10代の生理と妊娠
思春期を迎えた10代のカラダとココロには、さまざまな変化がおきてきます。
また初潮を迎えると、あなたは女性として妊娠ができるカラダになります。自分のために、カラダのことや正しい性の知識を身につけましょう。
初潮~安定しない生理周期
多くの女性は、10歳~14歳くらいで初潮を迎えます。
初潮を迎えたばかりの頃は、卵巣の働きが未熟です。
そのため、卵巣でつくられるエストロゲンやプロゲステロンの分泌が整うまでは、生理の周期や期間が不安定になります。子宮もまだ発育途中にあるため、生理痛を感じることも多いようです。

10代後半になると卵巣や子宮も成熟してくるので、生理痛が軽くなり生理周期も整ってきます。
初潮を迎えたころは、生理周期が不安定だったり、生理痛を感じたりするのはごく普通のことですが、初潮から2~3年経っても症状が改善しない場合や生理痛がひどくて我慢できないような場合には、婦人科を受診するとよいでしょう。
10代の性について、正しい知識を
初潮を迎えてセックスを体験するようになると、予期せぬ妊娠や性感染症のおそれもでてきます。
・生理中は妊娠しない
・中出ししなければ大丈夫
・妊娠可能性の低い日は安全
など、ネット等にも間違った情報はたくさん載っています。セックスをする相手も、正しい知識を持っているとは限りません。あなた自身が正しい性と避妊に関する知識を身につけ、自分のカラダは自分で守るようにしましょう。
予期せぬ妊娠をしてしまったら
ひとりで悩まずに、まずは身近な大人に相談をしてみましょう。相談しにくい場合は、全国に相談を受けてくれる窓口もあります。
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