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【妊娠10週目】つわりから解放されはじめる時期。赤ちゃんもどんどん成長!
つわりからの解放とともに、日常生活も少しずつ楽に過ごせるようになってくる妊娠10週目。これからさらにお腹が大きくなると、身動きが取りづらくなり、ママのカラダへの負担が増えてきます。
この時期は体調のよいときを見計らって、マタニティーウエアを用意したり、ベビー用品を買いに出かけたり、アクティブに行動を起こしやすい時期です。もちろん無理は禁物ですが、バランスのよい食事と適度な運動を心がけて、マタニティーライフを楽しめるよう心がけてみましょう。お腹の赤ちゃんのためにも、ママが元気なのが一番です!
妊娠10週目に入ると、つわりのピークを超えてだいぶ楽になり、ある日突然「あれ?つわりが消えた?」と驚くママも出てきます。 食欲も出てきて、そろそろ体重管理に気をつけはじめたいのがこの頃。お腹の中でぐんぐん成長する赤ちゃんにしっかり栄養を送ってあげながら、ママのカラダのケアも忘れないようにしていきましょう。
妊娠10週のママの状態
妊娠10週目に入ったママは、外から見てもお腹がなんとなくふっくら見えはじめる人も出てきます。 見た目が変わらない人も、下腹部に手を当ててみると今まで感じなかった丸みを自覚できるかもしれません。 お腹の出かたは人それぞれなので、同じ時期の他のママと比較して心配することはありません。
つわりからの解放のきざし
この時期になると、今までひどかったつわりが終わりのきざしを見せはじめる人も出てきます。 体調も少しずつよくなり、これまで我慢できなかったニオイが大丈夫になったり、食生活も元に戻ってきたりと、マタニティーライフを楽しむ余裕も生まれてくるのではないでしょうか。 もちろん、まだまだつわりが収まらないという人もいます。そんな人は、無理せずに食べられるものを探し、少しずつでも毎日しっかりと栄養を摂るように心がけましょう。
腰痛がひどくなるケースも
この時期の子宮は、握りこぶしをひと回り大きくした感じ。骨盤にも影響が出て、腰痛がひどくなる人もいるようです。 腰痛が悪化すると、日常生活はもちろん、歩いたり寝たりするのにも支障が出ることがあります。 寝るときは横向きになって腰への負担を減らすよう心がけたり、抱き枕を使ったりといろいろな方法にチャレンジしてみましょう。 また、歩くときに腰に負担がかからない靴を選んだり、家事をするときに長時間前かがみにならないよう適度に休憩を入れたりと、腰に無理に負担をかけないようにしたいものです。 ここできちんと腰痛をケアしておかないと、今後さらにお腹が大きくなったときに「あの時対策をしていれば……」と後悔してしまうかもしれません。気になったらすぐに対策を始めることで、悪化を防ぎましょう。
妊娠10週の赤ちゃんの状態
妊娠10週目の赤ちゃんは、頭殿長(CRL)が3〜5センチ程度にまで成長します。頭や手足がはっきりしてきて3頭身に近づき、エコーでもはっきりとヒトの形に見えるようになってきます。 この時期のエコーはパパにも同席してもらえると、2人で一緒に感動を分かち合えるきっかけになりそうです。
男の子かな? 女の子かな?
この時期になると、男の子には「睾丸」、女の子には「膣」が形成されてきます。 残念ながらエコーで性別を判断するのはまだ難しいですが、お腹の赤ちゃんは定まった性別に向かって一生懸命成長を続けています。 ママもパパも、「男の子かな? 女の子かな?」というドキドキを思う存分楽しみましょう。
力強い心臓の音に感動
この時期になると、赤ちゃんの心臓の形成はほぼ完了です。1分間の心拍数はなんと170回程度。ドップラー聴診器を当てると、なんとも頼もしい力強い心臓の音を聞くことができます。 「家でも赤ちゃんの心音を聞きたい」「家族にも聞かせてあげたい」という場合は、家庭用のドップラー聴診器を購入してみるのもよいかもしれません。 購入の際は、何ヶ月頃から使用可能なものかチェックしましょう。
手足の動きがよりハッキリ!
