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【ルナルナ みんなの声】みんなで考える夏のにおい対策
夏の暑い日、どうしても気になるカラダのにおい。今回の「みんなの声」はそんなにおい問題についてアンケートを実施しました。
もちろん多くの女性が感じている、生理中のにおいについてもしっかり調査。みんなのにおい対策を参考に、快適な夏をお過ごしください。
※ルナルナユーザーの3,226名の方からご意見をいただきました。ありがとうございました!
最初のアンケートではずばり、ご自身のカラダのにおいが気になることがあるかを尋ねました。
結果は「ある」が35.7%、「時々ある」が51.3%となり、9割近い人がカラダのにおいについて気になっているようです。
次にカラダのどの部分のにおいが気になるかを尋ねた質問では、もっとも多かった回答が「口」で23.5%、次に「デリケートゾーン」が22.9%、「わき」が22.7%と続きました。
においといえば汗に関する回答が多いのかと思いきや、意外にも口が一位。
口臭を気にしている女性が多いようです。
朝起きた時、お腹がすいた時、またストレスを感じたり緊張した時に感じる口臭は生理的なもので、人間ならばある程度は仕方のないことです。
口臭はおもに口の中の細菌が原因。この細菌の増殖を防ぐポイントは、唾液の分泌を促すことにあります。
簡単な方法としては、ガムをかむのが良いそうです。
ただし虫歯や歯周病はもちろん、ほかにも糖尿病や蓄膿症、胃炎などでも口臭が起きることがあります。
口臭の原因が病気の場合は、治療が先決。
まずは一度、歯科医で歯の検診を受けてみるのもひとつです。
次はにおいが気になるシチュエーションについて尋ねてみました。
次にどんなシチュエーションの時ににおいが気になるかについてアンケートをとったところ、30.2%ともっとも多かったのは「汗をかいた時」。
続いて19.4%「人と接近した時」、15.0%で「人と会話をした時」となりました。
夏になると特別運動をしなくてもかいてしまう汗。
30.2%の人が悩んでいるように、この季節、汗のにおいは女性にとって大きな問題です。
ただ「汗くさい」と言っても、実は汗そのものは無臭。
ではにおいの原因は何かと言うと、皮膚表面の常在菌が増殖するためです。
皮膚の常在菌は、汗と皮脂、角質を栄養分としており、これらを分解する際ににおいを発します。
汗をかいた後は、常在菌が繁殖するのに適した環境となり、爆発的に増殖。
そのためにおいが強くなります。一般的に汗をかいた後、6時間後あたりがもっともにおいが強くなるそうです。
そうとわかれば予防法は簡単ですね。汗をかいたら、常在菌が増殖する前に拭き取ればいいのです。
肌着を着用し、汗をかいたら着替えるのもおすすめです。
そして気になった回答が、8.3%の人が答えた「疲労時」のにおい。
実は人間は疲れた時ににおいを発することがあるそう。
体が疲労すると、肝臓で処理しきれなかったアンモニアが皮膚表面からガスとしても放出されます。
このアンモニアこそ、疲労時のツンとしたにおいの素。こうしたにおいが表れる時は、主に肝機能が低下している場合が多いようです。
疲労時のにおいが気になったら、アルコールや暴飲暴食を控えて、肝臓を休めてあげてください。
続いては、気になる生理中のにおいについてご紹介します。
女性であれば多くの人が気になっている生理中のにおい。
アンケートでも、66.9%が「気になったことがある」、27.1%が「時々ある」と答えました。
そもそも経血とは、受精しなかったため不要になった子宮内膜が、血液、膣や子宮からの分泌液とともに剥がれ落ちたもの。
この経血、体から排出された直後はほとんど無臭だそう。
しかしこの経血が空気に触れることで雑菌が繁殖し、時間が経過するとにおいが発生します。
生理中のにおいの対策では、51.7%の人が回答した「こまめにナプキンを替える」が正しい方法。
最近のナプキンは吸収力が高く、つい安心して長時間つけてしまうこともありますが、においのことを考えると1~3時間に1度は交換するのがおすすめです。
ちなみにその他の回答にあった「ビデを利用する」や、「こまめにシャワーを浴びる」、「通気性のよい下着を身につける」もにおいの対策においては効果的な方法です。
ただし経血のにおいや、おりもののにおいがあまりに強い場合は、性感染症など婦人科系の病気が疑われる場合も。
一人で悩まず、早い段階で専門医に相談しましょう。
続いてにおい対策で心がけている生活習慣について聞いてみました。
23.8%ともっとも多かったのが「こまめに歯を磨く」。においはもちろん、健康面でも大切な生活習慣です。
19.9%が「特になし」と答えていますが、あまりにおいを気にし過ぎてもストレスの元になってしまいますし、最低限の清潔感をキープできていればOK。
「なるべく湯船につかる」12.8%、「こまめにシャワーを浴びる」12.6%の回答も、汗のにおいとサヨナラするのにもちろん有効です。
ここでチェックしておきたいのが10.3%の人が答えた「食事に気をつける」。
実は食事の内容と体臭は強く関係しています。
体から発するにおいは、アポクリン汗腺や皮脂腺からの分泌物、腸内環境の悪化が原因となる場合が少なくありません。
しかしこれらのにおいは、食事を改善することで軽減できると言われています。
ポイントはにおいの素になる動物性タンパク質・脂肪の多い肉類を控えること。
またにおいの素となる物質を排出してくれる食物繊維を積極的に摂ることも重要です。
最後はいますぐスッキリしたい方のために、みんなのにおい対策アイテムをチェックしました!
生活習慣はきちんと整えるにしても、においの問題はいますぐに解決したいもの。
そこでみんなににおい対策で使用しているアイテムについて聞いてみました。
「汗ふきシート」25.0%、「制汗スプレー」24.9%と、気軽に持ち歩けるアイテムが上位にあがりました。
汗のにおいを防ぐには“汗をかかないよう適度に抑える”のと、“こまめにふき取る”がポイント。
こうしたアイテムを上手に活用したいものです。
そして3.5%の人が回答した「消臭効果のある肌着」も注目!
繊維がにおいの原因を急速に分解するという消臭肌着は、最近ではたくさんの種類が販売されています。
なかには手に入りやすい価格の商品もあるので、気になる人は試してみてはいかがでしょう。
またその他の回答のなかには、「おりもの専用シート」「香りのいい柔軟剤」「ミョウバン」等の名前もあがりました。
夏のにおい対策はいかがでしたでしょうか。いろいろとご紹介はしましたが、においに関してはあまり気にし過ぎないことも大切です。
最低限の清潔さを心がけていれば、それほどひどい状態にはならないはず。
ご自身が気持ちよく、快適に過ごせる環境をつくることが、一番のにおい対策です。
【ルナルナ監修医 松村先生からのメッセージ】
多くの女性が気にしているカラダのにおい。今回のアンケートでも、約9割の女性がにおいを気にしていることがわかりました。
においは、外見とともに第一印象を決める重要な要素であると言えますが、気にしすぎるのもストレスの元。
また、月経中の気になるにおいは、周囲の人にまでわかるほどのものではありません。
清潔を保つうえでにおい対策も大切ですが、においをきっかけに食生活などライフスタイルを見直したり、体調維持を心がけるようにすると良いですね。
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