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かわいさも大変さも2倍に!赤ちゃんがずりばいを始めるのはいつから?
赤ちゃんにとって、はじめての自力移動となる「ずりばい」。赤ちゃんがずりばいを始めたら、ママはますます大変に。お部屋のレイアウトの見直しやお掃除、赤ちゃんのお洋服に気を配りながら、自由にずりばいができる環境作りをしてあげましょう。
赤ちゃんが寝返りやおすわりを覚えたら、いよいよ次のステージへ。赤ちゃんにとって初めての自力移動となる「ずりばい」です。 あっという間に過ぎてしまう成長の一段階だからこそ、この時期を大切に過ごしましょう。
ずりばい、いつからするの?
ずりばいとは、はいはいができるようになる手前の状態。
赤ちゃんがうつぶせでおなかを床につけたまま手や足で移動することです。
個人差はありますが、目安は7~8ヵ月頃から。
一生懸命前に進もうとする姿がとっても愛おしいずりばいは、赤ちゃんによってやり方もさまざまです。
ほふく前進のように左右交互に腕を使って前に進む子もいれば、ペタンと同時に左右の手を前に出し、お腹ですべるように前進する子もいます。
また、期間もそれぞれで、すぐにはいはいに移行してしまう子もいればずりばいをまったくしない子もいます。
ずりばいをはじめたら、ママは何をすればいいの?
動き始めた赤ちゃんには、視界に入るもの、手の届くものすべてが好奇心の対象となります。
赤ちゃんがずりばいをはじめる前に、家の中のレイアウト、危険な場所やものがないかを見直すようにしましょう。
毎日のお掃除で意外と見落としがちな部屋の隅やドアの隙間、サッシの汚れやホコリにも注意してあげてくださいね。
コンセントの穴も市販のキャップやテープなどでふさいでおくようにしましょう。赤ちゃんが自由にずりばいができる環境を作ってあげることが大切です。
また、センターにボタンのついたベビー服や上下セパレートのものは、床とこすれてしまったり、めくれて脱げてしまうため、この時期の赤ちゃんには不向き。 ロンパースやカバーオールがおすすめです。
たくさん遊んで、どんどんずりばいをさせよう
ずりばいができようになると、親子での遊びの幅もぐっと広がります。
「こっちだよ」「おいで」などと声をかけると、一生懸命大好きなママのところまでやってくるようになります。
そうしたかけ声はもちろん、お気に入りのおもちゃを少し離れた場所に置いたり、ボールを転がしたりと好奇心を刺激して、どんどんずりばいをさせましょう。
はいはいへとステップアップするためのトレーニングになります。
ずりばいが上手にできたら「がんばったね」「上手だね」などと声をかけてあげてください。
うちの子は大丈夫? 心配になったときは…
個人差の大きいずりばいですが、分かっていても心配になってしまうのが親心。
我が子のずりばいに悩んだときは、まず支援センターやキッズルームに出かけてみましょう。
ほかの赤ちゃんやママに触れ合うことで個人差や個性を体感できます。また、先輩ママが体験談やアドバイスをくれることもあります。
「ほとんどずりばいをしなかった」「ずっとずりばいのまま、はいはいをせずに立った」というのも意外とよく聞く話ですし、先輩ママの体験談や励ましは新米ママにとって大きな安心材料になるでしょう。
ずりばいしている時期は、あっという間!
赤ちゃんにとって自力移動の第一歩であり、ママにとっては大変な時期のスタートでもあるずりばい。
日に日に活動範囲が広がっていくことに驚きと喜びを感じながら、ママもおおらかな気持ちでつき合いましょう。
ほとんどの赤ちゃんは、一度はいはいを覚えてしまうとずりばいをやめてしまいます。
わずかな期間だけの成長の第一歩であるずりばい姿を、ぜひ写真やムービーでたくさん記録しておいてくださいね。 あっという間に懐かしく振り返る日がやってきます。
この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生
初回公開日:2016年12月20日
最終監修日:2021年4月19日
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