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シミ・シワの原因に!うっかり日焼けに気付いたら、3日以内に正しいケアを
紫外線の強い時期、完璧にケアしたと思っていても起こるのがうっかり日焼けです。日焼け止めを塗り忘れた部分や、日焼け止めを塗り直す時間がなかった時に起こりがち。日焼け前のキレイな肌に戻すためにも、適切な処置が必要です。日焼け後のケア方法をご紹介します。
日焼けにはサンバーンとサンタンがある
日焼けは、紫外線が原因の肌トラブルで、肌の老化にも直結します。日焼けによる老化は、「光老化」という呼ばれ方をすることもあります。
日焼けには肌が赤くなるサンバーンと、色素沈着がおこるサンタンの2種類があります。
長時間外にいた時、鼻の頭が赤くなった経験はありませんか?
これがサンバーンで、紫外線を浴びて数時間後に現れます。
その数日後に、肌の色が黒く(濃く)なるのがサンタンです。
日焼け後に肌が黒くなるのは、なぜ?
人によっては黒くならない場合もありますが、日本人の半分くらいは色が黒くなるといわれています。
肌に紫外線を浴びると、肌の内部でメラノサイトが活性化され、メラニンという黒い物質が作られます。
普段からメラニンは多少作られていますが、肌のターンオーバーで角質が剥がれると同時に消えていきます。
しかし、紫外線を大量に浴びるとメラニンが過剰に生成され、ターンオーバーが追いつかなくなりシミやソバカスとして残ってしまうのです。
冷却と保湿を徹底し、摩擦に注意
日焼けをしてしまったら直ちに冷やすことが大切です。
日焼けは、やけどと同じ状態。
ローションなどをつける前に、冷たいシャワーを浴びたり、氷水で冷やしたタオルをビニール袋に入れて患部に当てたりして、ほてりが治まるまでしっかり冷やしましょう。
肌がダメージを受けるので、お風呂に入ったときにタオルなどでゴシゴシこするのは避けて。
熱い湯船につかったり、熱いシャワーを浴びたりするのもNGです。
日焼け後の肌は乾燥しているので、ローションでしっかり保湿しましょう。
美白効果のあるローションを使うと、刺激を強く感じる場合があるので、その場合は通常の保湿ローションを使って。
しっかり冷却、保湿をしたら、クリームを塗って皮膜を作り、潤いをキープさせましょう。
日焼け後は、カラダへのケアも必須!
見落としがちですが肌が日焼けしている時は、カラダも水分不足。しっかり水分補給してカラダを休めましょう。
そして、肌の新陳代謝を促すビタミンA・C・Eを摂ること。
ビタミン Aには、抗酸化作用と皮膚や粘膜を保護する効果があります。
ビタミンCには高い抗酸化力と、コラーゲンの産生を助けたりメラニンの生成を抑える働きがあります。
ビタミンEにも抗酸化力があり、シミが増えるのを抑える働きを持っています。食事から摂るのはもちろん、サプリメントで補うのもおすすめです。
シミやソバカスを作るメラニンが肌に定着するまで3日かかるといわれています。
そのため、うっかり日焼けをしても、日焼け後のケアをしっかりすれば肌にシミやソバカスを作ることなくリカバリーが可能。
日焼けした部分をしっかり冷却してから保湿し、肌のターンオーバーを促すビタミンA・C・E、亜鉛などの栄養素が含まれる食品を摂って、メラニンの過剰な蓄積を抑えましょう。
ただし、水ぶくれができたり、痛みを感じたりする場合は、中程度のやけどと同じ状態です。
自己ケアだと悪化する場合があるので、早めに皮膚科を受診しましょう。そのほうが早くキレイに治ります。
★今回のポイント★
・日焼けしたら患部を冷却&保湿
・水分&栄養補給を心がける
・3日以内にケアをするのが重要
・ひどい日焼けは皮膚科を受診
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
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