赤ちゃんの誕生を祝って贈られる出産祝い。いただいてうれしいものですが、お祝いのお返しに悩む方もいるのでは？

出産祝いのお返しは、感謝の気持ちを込めて、じっくり吟味して選びたいものです。でも、せっかく選んだお返しが、実は客観的に見たらちょっとズレていた……というようなこともありがち。

それでは、本当に贈って喜ばれる出産祝いのお返しとは？

出産祝いのお返しにまつわるマナーをお届けします。

出産祝いのお返しを送ったあとに気付いたこんなこと

張り切って選んで贈ったお返しが、実はマナー違反だったら？

せっかくの気持ちが台無しになるだけでなく、相手に負担をかけたり、後味の悪い思いをさせたりしてしまうこともあるので、注意が必要です。

高価なら良いわけではない

よかれと思って選んだ高価なお返し。でも、いただいた出産祝いの金額より高いものは、嫌味にも取られるマナー違反です。

昔から「祝儀は倍返し、不祝儀は半返し」といわれていましたが、最近では、お祝いごとのお返しは、半返しが一般的とされています。

お祝いならではのラッピング

日本では、日常から多くの贈り物をやりとりする習慣があります。

そのためか、お祝いを贈る際のラッピングにもマナーがあります。

例えば、水引。出産祝いなら、水引は蝶結びが一般的です。結びきりといわれるものは、蝶結びのようにほどけないので、結婚式や快気祝いなど、1回だけで終わらせたいお祝いごとに使います。

また、最近では簡易包装も主流になってきています。しかし、目上の方には、きちんと包装して贈るのがマナーでしょう。

手持ちの際は、さらに風呂敷で包んで持って行くことも忘れずに。

出産祝いのお返しに避けたいものとは？

受け取った方にとってはNGな出産祝いのお返しとは？

気付かずについしてしまいがちな、マナー違反なお祝い返しを紹介します。

自分の趣味に走ったもの

いくら自分がステキ、便利と思っても、それが誰にとってもそうとは限りません。

自分の趣味に走ったお返しは、避けた方が良いでしょう。 贈り物の基本は、相手の立場になって選ぶこと。誰にとっても役に立つものを選ぶように、中立的な視点でのセレクトを心がけましょう。

賞味期限の短いもの

いくらおいしくても、賞味期限の短いものはNGです。

到着してから、数日で食べなくてはいけないようなものは、贈られた方にとって負担になりがち。

どうしても贈りたい場合は、事前に先方の都合を聞いてからにすると良いでしょう。

出産祝いのお返しにオススメなもの

出産祝いのお返しにオススメな贈り物を紹介します。贈って喜ばれる、出産祝いのお返しとは？

カタログギフト

たくさんの贈り物の中から好きなものを選んでもらえるカタログギフトは人気です。

贈られた方は、自分の好みや状況に応じて選べるので、NGギフトを避けられます。 賞味期限の短い食品も、カタログギフトなら先方の都合に合わせて発送できます。

ちょっと豪華な日用品・消耗品

自分で買うにはちょっと勇気が要る、質は良いけれど自宅使いには豪華すぎる……そんな日用品や消耗品は喜ばれるものです。良質なタオルやおくるみ、名入りの小物など、

人間関係をスムーズにする贈り物

出産祝いのお祝い返し。赤ちゃんが生まれて忙しい日々のなかで、適切なチョイスをして贈ることは、実は意外と難しいものです。

でも、基本的なマナーを知っていれば、困ることはありません。

今の時代に合った贈り物も含め、贈る方、贈られた方、ともに気持ちよくやり取りができたらうれしいですよね。

今後のお付き合いにも良い影響を与えてくれる、お祝い返しを目指しましょう。