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妊娠すると、心身にさまざまな変化が現れます。何かがいつもと違うと感じたら、妊娠のサインかもしれません。妊娠初期に起こりうる症状や妊娠検査薬を使うタイミングなど、「妊娠かな？」と思ったときに知っておきたい知識についてお話しします。

妊娠初期症状が始まるのはいつ頃？

妊娠初期（1～4ヶ月）にママの心身に起こる変化を、妊娠初期症状といいます。時期や程度は人によって異なりますが、妊娠3～4週頃から症状が現れはじめるのが一般的です。
ただし、その多くは生理の前に感じられる症状と共通しているため、症状があるからといって妊娠しているとは限りません。症状の有無は、あくまで目安ととらえましょう。

妊娠初期に起こりうる症状

妊娠初期症状の多くは、ママの体内のホルモンバランスの変化に影響されて起こります。生理前の不調と似ている症状・似ていない症状とはどんなものがあるのでしょうか。

月経前の不調と似ている症状

胸が張る

妊娠中は生理前と同様、乳房が張り気味に。乳首の色が濃くなったり敏感になったりすることもあります。

眠くてたまらない

人によっては強い眠気を感じることも。なるべくゆっくり休むようにという身体からのメッセージと考えましょう。

おりものが増える

妊娠すると、おりものの量が増えたり状態が変化したりすることがあります。

肌荒れ

ニキビ、乾燥のほか、シミやそばかすが目立つようになることもあります。

吐き気

吐き気、胃のむかつきといったつわりの症状が現れることもあります。個人差が大きく、全くつわりがない人もなかにはいます。

イライラする

わけもなくイライラするのは生理前によくある症状ですが、妊娠初期にもそうなることがあります。

月経前の不調と異なる症状

生理の遅れ

予定日から生理が1週間以上遅れていたら、妊娠の可能性があります。ただし、普段から周期が不安定な場合、生理の遅れだけでは目安になりません。

体温の変化

基礎体温は、低温期と高温期の2つに分かれます。妊娠していないときには、排卵日を境に体温が上がって高温期が約2週間続き、生理が始まると低温期に戻るのが一般的です。妊娠すると、生理開始予定日になっても体温が下がらず、高温期が続きます。

妊娠検査薬はいつから使える？

妊娠検査薬は、hCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）という妊娠中に分泌されるホルモンが尿に含まれているかどうかを調べることで、妊娠をチェックします。商品にもよりますが、一般的な市販の妊娠検査薬は生理開始予定日の1週間後から使えます。

産婦人科に行くのはいつ頃？

生理が1～2週間遅れた頃、または妊娠検査薬を使って陽性反応が出たら、産婦人科を受診しましょう。妊娠検査薬は異所性妊娠などの危険な妊娠や流産でも妊娠反応は陽性を示すので、早めに異常がないかどうか診断してもらうことが重要です。
妊娠中は、定期的に妊婦健診を受けることになります。なるべく通いやすい産婦人科を選ぶようにしましょう。

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