今回は、3月26日（土）にルナルナが主催した防災イベント「防災ママカフェ＠ルナルナ」のレポートをお届けします。 イベント概要はコチラ

防災ママカフェって？

「大地震は誰にでも平等にやってくるもの」として、スマートサバイバープロジェクト（SSPJ）特別講師のかもんまゆさんが、ママのための防災ワークショップとして全国で開催しています。防災食の試作＆試食体験もできる貴重なイベントです。 ワークショップでは、2011年の東日本大震災で被災したママたちのリアルな体験談から学んで、実際に被災したときの行動をわかりやすく教えてくれます。 防災食の試作＆試食体験では、お水の温め方はもちろん、ひとつのパンをみんなで食べるにはどう切り分けるかまで、実際に作業をしながら学ぶことができます。 ルナルナ編集部も、ママとお子さんに必要なこの知識をぜひ知ってもらいたいという思いから、「防災ママカフェ＠ルナルナ」を開催することになりました。

避難できるかな？防災グッズは揃ってる？ワークショップで確認

当日は、ママ、パパ、お子さんを含めて多くの方にご参加いただきました。 ↑キッズスペースや授乳室も完備していたので、ご家族で参加いただいた方が多数！

持っておきたい防災グッズ。普段のママバッグに追加できるのはこんなもの！

前半は避難の仕方や用意しておくと便利な防災グッズについてのワークショップです。 被災した現場では、意外なものが役に立つかもしれません。 たとえば…

●居場所を知らせることができる、ホイッスル

●せっかく電話ができる機会でも、家族や避難所の電話番号がわからないということがないように、電話番号メモ

●災害時は仮オムツや止血に使える！生理用品

親子の防災知識のその他お役立ち情報はコチラ 生理用品をオムツがわりに、なんてなかなか思いつきませんよね。 これも、実体験を元にしたこのイベントならでは。皆さん、とても真剣に講師の言葉に耳を傾けていました。

驚き！せっかくのご飯なのに、そのとき子どもは…

知識がついたら次は実践編です。

後半は防災食の試作＆試食体験。防災グッズを用意していても、被災して初めて分かることもあります。

たとえば、 「子どもは物資が来ても、まずいと絶対食べない」。

食べない、と言ってもお腹はもちろん空いているため泣いてしまいます。 こんな時は普段から食べ慣れているものを用意してあげると良いのですが、被災した状況でなかなかそれは難しいもの。

届いた物資にお子さんのアレルギーがあったら、せっかくのご飯も食べさせてあげられない、なんてこともあるかもしれません。 そうならないようにしっかり防災食を準備して、家族みんなで美味しいご飯を食べられるように、作り方を覚えておきましょう。

防災食作りスタートです。 簡易加熱袋に発熱剤をセットして食材と一緒にお水を入れると、あっという間に袋から湯気が出て熱湯へ…この中にレトルトの炊き込みご飯やピラフなどを入れて、実際に食べてみました。 缶入りのパンは特殊製法で作られていて、長期間保存可能でふわふわ。 さあ、そのお味は…？ あたたかい炊き込みご飯や甘いパンは、大好評。参加したお子さんも、笑顔で完食していました。

意識を持って、万が一に備えよう

最後に、今回参加してくださったパパ・ママに参加した感想を伺いました。 その一部をご紹介します。 ――災害への危険意識が高まりました！参加してよかったです。　しみず ――防災に対する意識が強くなりました。　なお ――考えさせられました。　リトルホンダ ――ママ友に教えよう！「地震はいつかくるもの」ではなく「くるもの」という言葉が印象的だった。きょろりんぱ ――乳児のケアまで気配りが行き届いていて、内容も勉強になったし参加してよかったです！　のん

編集後記

イベントに参加してくださったパパ・ママの真剣な眼差しとお子さんたちの笑顔がとても印象的でした。 イベント終了後には「いざというときは自分がこの子の命を守るんだ」という強い意志すら感じられました。 今回、ルナルナではお子さんと一緒に参加できるイベントというのは初めての開催となりましたが 参加者の方々にもとても喜んでいただけて、とても意義のあるイベントになったと思います。 思いを込めて震災への準備がいかに大切かを語ってくださった特別講師のかもんさん、ありがとうございました。 ルナルナでは、今後も様々なお役立ちイベントを企画していく予定です。 皆さん楽しみにしていてくださいね。 防災ママカフェについてもっと知りたい、という方はコチラ⇒http://smart-survivor.org/