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【ルナルナ みんなの声】デリケートゾーンについて
今回はなかなか人には相談できない、デリケートゾーンの悩みについてです。女性の外陰部をデリケートゾーンと呼びますが、その名前の通り、かゆみや痛みといったトラブルが起きやすいとってもデリケートな場所。なかなか人には相談できない、デリケートゾーンの悩みについて、ルナルナユーザーに聞いてみました。
※「ルナルナみんなの声」は、ルナルナスマートフォンサイトにて実施中のアンケートとなります。アンケートに参加するには、ルナルナスマートフォンサイトのご利用が必要となります。
Q1.デリケートゾーンに異変を感じたことはありますか?
「デリケートゾーンに異変を感じたことがあるか」聞いてみたところ、なんとルナルナユーザーの95.3%が「デリケートゾーン」に不安や異変を感じた経験があるという、驚きの数字が見えてきました。
なかなか、女性同士でも話題にしにくい「デリケートゾーン」の悩みですが、やはり多くの女性が密かに悩んでいる様子が伺えます。
では「ある」と答えた人は、具体的にどのような症状が出たのでしょう。
Q2.それはどのような症状でしたか?
「デリケートゾーンに異変を感じたことがある」と回答された方に、具体的にどのような症状が出たのかを聞いてみたところ、最も多かったのは、「かゆみ」で42.4%、続いて「かぶれ(炎症)」18.4%でした。
デリケートゾーンは下着やナプキン、おりものシートによって密閉状態になるため、とてもムレやすい場所です。
このムレによって湿度や温度が高まり、雑菌が増殖しやすい状態に。
そのためデリケートゾーンはかゆみや痛み、かぶれ、においなどのトラブルが起きやすいのです。
またいわゆるデリケートゾーンと言われる女性の外陰部は、皮膚が重なった複雑なつくりになっているため、たとえきちんと拭き取ったつもりでも、経血やおりものなどの分泌物が残りやすい場所でもあります。
残った分泌物が、雑菌を増殖させる原因となることもあるようです。
異変を感じるのがデリケートゾーン全体なのか、膣の中や周辺なのか、部位によって原因が異なる場合もあります。
かゆいからかぶれ、痛いから病気、といったように単純な区別はつけられないようです。
次に、その症状がどんな時に起こったのかを聞いてみました。
Q3.症状はどんな時に起こりましたか?
デリケートゾーンに異変を感じた症状は、どんな時に起こったのかを聞いてみました。1位は「生理中」で22.0%、「生理前」も16.2%でした。
生理中の経血や生理前、排卵日のおりものによって雑菌が増殖したことで起きた一時的なトラブルの場合は、デリケートゾーンをきちんと洗う、通気性の良い下着を身に着けるなど、清潔に保つことで改善するケースもあります。
また合わせて約3割の人が「疲れがたまっていた」「ストレスがたまっていた」と回答しています。
これは、疲れやストレスによって身体の抵抗力が低下することで、皮膚に常在する菌が増殖し、炎症を起こしたと考えられます。
デリケートゾーンを清潔に保つと同時に、心身をゆっくり休めるのも大切です。
清潔を心がけてもかゆみやかぶれが続くようなら、皮膚炎や感染症など病気の疑いもあります。
次の質問では異変に気づいた際に、病院で診察を受けた人の声を聞いてみましょう。
Q4.デリケートゾーンに異変を感じた時、病院へ行きましたか?
「かゆみ」や「かぶれ」、「におい」などの症状に気づいた時に、病院へ行った人の数は29.8%とやや少なめの結果に。
やはりデリケートゾーンの悩みはなかなか言い出しにくいのでしょうか。
しかしデリケートゾーンの疾患のなかには、放っておくと症状が悪化するタイプや、パートナーに感染するタイプもあります。
原因を知って正しく治療するためにも、早めに婦人科を受診しましょう。
Q5.病院ではどのような診断を受けましたか?
