【カラダとココロの変化】女性ホルモンのバランスが整い絶好調!妊娠・出産に最適な20代

女性のカラダとココロは、年齢によりどのように変化していくのでしょうか?今回は、20代について紹介します。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が盛んになり、女性らしいカラダが完成する20代。
気力と体力が充実し、妊娠や出産に適した時期です。無理が利くからこそ、カラダとココロのチェックが必要な時でもあります。

女性らしいカラダが完成する20代

20代になると、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が順調になり、女性らしいカラダが完成します。

生理周期が整ってくるのに伴い、心身が安定するのが20代といえるでしょう。

社会人デビューや結婚など、新しい人生に積極的に取り組めるエネルギーに満ちている頃です。

 

20代は妊娠、出産に適した時期

20代~30代半ばまでは、妊娠・出産に最も適しています。

女性ホルモンのバランスが整い、心身ともに安定し体力もあるこの時期は、カラダもココロも準備万端といったところでしょう。

ところが働く女性が多くなった現代、20代は仕事や趣味、恋愛で忙しい時期でもあります。

「結婚はもう少し先でいい」・「仕事がおもしろいので妊娠なんてまだまだしたくない」と考える女性も多いのではないでしょうか。

将来の妊娠や出産に備えるためには、定期的な検診(子宮頸がん検診、超音波検査で子宮・卵巣のチェック、血液検査など)で、自分のカラダをチェックしておくことが大切です。

20代でも婦人科系の病気や不妊などと無縁ではありません。将来子どもがほしいと思った時に後悔することがないよう、20代からカラダを整えておきましょう。

 

無理が利く20代でも不規則な生活には気をつけて

20代は気力と体力がある分、無理が利いてしまいます。

「まだがんばれる」・「無理をすればなんとかなる」とカラダに負担をかけていると、30代以降に大きなツケとなって返ってくるおそれがあります。

無理が利く20代だからこそ、気をつけたいのが不規則な生活。

食事や寝る時間が不規則になることで自律神経が乱れると、若いのに更年期障害のような症状(のぼせやほてり、発汗)が出る「プチ更年期」になることもあるので注意しましょう。

忙しいからといって、外食やコンビニ弁当ばかり食べていると、栄養のバランスが偏ります。こうした食事で体調が万全でも、生活習慣病の芽をつくることで、将来の健康を損なうおそれがでてきます。

また20代では太らなくても、30代以降になると基礎代謝が落ちるため、同じ食事でも太ることがあります。

習慣になってしまうとなかなか改善できないのが食事。

独立して自炊することも多くなる20代のうちから、バランスのよい食事を習慣にしておきましょう。

 

気づかないうちに溜まっているストレスに注意

社会人デビューや結婚など、新しい人生をスタートさせるイベントが多い20代。

新生活が多いのは、その分ストレスにさらされる機会も多いといえます。元気いっぱいな20代は、無理が利く分、ストレスを溜めがちです。

仕事や恋愛で知らず知らずのうちに大きなストレスを抱え込み、自律神経失調症やうつ病など、カラダとココロに症状が出て初めて気づくということもあります。

「まだ大丈夫」と自分を過信せず、「がんばりすぎてないかな」と自分のカラダとココロの状態をチェックすることを心掛けるとよいでしょう。

 

★今回のポイント★

20代は妊娠、出産に最も適した時期

・結婚や出産の予定がなくても、定期的な検診で準備をしておくことが大切

20代は無理が利くだけに、カラダとココロの不調に気付きづらい

 

 

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生

この記事のキュレーター

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