【妊娠16週目】ママのお腹と赤ちゃんの状態は?性別がわかるのはいつ?

妊娠16週目から安定期に入り、気分もかなり落ち着いてくるころです。胎動に気がつく人もいるでしょう。赤ちゃんはどんな様子なのでしょうか? 安定期に入ったのを機会にやっておくべきことはあるでしょうか? 妊娠16週目のママと赤ちゃんについて、くわしく見てみましょう。

妊娠16週に入ると、いよいよ「妊娠5ヶ月」に。安定期と呼ばれる時期に入り、カラダの調子や気分もかなり落ち着いてくるころです。 胎動に気がつく人もいるでしょう。赤ちゃんはどんな様子なのでしょうか? 安定期に入ったのを機会にやっておくべきことはあるでしょうか? 妊娠16週目のママと赤ちゃんについて、くわしく見てみましょう。
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妊娠16週のママの状態

baby_16 妊娠16週になると、子宮もだいぶ大きくなってきて、お腹のふくらみも目立ってくるでしょう。
お腹だけでなく、乳房やおしりも大きくなり、カラダ全体がふっくらとした印象になってきます。
サイズが大きめの服で間に合わせていた人も、お腹が大きくなってきたらマタニティーウエアを利用しましょう。
日頃からおしゃれに気を使う人も、普通の服ではラインが崩れてしまって、かえってだらしなく見えることも。思い切ってマタニティーウエアから好みのものを探しましょう。

妊娠中期は、ウエスト周りがお腹に合わせてこまめに調節できるタイプがおすすめです。下着も、さまざまなタイプのマタニティーインナーが手に入ります。
腰痛と冷え対策に、妊婦帯と呼ばれる腹帯やガードルを利用するのもよいでしょう。

体重の増えすぎには注意

体重が増えてきますが、増え方にも注意を払う必要があります。体重が増えすぎると、腰や背中の痛みを起こしやすく、日常の動作が大変になります。
妊娠線も出やすくなり、出産後にもとの体形に戻すのも容易ではなくなるかもしれません。ただ、体重が増えすぎかも……と思っても、極端なダイエットすることは避けてください。

まず、食事やおやつの内容を見直してみましょう。1日の間にどんなものを食べたのか食事記録をつけると、カロリーや栄養のバランスがチェックできます。
あわせて、体重の記録もつけておくのもいいですね。記録をつけるだけで食べすぎの予防になる人もいますので、おすすめです。
食事内容をチェックするときは、以下のポイントについても考えてみましょう。

●塩分
塩分摂取量は7.5g以下が目安とされていますので、塩分をとりすぎていないか気をつけましょう。だしやレモン、酢などを活用して味に変化をつけるとよいでしょう。

●お菓子
甘いお菓子やスナック菓子をよく食べる人は、お菓子の代わりになるものを探してみましょう。
バナナやりんごなどのフルーツ、ブロッコリーやにんじん、枝豆、プチトマトなどの野菜、ナッツ、チーズ、ヨーグルトなどはいかがですか?
食べすぎ防止には、これらのものを、小さく切ったり小さい器にとったりして食べる工夫が必要です。
安定期に入ると流産の可能性も低くなりますので、定期的なエクササイズも取り入れるとよいでしょう。 マタニティーエクササイズには、ウォーキングのほか、ヨガ、ピラティス、ベリーダンスなどいろいろなものがあります。無理をしない範囲で楽しみましょう。

肌がつやつやに

妊娠中は血液量が増え、それにつれて血流量も増えるため顔色がよくなります。
また、ホルモンレベルの変化によって皮脂腺の働きが活発になり、英語で「妊婦の輝き」と表現されるように、肌もつやつやと輝いているようになる人もいるようです。
皮脂が多すぎてニキビができる人は、オイルフリーの洗顔料で洗うとよいでしょう。

妊娠16週の赤ちゃんの状態

赤ちゃんは、次の数週間にぐんと成長するための準備を始めています。また、この頃になると、超音波検査で性別の区別がつくようになることもあります。
ただし、性別が確認しやすいのはもっと後の週で、妊娠24週目前後だといわれています。

