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妹の妊娠、ときどき私。~2話 妊娠発覚からの…即入院!?~
ルナルナ編集部の「まるたぬ」が妹の結婚・妊娠・出産について語ります。
連載2回目は、妹の結婚が決まった数日後に妊娠発覚!
生理が来ない…。
もしかして!?と思って妊娠検査薬を使ったら、陽性!
私と妹で「入籍も結婚式もまだだし、これからどうしよう。海外がいいかなー」と話していた矢先の、妹の妊娠発覚でした。
今や、日本の女性の4人に1人は入籍前の妊娠(いわゆる授かり婚)という時代。
ちょっと驚いたものの、ママになる妹を想像して嬉しくなりました。
妊娠発覚の時点で、7週目の妹。
赤ちゃんの心拍が未確認の妊娠初期から「つわり」がひどく、旦那さんのご両親への挨拶の予定もキャンセルせざるを得ない状況が続いていました。
何も胃がうけつけず、「久しぶりにお肉を1枚だけ食べられた!」と妹から報告があった時にも「つらいんだなー、大丈夫かなー、まぁそれにしても妊娠めでたいなー」と喜びが抜けない私はなんて楽天的だったのでしょう。
それから数日後。
婚姻届けの証人欄名入れのため、妹への訪問を予定していた日のこと。
妹から「午前中は病院で検査するから、午後会おうね~」と会話した数時間後には
「ごめん、入院になった。会うの延期できる?」との連絡が…
聞いてみれば妊娠悪阻(にんしんおそ)という状態。
当時、妊娠について勉強中だった私はこの言葉を知りませんでした。
☆妊娠悪阻(にんしんおそ):
いわゆる悪阻(つわり)が悪化した状態。
入院するときはこの病名になり、つわりとは区別される。
全妊婦のうち入院が必要な人は、1%ほどの割合だそう。
1日に何度も嘔吐する、水が飲めない、急激な体重減少等いろいろな症状が現れる。
尿中にケトン体(ブドウ糖栄養が不足していて、代わりに脂肪酸でエネルギーを作ったときにできるもの)が基準値以上あると陽性と判断される。
検査の結果、妹はケトン陽性3+。
一番重い状態だったようで、脱水症状が激しく、病院の先生から「血管がぺちゃんこだね」と言われたそうです。
そのため、即入院になってしまったとのことでした。
翌日、妹のお見舞いに行ってびっくり!
げっそりと痩せ、点滴を刺しながらよたよたと歩く妹。
1階と2階を往復するだけで息がきれ、椅子に座るのもつらそうでした…。
多い時には、1日に7回も嘔吐を繰り返していたようです。
栄養補給は点滴に頼っている状態で、妹の体重はつわりが始まってから4kgも落ちていました。
今まで、さぞ辛かったことだと思います。
さらに追い討ちのように、ケトンが陰性になるまで2週間半の入院生活で12.5万円の出費!
あいたたた…。
退院後も、妹は体調が良くなったり悪くなったりの繰り返し。
度々、吐き気や出血のために自宅安静を余儀なくされたりもしていましたが、理解のある会社に勤めていたおかげで休みをもらいながら働き続けることができたとのことです。
そのうち徐々に体調も戻り、無事につわりの時期を越すことができた妹でした。
次回は「妹の妊娠、ときどき私。~3話 どこで出産?引越しはどうする?~」です。
※このコラムを執筆中、「分娩室に入った!」と母からの電話が入りました。
その連絡から1.5時間後、また母から「産まれたって!!」との連絡が。
妹、お疲れちゃん!
初めまして甥っ子ちゃん!!
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