不妊治療の始めどきは「何人子どもが欲しいか」次第! 不妊治療クリニック受診ガイド

■マンガ・イラスト/本田佳世

妊活を始めたけれど…なかなか妊娠しない。そろそろクリニックに行ったほうがいい?
今回は、 不妊治療の始めどきについて、齊藤英和先生に詳しく解説していただきました。

監修

齊藤英和 先生

PROFILE:産婦人科医師。栄賢会梅ヶ丘産婦人科ARTセンター長。国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター副センター長を経て現職。長年、不妊治療の現場に携わる中で感じてきたことから、加齢による妊娠力の低下や、高齢出産のリスクについての啓発活動も行う。著書に「妊活バイブル」(共著・講談社)、「『産む』と『働く』の教科書」(共著・講談社)など。

 

マンガでわかる!いつかのための不妊治療クリニック受診ガイド Vol.7
※参考:「妊活たまごクラブ 2026-2027」
※この記事は、「妊活たまごクラブ2026-2027」からの抜粋です。

【受診前に2人で話しておこう】何人子どもが欲しい?から考える不妊治療の始めどき

妊娠達成確率別に見た「妊活を開始すべき」上限年齢(欲しい子どもの数が1人の場合)
出典/Habbeman et al. Hum Reprod.30;2215-21 2015

★若いほど、妊娠する確率は高い。32才から急激に下がり始めます

上記のグラフを見ると、データから、若いほど妊娠しやすいことは明らかです。そして妊娠率は年齢を追うごとに均等に下がるのではなく、32才を過ぎたあたりから急に下がることがわかります。体外受精をすれば年齢が多少高くても妊娠できる可能性はありますが、限界があります。

一方、人工授精も一定の回数を超えると妊娠率が上がらないというデータがあります。人工授精による累積の妊娠率は、初めは回数を重ねただけ上がりますが、一定の回数から変化がなくなります。40才未満の場合、7回目で累積妊娠率は約27%まで上がりますが、それ以降はほぼ横ばいとなります。40才以上の場合、累積妊娠率は20%にとどまります。

年齢が上がると高度な医療が必要でお金も時間もかかり、健康リスクも高まります。授かった子どもが20才になるとき、自分は何才になるのか、そのときの生活イメージをもってライフプランを立てましょう。

不妊治療は早くスタートするのがいちばん!

子どもの数別・妊娠達成確率別に見た「妊活を開始すべき」上限年齢
出典/Habbeman et al. Hum Reprod.30;2215-21 2015

妊娠する確率は、医療の助けを得たとしても年齢が若いほうが高い、これは不変です。早く検査や不妊治療をすることは、結果的に時間も費用も節約できることになります。また、不妊治療のゴールは妊娠ではありません。妊娠が継続し、無事に出産して、子育てしていくことまでイメージしましょう。

保険適用で治療費の負担が減ったことによって、悩む時間も短くて済むようになったと考えて、「自分たちにとっての早い段階」を見極めて、不妊治療を早くスタートするのが正解です。

■監修

齊藤英和 先生

■マンガ・イラスト/本田佳世
■構成・文/関川香織

※記事掲載の内容は2026年1月28日現在のものです。以降変更されることもありますので、ご了承ください。

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この記事のキュレーター

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