赤ちゃんの大きさ

妊娠16週の終わりには、赤ちゃんの大きさは約13.5センチ、70~100グラムくらいになります。

●頭、目、耳
頭がもっと起きてくるでしょう。目や耳の位置も最終的な位置に収まりつつあり、人間らしい顔になってきます。

●手足
がさらに発達します。神経系も発達を続けており、赤ちゃんは手足を曲げることができるようになります。両手を合わせることもできるようになります。

●内臓
尿路系や循環系などの複雑な器官系も機能しはじめます。

●胎毛
全身が産毛でおおわれはじめます。

顔に表情があらわれる

赤ちゃんの脳が発達するにつれ、顔の表情筋が働くようになります。顔をしかめたり、目を細めたり、眉をひそめたりと、さまざまな表情を見せてくれるかもしれません。

妊娠16週にやっておきたいこと・気をつけたいこと

●シムスの体位を試してみよう
お腹が大きくなってくると、寝るのもつらくなってくることが多くあります。仰向けやうつぶせ寝ではなく、横向きに寝るようにしましょう。枕を重ねると楽かもしれません。
ひざの間に枕をはさむと楽に感じる人も多いようです。また、妊婦用抱き枕もさまざまなものがありますので、寝るのがつらい人は試してみるのもよいでしょう。
また、横向きになる姿勢のなかでも、シムスの体位と呼ばれている姿勢があります。 これは、19世紀に英国の産婦人科医が提唱した方法だそうで、シムスの体位は血液の循環がよくなるといわれています。 妊娠中期以降のママにおすすめの姿勢ですので、ぜひ試してみてください。

・左側を下に横向きになり、お腹に負担がかからないくらいにうつぶせ気味になります。(右側を下にすると、大動脈やリンパ管が圧迫されるのでよくないようです。)

・左の手と足は後ろに曲げるようにし、右の手と足は前に曲げるようにします。

リラックスできる体勢を見つけて、快適な睡眠を目指しましょう。

歯や歯茎にも気を配ろう

妊娠中は、妊娠性歯周炎や歯肉炎になりやすいといわれています。
つわりがあるときには歯の手入れがおろそかになりがちだった人も、体調が落ち着いてきたところで歯や歯茎についてのケアを見直しましょう。
お住まいの地方自治体によっては、妊婦歯科健康診査を無料で受けられるところもあります。

また、歯や歯茎に問題がある場合には、安定期に入った今ごろならば歯科治療が可能かもしれませんので、歯科医に相談してみましょう。

出産する病院を決めよう

現在かかっている病院で出産するつもりの人もいるでしょうし、里帰り出産を考えている人もいるでしょう。どこの病院で出産するのかについて、そろそろ家族とよく相談して決める時期です。
分娩予約をとったり、紹介状などの書類を整えたりする必要があるため、早めに病院を決めておくことをおすすめします。病院を決めたら、早めに連絡を入れることを忘れずに。

安産祈願のお参りに行ってみよう

安産祈願は、妊娠5ヶ月目の最初の「戌(いぬ)の日」にお参りに行くとよいとされています。妊娠5ヶ月は妊娠16週目からになります。
戌の日にお参りするのは、お産の軽い犬にあやかってのことですが、安産祈願はいつでもできるようです。ご祈祷を毎日受け付けている安産祈願の神社も少なくないようです。

体調が安定してきたら、気分転換もかねて、安産祈願のお参りに行くのもよいでしょう。

まとめ

妊娠16週目から安定期に入ります。安定期に入ったところで、体重の増え方の様子や、歯や歯茎の健康にも気を配りましょう。
赤ちゃんは、ますます活発に動くようになります。早い人では胎動がわかる人もいるでしょう。まだ胎動がわからなくても、心配する必要はありません。
胎動は、妊娠16~18週目くらいにわかるようになるといわれていますが、妊娠20週目あたりで感じるようになったという人もいますので、あせらないで楽しみにしていましょう。

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<監修> 日本周産期新生児医学会 新生児蘇生法 Aコースインストラクター
日本産婦人科学会 専門医
札幌医科大学産婦人科 高田さくら

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この記事のキュレーター

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