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まだ早いと思っていませんか?その不調、プレ更年期かもしれません
エストロゲンの分泌量が大きく低下し、ココロとカラダにさまざまな症状が現れる更年期。
一般的には45〜55歳頃が更年期にあたりますが、30代後半〜40代前半の女性にも更年期のような症状が現れ、「プレ更年期」と呼ばれることがあります。
この「プレ更年期」について、症状や対策を知っておきましょう。
30代でも現れる!プレ更年期とは?
プレ更年期とは、更年期症状に似たさまざまな不調を感じる35〜44歳の時期をいいます。
生理は順調に来ていても、少しずつ卵巣の老化が始まり、自律神経の働きが乱れやすくなるためです。
プレ更年期の頃は、仕事や家事、育児、親の介護などでストレスを抱えていることも多く、これらも自律神経の乱れの原因となります。
プレ更年期の症状をチェックしてみよう!
では、プレ更年期にはどんな症状が現れるのでしょうか。
次のチェックリストでチェックしてみましょう。
参考:日本産科婦人科学会『生殖・内分泌委員会報告』2001
これらの症状に当てはまる場合は、自律神経を整えるためのセルフケアを試してみるとよいでしょう。
また、当てはまる項目数が少なくても、症状が重くてつらい場合は他の病気の可能性もあるので、念のため婦人科を受診してください。
すぐに自分でできるプレ更年期対策
「プレ更年期かも……」と思ったら、次の3つの対策を取り入れてみましょう。
1.定期的に婦人科検診を受ける
生理周期が安定していれば、女性ホルモン値は低下していない場合が多いです。
その場合、プレ更年期と思った症状は、月経困難症の可能性もあります。ほかにも、プレ更年期の年代は子宮筋腫や子宮内膜症、子宮頸がんといった婦人科系の病気にかかる人も増えてきます。
気になる症状がない場合も、年に一度の婦人科検診を習慣にするとよいでしょう。
この後に控える更年期を元気に過ごすためには、かかりつけの婦人科を持っておくことが大切です。
自分に合った婦人科を今のうちに探しておくといいかもしれません。
2.生活リズムを整える
自律神経が乱れやすいプレ更年期には、生活リズムを整えることも大切です。
次のポイントを心がけましょう。
- 毎日同じ時間に起きる
- 朝起きたら日の光を浴びる
- 朝ご飯を食べる
- 1日8000歩を目指す
- 寝る2〜3時間前に入浴する
- 6〜8時間の睡眠時間を取る
3.ストレスは溜めずに発散する
ストレスは知らず知らずのうちに蓄積されていくものです。
なんとなく気力が湧かなかったり、イライラしたりするのはストレスのサイン。
以下を参考に、できるだけ早く発散するようにしましょう。
- 家族や友だちに話を聞いてもらう
- ウォーキングなど適度な運動を行う
- ぬるめの湯船にゆっくりつかる
- 十分な睡眠時間を取る
- 感じていることを紙に書き出す
- 泣ける映画やドラマを観る
未来の自分のために今できること
プレ更年期と聞くと、更年期が近づいたような気がして怖いと言う人もいます。
しかし、更年期は「第2の人生のスタート」「第2の思春期のようなもの」と呼ばれることもあるように、人生の通過点にすぎません。
経験を積んだ未来の自分がさらに輝けるように、今から少しずつセルフケアを意識してみましょう。
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
ルナルナからお知らせ
ルナルナでは、2023年7月より一般ステージに「エイジングモード」を追加しました。ルナルナ アプリのメニュー>モード設定より変更ができます。
更年期の情報をもっと知りたい場合は是非ご活用ください。
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