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いよいよ寝返りデビュー!心身が急成長する生後5ヶ月の赤ちゃん
カラダの動きが活発になって視界が広がり、いろいろなものへの好奇心が増すのが生後5ヶ月の赤ちゃんの特徴です。おもちゃなどに興味を持つと、口に入れてチェック! ママや身近な人に対して、表情豊かに接するようになります。いっぱい赤ちゃんに触れて、話しかけて、コミュニケーションをとってあげましょう。
首もすわり表情も豊かに!
赤ちゃんは、生まれて数ヶ月で驚くほど成長をします。
生後5ヶ月あたりになると、ほとんどの赤ちゃんは首が据わり、周囲への関心が高まるようになります。
笑ったりびっくりしたりという、表情がどんどん増えていくのもこの月齢の特徴です。
初めての寝返りはこの頃
寝返りデビューもこのころ。
今まではあおむけに寝ればあおむけのままだった赤ちゃんが、横に置いてあるおもちゃを取ろうと手を伸ばしたと思ったら、カラダがくるんと回転して偶然寝返りができてしまった、なんていうことも!
ちょっとだけのつもりでソファーに寝かせるのは禁物です。
自らうつぶせになった赤ちゃんは、最初はびっくりすることもありますが、今までとは違って見える世界に興味津々になります。
うつぶせにしてあげると、力強く首を持ち上げ、両手を床につけてカラダを支えようとします。また、うつぶせのままカラダをエビ反りにして、手や足をバタバタと元気に動かすような動きもするようになるので、背筋や腹筋などの大きな筋肉もつき始めます。
腹ばいになると、あおむけとは違う遊びも増えてきます。たとえば床に置いてあるおもちゃを両手でつかんで、ギューッと握りしめたり、口に入れてみたり……。今まで知らなかったものや景色に触れると、目をキラキラ輝かせたりします。
手で足をもって足指をなめるようになります。お母さんの膝の上に立たせると、ピョンピョンと跳ねるようになります。この時期しかしない動きなので、是非楽しんでください。動画に残しておくのもよいと思います。
「泣く」がコミュニケーションに変化
首が安定してくるのにともなって、視野が広がり、好奇心がどんどん刺激されていきます。
それと同時に、ココロが急速に成長し始めるのもこの月齢の特徴です。
今では触っていただけのおもちゃも、このころになると口に入れて確かめようとします。
お母さんにとっては、ちょっぴりハラハラ!
でも、危険なものでなければ、見守りながら赤ちゃんの好奇心を満たしてあげることをおすすめします。
まだ誤飲事故はそれほど多くありませんが、なんでも口に入れてしまうので、赤ちゃんの口に入る小さいものや口に入れて危険なものは手が届かないところにしまっておきましょう。
タバコや家族の薬(風邪薬など)、指輪やピアス、お菓子の包み紙、硬貨、ボタン電池などは特に注意。
感情表現が豊かになるのもこの時期。
カラダを思い切り反らせて怒りながら泣いたり、お母さんが見えなくなるととても悲しそうな顔をしながら泣いたり……。
赤ちゃんにとって“泣く”ことが、コミュニケーション手段に変わってきます。自分だけの世界から、人と関わるようになっていく時期でもあります。
赤ちゃんとの生活に慣れ、リズムも安定
カラダを動かす筋力がどんどん増え、感情表現が豊かになる生後5ヶ月の赤ちゃん。
寝ている時間より起きている時間が増えてくるので、お母さんにとっては目が離せないことも多くなります。
しかし子育てが大変になる反面、あやすと表情豊かに反応するようになるので、かわいさも倍増! 赤ちゃんにどんどん触れてどんどん話しかけて、コミュニケーション力も育ててあげましょう。
また、1日の中で起きている時間と寝ている時間のリズムが安定してきます。
この時期の睡眠時間は、1日12~15時間ほど。
お昼寝を1~2回くらいして、夜はある程度まとまった時間眠る赤ちゃんが増えてきます。
もちろん個人差はあるので、「夜あまり寝ない」と感じる場合は、日中いっぱい遊んであげると夜は疲れて眠るようになるかもしれません。
コミュニケーション力と、生活のリズムができてくる生後5ヶ月の赤ちゃん。
家族が赤ちゃんとの生活に慣れてくるのも、この時期です。
また、そろそろ離乳食を始める頃です。
はちみつをはじめ、完全に殺菌が施されていない天然甘味料(コーンシロップ、水飴、黒糖など)もボツリヌス菌の感染源となりうるといわれています。1歳未満には与えないようにしましょう。
★今回のポイント★
・カラダの動きが増えて筋力も増える
・物への好奇心が豊かになる
・コミュニケーションをとれるようになる
・睡眠のリズムができてくる
この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生
初回公開日:2017年5月21日
最終監修日:2021年4月19日
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