妊娠10週目になると、赤ちゃんの神経もだいぶ発達してきます。カラダの大部分に神経が通ることで、手足をよりしっかり動かせるようになります。 ただ、この時期はまだ胎動は感じられず、ハッキリとした胎動を感じるようになるのはもう少し先なのが一般的です。
妊娠10週にやっておきたいこと・気をつけたいこと
妊娠10週目になると、つわりが楽になりはじめて食欲が戻ってくる人も出てきます。 今までなかなか食べられなかった分を取り戻そうと、ついついいろいろなものを食べたくなってしまいますが、食べすぎには注意が必要。 まだまだ長いマタニティーライフを考えて、体重管理にも気を配っておきましょう。 また、体内の血液が増えてくる時期なので、血行が悪くならないよう、むくみのケアも大切です。
塩分のとり過ぎに注意し、適量の水分をしっかりとり続けるよう心がけましょう。
むくみに注意!
お腹の赤ちゃんが成長するにつれ、ママのカラダの中の血液量が増えはじめます。 今まで気にならなかったのに、急に血管が浮き出て目立つようになることがありますが、これは血液量の増加が原因となっていることが多いです。 ここで気をつけておきたいのが、カラダを締め付ける服を着て血液の循環を悪化させてしまうこと。血行が悪くなると、冷え性やむくみといった症状につながります。 足がむくんでしまうと、ちょっとしたことでも疲れがたまりやすくなり、日常生活も大変になってしまいます。
血液は、赤ちゃんへ栄養を送る大切な役割を担っています。 循環が悪くなると、母体だけでなく赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性もあるので、水分をしっかりとりながら、カラダを冷やさずに適度な休息をとるようにしましょう。
つわりの終わりと食欲増加
つわりが楽になると、「あれも食べたい」「これも食べたい」と、ついつい食欲が増加して食べる楽しみを満喫したくなってしまうかもしれません。 でも覚えておきたいのは、この時期の妊婦さんはあまり体重の増加はないほうがよいということ。一般的に、体重増加が本格的に始まるのは妊娠4〜5ヶ月といわれており、妊娠初期は2kg以内に抑えておきたいものです。 自分が口にした食べ物の栄養が、へその緒を通してお腹の赤ちゃんの栄養になっているということを忘れずに、バランスのとれた食生活を心がけましょう。 野菜やフルーツをたくさん食べ、タンパク質やカルシウムなど、赤ちゃんの骨や筋肉を作るために大切な栄養素を重点的に、毎日の献立を考えてあげましょう。
マタニティーウエアの準備
お腹が大きくなると、今まで着ていた洋服ではどうしても窮屈に感じるようになってしまいがちです。 カラダを締め付ける服装はママにも赤ちゃんにもよくないので、お腹が出はじめる頃に合わせてマタニティーウエアを導入してみましょう。 もちろん、すべての洋服をマタニティーウエアに変える必要はありません。 自分が持っている洋服を見ながら、マタニティー用のワンピースを数枚購入したり、ウエストがゴムになっているマタニティーパンツを数枚用意するなど、残りの妊婦生活で使い回せそうなマタニティーウエアを揃えていきましょう。
まとめ
つわりからの解放とともに、日常生活も少しずつ楽に過ごせるようになってくる妊娠10週目。これからさらにお腹が大きくなると、身動きが取りづらくなり、ママのカラダへの負担が増えてきます。 この時期は体調のよいときを見計らって、マタニティーウエアを用意したり、ベビー用品を買いに出かけたり、アクティブに行動を起こしやすい時期です。 もちろん無理は禁物ですが、バランスのよい食事と適度な運動を心がけて、マタニティーライフを楽しめるよう心がけてみましょう。お腹の赤ちゃんのためにも、ママが元気なのが一番です! ⇒妊娠11週目、少しずつお腹のふくらみが! <監修> 日本周産期新生児医学会 新生児蘇生法 Aコースインストラクター 日本産婦人科学会 専門医 札幌医科大学産婦人科 高田さくら
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