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少しふっくらして赤ちゃんらしく!生後1ヶ月はスキンシップを
生後1ヶ月になると多くの赤ちゃんは、少しふっくらとした体つきになってくるでしょう。その丸みがまた可愛らしく、いつまででも眺めていられますよね。「新生児」を卒業し、体重・身長の成長も見られ、動きも少し活発になってくるのもこの頃からです。
バタバタ動かす手足は「学び」の証
個人差はありますが、生後1ヶ月の赤ちゃんは出生時から体重は1kgほど増え、身長は4cmほど伸びています。
いわゆる赤ちゃんらしい体形になってきます。
また、バタバタとよく手足を動かすようになるのも生後1ヶ月頃の赤ちゃんに見られる特徴です。この行動をしながら、ものに触れたり掴んだりする感覚を学んでいるのです。
そして首の力もついてきて、左右に頭を動かせるようにもなります。視力も発達して20~30cm離れたママの顔や色のはっきりしたものをじっと見つめたりもします。
ちょっと心配?乳児湿疹の対処方法
皮脂分泌が盛んになる生後1ヶ月の赤ちゃんには、顔やカラダに乳児湿疹が出る場合もあります。
基本的なケアは毎日のお風呂のときに、しっかりと顔やカラダを洗ってあげ、清潔に保つだけ。乾燥が目立つ子は入浴後に保湿剤をお忘れなく。
頭皮や眉毛のかさぶたのようなものが取れにくい場合は、入浴前にベビーオイルなどを塗って、患部をふやかしておくといいでしょう。
スキンシップをたくさんとって!
生後1ヶ月の赤ちゃんは、話しかけられたり、抱っこされたりするのが大好きです。とにかくたくさんスキンシップをとってあげるのがいいでしょう。
表情の変化があまり見られないからといって、心配することもありません。
また、パパやママの口の動きをじっと見つめて「アー」「ウー」といった声を出すこともあります。これは「模倣反射」と呼ばれるものなので、声を出したら「アー」「ウー」と同じように返してあげるといいでしょう。
まだまだ不安定な生活リズム
新生児の頃に比べると、母乳やミルクの飲み方が上手になり、一回で飲む量も増えるので授乳間隔は長くなりますが、睡眠時間や授乳時間はまだまだ不安定です。1回の授乳は30分以内に納めるのが目安ですが、この時期の授乳は、赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけあげましょう。
少しだけ昼間起きている時間が長くなることもありますが、睡眠時間は個人差が大きいため新生児の頃と変わらないことも多いでしょう。
手足を活発に動かし、しっかりと感覚を養っている赤ちゃん。少しだけ長くなった昼間の起床時間にたっぷりとスキンシップをとりながら、にっこり顔で接してあげましょう。
★今回のポイント★
・ふっくらとした体つきに
・乳児湿疹は清潔に保って、保湿剤でケアしてあげよう
・不安的な生活リズムの中にもちょっとずつ変化が
この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生
初回公開日:2017年5月17日
最終監修日:2021年4月19日
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