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【後編】新社会人な女子の皆さんへ捧げる。働くってコト
ルナルナ編集長から新社会人へ向けたメッセージです。Photo by :Waag Society
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誰かの役に立つというコト
当たり前のことですが、仕事ってそんなに甘くないのです。
学生時代の勉強は、ちゃんと勉強すればそこそこ身につき、成果も出ます。
社会では、同級生がライバルではありません。
ベテランの人も新人も、その仕事が得意な人、その仕事が大好きな人、色んな人と一緒に働いたり、競争したり、助けて貰ったりします。
そういう中で「自分の価値」を認めてもらって初めて、対価であるお給料や代金を頂くことができるのです。
例えば私たちが黒いネコの宅急便に数百円を払うのは、受けとる荷物ではなく、「荷物を欲しい日時にあわせて届けてくれる」という価値を提供してくれることに対してですよね。
自分で電車に乗ってお店まで買いにいくより速くて便利で、浮いた時間で他のことが出来て、そんな便利さを提供してくれる黒いネコに、数百円の対価を払って配送をお願いしています。
あの頃を振り返ってみると・・・
私の社会人1年目、いや2年間はこの考え方が完全に欠如していました。
人並みのお給料をもらいながら、誰の役にも立っていなかったのです。
世の中に何の価値も残していなかったのです。
もっと酷いことには、役に立とう・価値を出そうという気持ちさえなかったのです。
私が居ても居なくても会社は無くならないし、25日になればお給料も振り込まれる、そんな風にさえ思っていました。
今思うと、とっても恥ずかしくてこんな過去はみじん切りにしてブレンダーで跡形もなく滑らかなスムージーにして飲んでしまいたいくらいです。
当時の上司や先輩方、本当にごめんなさい。
「自信」が与えてくれたもの
転職活動で今の会社に入ったとき、「私には何も無い」ということを痛感しました。
だからこそ、誰かに求められる人になりたくて、やったことのない仕事もちょっと難しい仕事も、必ず自分の成長につながると思い何でもやってきました。
ひとつ出来ることが増えると、喜んでくれる上司や同僚がいて、「お願い!」と私を頼ってくれる人が居るのです。
私、役に立ってる!
苦しいこともたくさんありましたが、その先に待っていたのはお金でも地位でもなく「自信」でした。
社会に出てすっかり失ってしまった自信を、数年ぶりに取り戻すことができたのです。
自分に自信を持てたことで、私はより積極的になり、働くことや生きることを楽しみ、そして人に優しくなれたと思います。
人生をより良いものにするかどうかは自分次第だし、私にはそれが出来ると、そう思えるようになりました。
最後に・・・
この春、社会に出て働き始めた女子の皆さん。
自分にはどんな価値を創ることができるか、どんな価値創りなら本気で頑張れるか、どんな価値を創れたら嬉しいって思えるか、ちょっとだけ、考えてみてもらえたら、きっとしんどい時も頑張れるし、上手くいったときにすごくハッピーだと思います。
もちろん、仕事だけが自分の価値を創る場所ではないので、それが家庭であっても人間関係であっても、同じだと思います。
誰かに求められる自分になること・なろうとすることは、きっとあなたに大きな自信と幸福をもたらしてくれます。
どんな場所でも、どんな人でも、女性が自分に誇りを持って輝けることを願っています。
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