経過が順調ならセックスもOK

たとえまだお腹の中が目立たなくても、お腹に赤ちゃんがいるのにセックスをするのはちょっと不安ですよね。

でも妊娠の経過が順調で、特にトラブルがないのであれば、セックスはしてもOK。セックスが原因で流産や早産をしてしまう心配はありません。
ただし、精液には早産を誘発する成分が含まれているため、コンドームは必ず付けて。

パートナーとの関係を深めることは、愛情を持って温かく赤ちゃんを迎えるためにはむしろ大切なこと。
妊娠中、女性はお腹の赤ちゃんにばかり意識が向きがちですが、パートナーに寂しい思いをさせないためにも、ときには自分から誘ってみたり、さりげないタッチやキスの回数を増やしたりと、積極的にスキンシップをはかりましょう。

赤ちゃんもビックリするような激しいセックスはNG

ただし妊娠中にセックスする場合には、いくつか注意してほしい点があります。

まず激しいセックスは、膣壁を傷つけたり、お腹を圧迫したりする危険があるのでNG。パートナーには、体に触れるときは優しくソフトに、挿入は浅くするようにしてもらいましょう。

また1日に何度もセックスするのもおすすめできません。
セックスで女性がオーガズムに達したり、乳首を刺激されたりすると子宮が収縮しますが、1日に何度も収縮を繰り返すと、胎児に影響が出るかもしれないからです。もちろん一時的な収縮なら、まず問題はありません。

シャワーは済んだ？手や爪は汚れてない？

そして、セックスの前後にはシャワーを浴びるなどして清潔を心がけることも大切です。

妊娠中は抵抗力が落ちて細菌に感染しやすく、膀胱炎や、その他の感染症にもかかりやすくなっています。特にパートナーは、手や爪の汚れにも気をつけましょう。

気がのらないときはムリせずに

妊娠中は、つわりの影響や、お腹の赤ちゃんへの気遣いから、性欲がなくなってしまう女性もいるようです。

パートナーと仲良くすることが大切と言っても、もちろん、したくないのに無理にセックスをすることはありません。

気が進まないときには、ただ断るのではなく、互いにマッサージをし合ったり、いっしょにお風呂に入って体を洗ってあげたりと、セックス以外の方法でスキンシップをはかってみるといいかもしれませんね。