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美しく健康なカラダのために避けたい食品とは?
毎日の食事は、健康や美容と深い関係があります。カラダに良い食品を選ぶ人は多いかもしれませんが、避けるべき食品まで意識できているでしょうか?せっかく良いものを食べても、良くないものまで取り入れてしまっては台無しです。そこで、美しく健康なカラダのために摂取を避けたい食品について解説します。
摂りすぎに注意!「糖質」
ダイエットの大敵とされる「糖質」ですが、カラダを動かすエネルギー源でもあるので、まったく摂らないのも問題です。
大切なのは摂り過ぎないことです。
糖質が多く含まれている食品は、砂糖はもちろん、米・餅・パン・麺類などの炭水化物、ジャガイモなどのイモ類、カボチャ、トウモロコシ、片栗粉などです。
白米や白砂糖など、精製された糖質はカラダに吸収されやすく、血糖値が急激に上昇し、糖質を脂肪へ変える働きをするインスリンの分泌が増えて、太りやすくなってしまいます。
特に食べ過ぎが気になる場合などは、白米より玄米、パンならライ麦パンなど血糖値の上昇がより穏やかなものを選ぶようにしましょう。
老化が進む!?「揚げ物」
スーパーのお惣菜コーナーやコンビニなどで売っている揚げ物、フライドポテトやドーナツなどのファストフード。美味しくて手軽なので、ついつい手を伸ばしてしまいがちです。
しかし、大量生産される揚げ物に使われている油は、何度も使ううちに古くなって酸化しているものが多く、決して良質なものとはいえません。
酸化した油はカラダの中の活性酸素を増やし、老化を促進します。また、代謝も悪くなるので太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。
どうしても食べたいときは、“揚げ物風”のノンフライ食品を選ぶなどしましょう。
さまざまな疾患リスクを高める「トランス脂肪酸」
トランス脂肪酸とは、植物性の油脂を加工する過程で人工的に生成される物質。
悪玉コレステロールの増加、動脈硬化、心臓疾患、がん、認知症、不妊、アレルギー、免疫機能の低下などのリスクを高めるといわれています。
トランス脂肪酸はマーガリン、マヨネーズ、コーヒーフレッシュなどに多く含まれています。
マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸が含まれる油脂は、市販のお菓子やお惣菜、インスタント食品、冷凍食品、ファストフードなど、さまざまな加工食品に多く使われています。
加工食品を食べ過ぎないように注意しましょう。
カラダの機能を混乱させる「人工甘味料」
人工甘味料は、砂糖の代用品としてダイエット食品やサプリメントなど、あらゆる加工食品に使われています。
糖質、カロリーが極端に少ないので、美容・健康に良いというイメージを持たれがちですが、実は血糖値を上げてしまう働きを持っています。
糖分を摂ると、およそ30分で血糖値が上がるといわれています。これは、摂った糖分が30分後に血中に送り込まれているのではなく、あらかじめ肝臓に蓄えられていた糖分(グリコーゲン)が分解され、血中に放出されるためなのです。
では、摂った糖分はどうなるのかと言うと、胃や小腸でおよそ10時間かけて消化・吸収され、インスリンの働きによってグリコーゲンに変えられた後、肝臓に貯蔵されます。
このメカニズムが、人工甘味料が血糖値を上げることに関係しています。
人工甘味料を摂摂すると、脳が「糖分を摂った」と勘違いし、肝臓のグリコーゲンが分解されて血中に流れ出します。
これによって血糖値が上昇。
しかも、人工甘味料は糖分ではないので、肝臓から放出されたグリコーゲンと入れ替わるものがない状態になり、結果的にカラダの機能が混乱してしまうことにもなりかねません。
美しさは健康からくる、ともいわれています。
カラダに負担をかける食べものはなるべく避けるように心がけて、ヘルシーな美しさを保ちましょう。
★今回のポイント★
・必要な栄養素である糖質も、食べ過ぎると健康を損なうものになる
・ファーストフードなどに使われている油は、老化を促進させる活性酸素を増やす
・トランス脂肪酸はさまざまな疾患の引き金になる
・人工甘味料にはカラダの機能を狂わせる可能性がある
この記事の監修
婦人科専門医 松村 圭子先生
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