつです。

妊活と仕事について、夫婦で話し合っておこう

そんな妊活と仕事のはざまで悩んでいるあなた。

仕事をやめることは、非常に大きな決断です。一人で悩まず、旦那さんと一度しっかりと話し合っておくのをおすすめします。

●妊娠に必要なカラダとココロについて

妊娠するには、カラダを整える必要があります。女性のカラダはとても繊細にできているため、何らかの無理が生じると、妊娠しにくくなることがあるのです。

特にホルモンバランスのことを、男性が詳しく知っているケースはまれです。一度、仕事についての話し合いの前に、妊活中にはどんな風に過ごすべきなのかを、二人でよく理解し合っておき、共通の認識を持っておく必要があるでしょう。

●仕事との両立について

妊娠すれば、仕事をいつまで続けるのか、産休・育休を取得して復帰するのかといった仕事の調整が必ず必要になってきます。

そのことも踏まえて、今から妊活に集中するのか、それとも妊娠するまで仕事は続ける約束をするのかなど、夫婦が最も納得のいく答えを探すことがポイントです。

妊活中に仕事をすることは、人によって良い影響、悪い影響どちらになるかはわかりません。

妊活は絶対に成功させたいものですが、仕事をやめることのデメリットもあります。この辺りをよく夫婦できちんと話し合って考え、最善の答えを見つけ出しましょう。

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この記事のキュレーター

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