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妊活と妊娠は人生の大きなイベント!妊娠前に夫婦で共有しておきたい3つのポイント
妊娠前に夫婦で妊娠について話し合ったり人生設計を立てたりすることは、安心して妊活に取り組むためにも必要なことです。夫婦は長い人生を一緒に歩むパートナー。妊活というと何となく女性のほうにばかり負担がかかりがちですが、この機会に夫婦で意識を共有してみては?
妊活は、どちらかというと女性だけのものだと考えられがち。でも、パパになる夫の協力なくして妊娠は成り立ちません。
子作りを意識しはじめたら、まずは夫婦の思いをひとつにすることが大切です。妊娠前から情報や考え方など、さまざまなことを話しておくと妊活もスムーズに進むでしょう。
今回は、夫婦間で共有しておきたい3つのポイントをお伝えします。
1.妊娠前から夫婦で意識の共有を
最終的に、妊娠というカラダの変化が起こるのは女性側。
赤ちゃんをお腹のなかで育て、出産することは女性でなくてはできません。 そのため妊活というと、女性の方が頑張ってしまい、知らず知らずのうちに大きな負担になってしまうこともあるようです。
妊娠ができるかという不安や妊娠初期の体調の崩れや気持ちの問題などひとりで抱え込んでしまう人も多いのだとか。
こうした夫婦間のコミュニケーション不足は、妊娠前からの意識の共有ができていないからかもしれません。子育てだけでなく、妊娠・出産も夫婦2人で取り組みましょう。
どちらかの負担が大きくなり過ぎないよう、妊娠前から意識の共有を図り、同じ気持ちで妊娠・出産に臨めるようにしておきたいですね。
例えば、妊活の期間、希望する子どもの人数など、具体的な数字を決めておくのも意識の共有として大切です。
子どもの誕生により変わる夫婦関係
女性は妊娠期間中から日々子どもの存在を感じるものですが、男性はそうした感覚が薄くなかなか親になる実感が得られにくいといわれています。
そのため多くの男性は、子どもができる前と同様の夫婦関係を望んでいるようです。しかし、実際には妊娠前の夫婦関係とまったく同じではいられません。
女性にとっては自然に受け入れられやすい子供を授かる自覚も、男性にとっては分かりにくいことでもあるでしょう。 出産前から、子どもが生まれたあとの夫婦関係や、生活スタイルをシミュレーションしておきたいですね。
2.夫婦としての人生設計
妊娠や出産は、夫婦が2人で歩んでいく長い人生において、ひとつの節目になるものです。
家族が増えるということは、2人にとっても大きな変化が起こること。 妊活だけを考えるのではなく、この機会に夫婦としての人生プランも話し合ってみましょう。
それぞれのキャリアや健康状態など、これから先の人生設計について妊娠前から共有しておくことで、将来的な見通しも立てやすくなります。
例えば、それぞれが考えるライフプランを前提にこれからの夫婦年表を作ってみましょう。
特に、女性の妊娠・出産が可能な年齢を考慮し、妊娠・出産から子育て、マイホームの購入、仕事のキャリアアップなど、お互いの人生で実現させたいことをプラスしていきます。
夫婦で考える将来像を見通すことで、より納得できる妊活につながるのではないでしょうか?
3.どんな状況でも夫婦で向き合うこと
どんなに細かな人生設計を立てたとしても、その通りにいくとは限りません。
妊活をしていても必ず結果が出るわけではありませんし、 思いもよらないタイミングで妊娠する可能性もあります。
妊娠前からそんな状況まで想定するのは、心理的にもかなり難しいかもしれません。
だからこそ、妊娠は夫婦2人の問題として早いうちから思いを確認しあい、お互いを支え合える環境を整えておきたいものです。
特に妊活中は、夫婦で向き合う時間を意識的に持つことが重要です。 仕事や家事で忙しい毎日では、夫婦2人でゆっくり話す時間を作ることは難しいかもしれません。
そんなときは、朝食や週末の夕食など、ちょっとした時間を夫婦で話す場として、スケジュールに組み込んでおくとよいでしょう。
妊活や妊娠でより通じ合う夫婦に
妊娠前に夫婦で妊娠について話し合うことは、夫婦の絆を強めることにもつながります。人生設計を立てることで、より安心して妊活にも取り組めることでしょう。
妊娠前から夫婦でさまざまなことを話し合い、将来的なイメージを共有したいですね。
夫婦は長い人生を一緒に歩むパートナー。 妊娠をきっかけにより通じ合う夫婦になれば、出産や子育てを通して人生もより充実したものにできるのではないでしょうか。
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
初回公開日:2016年5月11日
最終監修日:2021年5月7日
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