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【縮毛矯正×ボブ】ボブには○○の縮毛矯正がオススメって知ってた?
ころんと丸いシルエットがかわいいボブヘア。その綺麗なシルエットを作るために、縮毛矯正をかける人も多いようです。
でも実は、縮毛矯正といっても種類は色々!どんな施術をオーダーしたら良いのか、そしてどんなことに気をつけると良いのか、スタイリストさんにお聞きしました!
縮毛矯正・ボブで、つるんと美シルエットに♡
シルエット命なボブこそ、縮毛矯正で理想に近づく
ころんと丸みのあるシルエットがかわいいボブですが、くせやうねりのある毛だとうまくまとまらないことも。
そんなときは、縮毛矯正をかけるのがオススメです!
早速、縮毛矯正×ボブのメリット、デメリットから教えてもらいましょう。
今回お話を伺ったスタイリスト、石田学さん
お名前:石田学さん
スタイリスト歴:17年以上
得意なスタイル:ミディアムボブ、ショートなどが得意です。
自己紹介:縮毛矯正やカラー、パーマなど薬液を使った施術を、なるべくダメージを軽減させて施術します。「ブリーチ毛だけど●●できるかな?」などのお悩み、まずはご相談ください!
まず知っておきたい!縮毛矯正のメリット、デメリット
縮毛矯正のメリット
「まずメリットとしては、先天性のくせ毛を改善できること。
縮毛矯正ではアイロンやブローの熱を加えることで、捻転毛や縮毛といったその人本来のくせを取ることができます。
また、一度かかってしまえば2度と取れることがないので、カットしない限り綺麗なストレートが持続します。」
縮毛矯正のデメリット
「気をつけたいポイントは、良くも悪くも真っ直ぐになってしまうことです。
あまりに直毛になり、不自然になってしまうこともあります。
そして髪が受けるダメージもとても大きいです。ブリーチをかけるのと同じくらいの傷みになってしまいます。」
今更聞けない、縮毛矯正についてのクエスチョン!
ブリーチをしていても、縮毛矯正はかけられる?
「基本的にはその髪の状態に合わせて薬剤を選んでいくので、ブリーチをしていても縮毛矯正をかけることはできます。
ただやはり、髪が大きなダメージを受けるので切れ毛などの心配はありますね。」
パーマをかけていても、縮毛矯正はかけられる?
「できないこともないですが、パーマをかけている人がストレートに戻したい、というときは、アイロンなどを使わない薬剤のみの矯正がオススメです。
先天的なクセがない人であれば、そちらの方が良いでしょう。」
縮毛矯正をオススメできない人ってどんな人?
「もともと髪が細く、毛量がない人は、縮毛矯正をかけることでよりペタッと薄くなってしまう可能性があります。
逆に髪の量が多い人の中には、くせ毛ではなくてもボリュームダウンを目的として縮毛矯正をかける人もいらっしゃいますよ。」
縮毛矯正ってどのくらいの金額でオーダーできる?
「薬剤の種類などで変化しますが、一般的には15,000円〜25,000円くらいが相場だと思います。」
どのくらいの頻度で縮毛矯正をしなければいけない?
「先天性のくせ毛の人であれば、時間が経てば経つほど新たに生えてきた根元部分のくせ毛が気になってくると思います。
ですので、3ヶ月〜半年くらいのペースで縮毛矯正をかけることをオススメしています。」
縮毛矯正をかけたあと、パーマをかけるのはOK?
「縮毛矯正をかけたあと、”飽きてしまった”と理由でパーマをかけたがる人は意外と多いです。
一応、デジタルパーマなど、熱を与えるようなパーマでしたら可能ではあります。
ただその分、髪にとってはかなりのダメージ。なるべくかけない方が良いですね。」
根元だけ縮毛矯正をかけることはできる?
