実は最近増えている!?双子の出産におけるリスクと注意点

実は今、双子の妊娠・出産が増えていることご存知ですか?
双子の妊娠は通常の出産と比べると、母体や胎児に対するさまざまなリスクが増えます。
生まれてからの楽しみは倍になりますが、その分のリスクが増えることも念頭に置き、妊娠中の注意などに気を配る必要があるでしょう。
どういったことに気を付ければいいのか、また双子はどのように生まれてくるかについて説明しましょう。

増えてきている双子


以前は珍しかった双子の赤ちゃんですが、近年では増えてきていると言われます。
その原因として、不妊治療による排卵誘発剤の使用が挙げられます。

排卵誘発剤では、たくさんの卵を採取し、受精卵に戻すときに妊娠の確率を高くするため、3~5個の受精卵を戻す作業をおこないます。
現在は3個までと決められているものの、こういった経緯から双子が生まれる確率が自然妊娠よりも高くなっているのです。

双子の出産はリスクが高い?


一度で2人の赤ちゃんを産むのですから、双子の出産にはリスクがつきまといます。
たとえば、双子同士の体やへその緒が絡み合っている、子宮が伸びていていきんでも効果がない、陣痛が長くなるなどのトラブルがあります。

また、自然分娩の場合、1人目よりも2人目の赤ちゃんの方がリスクが大きいです。

これは1人目を生んだあと、1人目の胎位が変わってしまうためです。
最初に生まれてくる子どもの頭が下になっている、子宮内での双子の位置が産道を順序良く通りやすい位置にある、などの条件が揃っていれば自然分娩も安全だとされます。
ただ、リスクはゼロではないために、双子を産むときは自然分娩よりも帝王切開をおこなうケースが多くなっています。

双子の妊娠において注意したいこと


双子の妊娠はリスクが高いとされますが、なかでも注意したいのは貧血です。
通常の妊娠でも血流が増え、血液が薄くなりがちなのに、それが2倍となってしまうのでどうしてもリスクは高まります。
ですから、双子の妊娠中は鉄分の摂取をしっかりとおこないましょう。

加えて、妊娠高血圧症(妊娠中毒症)のリスクは、通常の6倍になるとも言われています。
食べすぎや塩分の摂り過ぎには、十分に配慮するようにしてください。
疲れたらすぐに休む、ストレスを溜めないなどの心がけが大切です。

また、早産にも注意をしておいたほうがいいでしょう。
子宮内に2人の胎児がいるため、子宮が伸び、早い段階で陣痛が起こりやすくなっています。
赤ちゃんが小さいうちに出産することにならないよう、安定期に入っても気を緩めずに、安静に過ごすようにしてください。

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