ではQ4 で「はい」と答えた人に、病院ではどのような診断を受けたのか聞いてみました。
最も多い回答は、「カンジダ膣炎」で41.8%、次いで「かぶれ」が11.3%でした。
アンケート結果から分かるように、病院で感染症と診断された人がたくさん。
みんなの体験をしっかり受け止めて、デリケートゾーンの異変は病気のサインであるケースも多いことを心得ておきたいものです。
デリケートゾーンにトラブルをもたらす疾患について、回答数の多かった順に5つまとめてみました。
参考までに知っておきましょう。
●カンジダ膣炎・・・デリケートゾーンがむずがゆくなり、おりものが増えるのが特徴です。常在菌ですが、疲労やホルモンバランスの乱れで増殖し、炎症を起こします。
●かぶれ・・・下着や生理用ナプキン、おりものシートの刺激によって皮膚が炎症を起こした状態。かぶれの場合は性器表面が全体的に炎症を起こし、かゆくなるのが特徴です。
●クラミジア・・・日本でもっとも感染者の多い性病で性交渉によって感染します。淋菌感染症と同様に、女性の感染者の多くは症状が出にくいのが特徴。ただし感染したまま放っておくと卵管炎を起こし、不妊の原因になることもあります。
●性器ヘルペス・・・ほとんどが性行為によって感染。性器に水泡ができたり、ただれた状態になるのが特徴です。女性の場合は排尿が困難になるほど強い痛みになると言われています。
●尖形コンジローム・・・性行為による感染が主で、性器にカリフラワーのようなイボができるのが特徴です。自分に症状が出た際は、パートナーにも感染しているケースが多い。
続いて、病院に行かなかった人たちはどのように対処したのか、回答を見てみましょう。
Q6.病院へ行かず、どのように対応しましたか?
続いて、Q4 で「いいえ」と答えた病院に行かなかった人たちに、どのように対処したのか聞いてみました。
「自然治癒を待った」と回答した人が41.0%、次いで「市販薬を使用した」と回答した人が20.8%でした。
インターネットやルナルナで調べたというユーザーが合計22.1%いらっしゃいました。
放置せずに、ご自身で原因や対処法を見つけようとする行動はとても大切です。
しかし原因をはっきりと見極めるのは、自分ではなかなか難しいもの。
やはり早い段階での婦人科の受診がおすすめです。
また「パートナーに相談した」という回答もありました。
かゆみやかぶれの原因が性交渉で感染する場合があることを考えると、パートナーに話しておくのは必要なことかもしれませんね。
最後はみんなのデリケートゾーンのケアの方法について。
これまで異変を感じたことがないという人も、この機会に正しいケア方法を知っておきましょう。
Q7.デリケートゾーンのケアで気を付けていることは何ですか?
25.2%と最も多かったのが「ナプキンなどをこまめに交換する」です。
これはトラブルの予防にはとっても効果的。
生理日が4日目、5日目でたとえ経血の量が多くなかったとしても、デリケートゾーンのことを考えて、4時間以内には新しいものに交換しましょう。
20.8%の人が回答した「清潔な下着を身に着ける」ですが、これもデリケートゾーンのためにはもちろん大切。
皮膚が弱い人は、なるべくコットンやシルクなど通気性の良い下着を選ぶとさらにいいでしょう。
「トイレの時にペーパーで強くこすらない」も、デリケートゾーンのことを考えると正しい方法です。デリケートゾーンは皮膚が薄く粘膜も多いため、強い刺激はNG。
洗う際も、タオルでゴシゴシとこするのではなく、泡立てた石けんやボディソープで優しく、ていねいに洗いましょう。
デリケートゾーンの異変を感じたら、まずは清潔に保つ、そしてすぐ婦人科を受診するのがルナルナユーザーのお約束。
デリケートな部分だからこそ、日頃から優しいケアを心がけてあげたいものですね。
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