「可能です。全体に縮毛矯正をかけて、数ヶ月後根元が伸びてきた分だけ再び縮毛矯正する人も多いです。
その場合も、基本的に金額は変わりません。」
縮毛矯正をしたあと、ヘアアイロンやコテでのアレンジはOK?
「NGというわけではありませんが、やはり傷んでしまいますのであまりオススメはできません。」
縮毛矯正をかけたあと、ヘアカラーをしても大丈夫?
「基本的には問題はありません。マニキュアであればダメージもないので、髪がダメージを受けることがありません。
普通のヘアカラーであれば、なるべく傷まないようにするため、染めるときにはトリートメントカラーなどが良いでしょう。」
うねりや細毛etc.お悩みの多いオトナ女性でも縮毛矯正はかけられる?
「実は、年齢を重ねた方が縮毛矯正をかけるパターンが一番失敗しやすいです。
正直、10代の人よりも切れ毛につながりやすいので、かなり注意が必要になります。
やはり年齢を重ねることにより、髪が弱くなってきてしまうのは仕方がないので…
髪質改善トリートメントと縮毛矯正の中間くらいの強さの薬剤で、かなり気をつけて縮毛矯正をかけていきます。」
くせ毛だけど、つるんと艶のあるボブになりたい!
縮毛矯正×ボブ、綺麗に仕上げるコツは?
「一般的にはアルカリ性の縮毛矯正剤がメジャーですが、最近では弱酸性の縮毛矯正剤があります。
ボブの場合、アルカリ性のものだとよりまっすぐ感が強調されてしまいます。
これに対して、弱酸性の薬剤でしたら、毛先に自然な丸みをつけることができます。
ボブの綺麗な丸みシルエットを作ることが演出できるのでオススメです。」
気をつけるべきポイントは?
「縮毛矯正×ボブのスタイルでは、先にカットしてから縮毛矯正で毛先のカールを作っていきます。
先に縮毛矯正をかけてからだと、シルエットが綺麗に決まらないことがあるので注意しましょう。」
いつでも綺麗な内巻きワンカールボブができる!
「基本的にただまっすぐの縮毛矯正をかければ、少し外ハネっぽい仕上がりになります。
なので、弱酸性の縮毛矯正でやや内巻き気味に仕上げるのがポイント。
こうすることで、寝起きだろうが、風が吹こうが、どんな時でも綺麗なボブのシルエットになるので、かなり楽になるはずですよ!」
縮毛矯正・ボブ、お手入れ方法で気をつけるべきポイントは?
ブロー前にはきちんとブラッシングを
「髪の引っ掛かりをなくすために、なるべくこまめにブラッシングをしましょう。
とはいえ摩擦などで髪が傷んでしまわないよう、オイルやミストなどでダメージを軽減させるようにしてください。
髪を濡らした後は、根元から毛先まで全体をしっかり乾かすようにしてください。」
普段からしっかり保湿を心がけて!
「ダメージが気になりやすい縮毛矯正ですので、日頃からしっかり保湿するようにしてほしいです。
オイルやトリートメントなど、日頃のケアでもなるべく保湿力の高いアイテムを取り入れてください。
また、これからの季節は紫外線も大敵。髪用のUVスプレーなども使うと良いでしょう。」
重めのオイルはなるべく使わないで
「縮毛矯正をしたあと、重いオイルをつけると、髪がベタッとしてしまいます。
そもそも、矯正をしたら指通りなどは良くなるので、重めのオイルは必要がなくなってくるはず。
使うことはオススメできません。」
軽い質感を出したいときはコテ&ワックスで
「ふんわりとした軽やかなシルエット、質感に仕上げたいときは、まずはコテなどで動きをつけてからワックスを。
そのままワックスをつけても綺麗な柔らかさが出ないので、必ず事前に動きをつけてくださいね。」
縮毛矯正・ボブで、どんな時も完璧シルエットに!
シルエット命のボブだから、どんな時もかわいくいられる縮毛矯正と組み合わせるのもオススメ。
今回ご紹介した注意点を参考に、ぜひトライしてみてくださいね!
