昔はもうちょっとピンクだったような…

気になってもなかなか友達や家族に相談できないのが、乳首や小陰唇部分が黒くなること。 小さいころは、もう少し黒ずみがなく、ピンク色だったような…

これって何かおかしいの？自分は他の人より黒ずみが目立つ気がする！ そんな悩みに人知れず悩んでしまっていませんか？

「黒くなってきたかも」という実感があるのは、実は大人になれば当たり前、理由があるのです！

乳首の色が濃くなるワケ

小さいころは、もう少しピンク色の乳首だったのに、なんだか年齢を重ねて乳首の色が濃くなってきた… ピンクの乳首のほうがキレイな気がするし、なんだか嫌だなぁと悩んでしまいますよね。

でも、実は乳首の色が濃くなってくるのには理由があるのです！！ 乳首が黒くなるのには、シミなどの原因として知られているメラニン色素と、ホルモン分泌のバランスが大きく関係しています。

妊娠に向けて成熟したカラダや、妊娠中のカラダはホルモンの分泌が盛ん。その影響で乳首が黒くなるのです。  

また、乳幼児期の赤ちゃんは母乳を得るために、黒い点2つに吸い付くように本能的にプログラムされているからなのだとか。

更に、赤ちゃんは視力が弱いので、吸い付くべき場所を見つけやすくするために乳首の色が濃くなるという説もあります。  

幼少期や、閉経後は比較的ホルモン分泌が少なくなるので、乳首の色は薄くなってきます。

アソコも黒い気がする

自分のアソコは黒いのではないか…と心配になりますよね。

でも、たくさんの人の陰部をまじまじ見る機会などなかなかありませんよね。

大体の人が心配し過ぎなところがあるので悩まなくても大丈夫。 こちらも、ホルモン分泌の関係でメラニン色素が沈着することによって起こるものなのです。

また、小陰唇は形状も千差万別な部分であり、「この形状が正常」というものはありません。 左右で色の濃さが違う、形が違うといっても特に悩む必要はありません。他の人と比べる必要もなし。  

人に相談しにくいことだからこそ、悩み始めるとなんだか辛いですよね。 でも、乳首や陰部の色が濃くなったのはホルモン分泌によるものなのです。悩みすぎず、ありのままでOKなんです！

ホルモン分泌の関係で、バストトップやアソコが黒くなってくることがあると知らなければ「ナゼだろう…」と悩んでしまいますよね。

ホルモン分泌によるもの・人それぞれだと思えば、悩み過ぎることもなくなりそうですね。

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生

初回公開日：2016年3月24日
最終監修日：2021年10月24日