■秋の味覚といえば…

秋の味覚といえば、秋刀魚やマツタケ、栗、梨や柿といった果物が思いつきます。旬の食材は、なぜかとっても美味しいですよね。それぞれの味覚の栄養と魅力を見ていきましょう！

●秋刀魚（さんま）

秋刀魚は、秋の味覚の代表格！　焼き魚にして食べる人も多いのでは？　秋刀魚は美味しいだけでなく、栄養価も豊富です。なかでも、タンパク質は必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なもの。さらに、秋刀魚にはEPAとDHAという不飽和脂肪酸が、血液をサラサラにしてくれたり、頭の回転を良くしてくれたりします。ビタミンも豊富で、特にビタミンB12は他の魚と比べて3倍以上多いといわれています。鉄分も含まれているので、貧血ぎみという人にはおすすめですよ！

●マツタケ

マツタケの旬は10～11月。マツタケご飯にすると香りが豊かで、とても美味しいですよね。もちろん、そのまま焼く「焼きマツタケ」もおすすめです。実はマツタケには、「マツタケオール」という香りの成分が含まれていて、食欲増進効果があるといわれています。キノコ類であるがゆえに食物繊維が豊富で、肌に良いビタミンB2も含まれているところは、美容が気になる女性には嬉しい食べ物といえます。

●栗

栗にはさまざまな品種がありますが、一般的には9月～10月頃に出回ります。栗にも栄養が豊富に含まれているのをご存知ですか？　でんぷんが中心ではありますが、たんぱく質やビタミンA、ビタミンB1、B2、食物繊維なども含まれています。薄い渋皮にはポリフェノールのタンニンが含まれ、抗酸化作用によるアンチエイジング効果が見込めます。

●梨

梨といえば、水分たっぷりでシャリシャリとした食感が爽やかですよね。だいたい8月下旬～10月初旬にかけて旬を迎えます。この梨には、リンゴ酸やクエン酸などのちょっと酸っぱい成分が含まれているため、疲労回復効果も見込めるんですよ。さらに、梨には食物繊維も豊富なので、便通もよくなります。

●柿

秋といえば柿ですよね。あのオレンジ色を見ると、秋が来たな～と感じさせてくれます。この柿、実は美肌に嬉しいビタミンCが豊富というのをご存じですか？　シミやそばかすを防ぎ、肌のハリを保つうえでは欠かせない成分です。さらに免疫力も高めてくれるので、風邪予防にもおすすめです。
また、柿といえばカキタンニンというポリフェノールが豊富。「柿渋」として二日酔い予防、やけど、高血圧などにいい薬として使われています。実は柿ってすごい果物だったんですね！

■秋の味覚を使ったおすすめ料理3選！

では、そんな秋の味覚を使った、おすすめ料理を2つご紹介！料理が苦手な人でも、簡単に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

●栗カレー

まずは栗を使った料理から。なんと、普通のカレーに下処理を済ませた栗を入れるだけで、本当に美味しくなるんですよ。栗を、鶏肉やじゃがいも、玉ねぎなどのいつもの材料と一緒に煮るだけ。甘党の人は、栗本来の甘味で甘口カレーとしていただきましょう。辛党の人は、カレーをいつもより辛めに仕上げて、栗の甘さで緩和するのがおすすめです。

●秋の味覚サラダ

秋に旬を迎える食材を、とことん楽しめるのがこの秋の味覚サラダ。葉野菜を下に敷き、ゆでたさつまいもをリンゴと合わせて乗せます。さらにキノコソテーをトッピングするのもいいですね。このサラダには、クリーム系やマヨネーズ系のドレッシングが合いますよ。ぜひたっぷり秋の味覚を楽しんでみてくださいね。

■美味しそう！秋の味覚を使ったデザートアイデア2選！

さて、次はデザート部門へ突入！　秋の定番デザートといえば、栗を使ったモンブランやかぼちゃのケーキやさつまいものスイートポテトなど。でも今回は、ちょっと新しい変わり種デザートをご紹介します！

●梨と桃とモッツァレラでカプレーゼ

かつて、SNSで話題になった桃とモッツァレラの組み合わせ。実は、梨を加えても美味しいといわれているんです。桃とモッツァレラは、どちらかといえばソフトな味わいですが、梨を加えると、梨のフレッシュで水分たっぷりの甘みが加わり、もはや異次元！「こんな味わい、これまで食べたことない！」と感激してしまうかも！？

●柿チップス

古風に思える柿ですが、実は生で食べるだけでなく、もっともっと美味しくできるんです。その方法の一つが、柿チップス！皮をむいた柿をポテトチップスくらいの厚さにスライスします。スライスした柿は、ザルなどに並べて、天日干し。だいたい2～3日くらい干したら完成です。独特の和の味わいと、ぎゅっと閉じ込められた甘みでほっぺたが落ちちゃいますよ。

秋は美味しいものがたくさん！　見ているだけで楽しいですよね。もちろん、「食欲の秋」「味覚の秋」だけでなく、「スポーツの秋」も忘れずに。運動は、ルナルナの「やせ期」に行うのがおすすめですよ。