※スタイリストさんの解説はここまでです
ボブに縮毛矯正はもったいない?
ボブに縮毛矯正はもったいないと感じるかどうかは人によりけりです。もったいないと感じる方の多くは、縮毛矯正の頻度が多くなると懸念しているからではないでしょうか?しかしながら、実際にはロングとそれほど変わりありません。施術の目安としては3〜4ヶ月に1回程度で、どれだけ強いくせ毛でもストレートにできます。
ボブは縮毛矯正と相性抜群!
ボブと縮毛矯正の相性は非常によく、自然なツヤ感や若さを演出できます。縮毛矯正後は手ぐしでも行えるほどスタイリングが楽になるので、その変化に驚く人も多いでしょう。縮毛矯正をしていない人の場合、アイロンやドライヤー、スタイリング剤などを使用することでクオリティを維持できます。しかし時間や費用がかかるだけでなく、髪にはダメージが蓄積します。縮毛矯正も髪への傷みは発生しますが、中長期的にみればダメージ軽減に結びつきます。
ボブの縮毛矯正でぺったんこ・こけしにならない方法は?
ボブの縮毛矯正でぺったんこになってしまったり、こけしのようになってしまったりした経験はありませんか。その理由は、過度の縮毛矯正が原因で直毛にしすぎてしまうからです。とくに髪の量が少ない方や、細くてやわらかい髪質の方は、ぺったんこ・こけしになりやすい傾向があります。このトラブルを避けるには、縮毛矯正が得意な美容師に施術してもらうことが大切です。縮毛矯正の前に自分の髪質を伝えるのも重要です。
顔のバランスに適したカットにしてもらう
「縮毛矯正の目安は3〜4ヶ月に1回ですが、カットの頻度はそれよりも早くなります。その際、こけしにならないよう注意すべき点は、顔のバランスに適したカットにしてもらうことです。骨格や顔まわりは一人ひとり異なるため、縮毛矯正後のカットが得意な美容師を頼りましょう。
縮毛矯正の際に少々くせ毛を残す
縮毛矯正では薬剤を塗る際に、根元ギリギリまで行うとぺったんこになってしまう可能性があります。そのため、くせ毛の度合いを見て、頭皮から適切に間隔を空けて薬剤を塗ることが大切です。少々くせ毛を残すことで、ぺったんこ・こけしになるリスクを抑えられます。
縮毛矯正・ボブは40代・50代でも似合う?
40代・50代の方にも縮毛矯正×ボブの組み合わせは人気です。ただし髪質は加齢によって徐々にくせ毛へと変わるため、似合うかどうかだけで判断せず、状態を見た上で縮毛矯正を行う必要があります。縮毛矯正は年齢が高くなるにつれ難易度が上がるので、髪質を見極めた上で判断しましょう。
髪質に適した仕上がりにすることが大切
40代・50代の人に縮毛矯正をする際は、くせ毛が加齢によるものか、以前からそうだったものか、見極める必要があります。加齢に伴うくせ毛は、髪の水分量やキューティクルの状態に乱れが発生している可能性があるからです。薬剤は髪の毛のダメージが少ないものを選び、負担を最小限に抑えてください。
スタイリスト 石田学さんのプロフィール
所属美容院:latiefラティーフ
肩書:オーナー
東亜美容専門学校通信科卒
19歳から26歳まで大阪のサロンで経験を積み、26歳の時にラティーフを出店。
資格、心理カウンセラー、全日本写真連盟会員
取材・ライティング
ライター:関戸和
経歴:女性ファッション誌からキャリアをスタート。現在はファッション、ビューティなど、さまざまなジャンルで雑誌からWEBにいたるまで編集・執筆を担当。
自己紹介:美容アイテム好きでオススメされたらとりあえずお試し。サロン専売シャンプーが気になり片っ端からお試し中の今日このごろ。
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