妊娠のしくみ

妊娠は、排卵・射精・受精・着床のすべてが整ってはじめて成立します。男女のカラダの機能と、妊娠が成立するまでのメカニズムをきちんと知っておきましょう。

また、ルナルナでは妊娠中のサービスはルナルナ ベビー(iPhone / Android )で提供しています。無料でダウンロードできるので、妊娠がわかったら是非ご利用ください。

1.排卵

排卵とは、卵子が卵胞から飛び出して、卵管に取り入れられることを指します。
生理が始まる頃、卵巣の中には約20個の卵胞が現れます。その中の1個だけが約2週間かけて20mmほどの大きさに育ち、卵巣の表面から飛び出すのです。

その後、卵巣から飛び出した卵子は卵管采から卵管に取り込まれます。

2.射精

続いては男性のカラダで起こる「射精」。
女性の腟内に射精された精子は、卵子と結合するために子宮頸管を通って、子宮内から卵管へと進みます。

1回の射精で放出される精子の数は数億といわれますが、子宮にたどり着く前に、そのほとんどが死滅してしまい、子宮内にたどり着くのは数十万個以下。卵子のところまでたどり着く頃には、数百個以下にまで減少してしまうのです。

最終的に卵子と結合できる精子はたった1つ。受精には精子の「質」がとても肝心だと言えるでしょう。

3.受精

子宮内・卵管を進み、一番奥にある卵管膨大部にたどり着いた精子は、卵子が現れるのを待ちます。そして、運が良ければ、排卵後に卵管膨大部にやって来た卵子と出会うのです。

このときにポイントになるのが、精子と卵子の寿命の差です。
一般的に精子の寿命は約2~5日といわれていますが、一方の卵子の寿命は12~24時間。精子と卵子の寿命の長さには大きな差があるので、タイミングがとても重要になります。

運良く卵子と出会えた場合、たくさんの精子の中から1つだけが、卵子のまとう透明帯を破って卵子の中に入っていきます。

4.着床

卵管膨大部で精子と卵子が無事に出会ってできた受精卵は、何度も細胞分裂を繰り返しながら、精子が来た道を戻って子宮へと向かいます。
この期間は、だいたい4日ほどだといわれています。

細胞分裂を繰り返した受精卵は、5〜7日ほどで胚盤胞という状態になります。この胚盤胞の状態で、たどり着いた子宮内膜にもぐり込んで着床すれば、妊娠が成立します。

妊娠を希望している場合は、受精するためのタイミングがとても重要になります。ルナルナ有料版ではより妊娠しやすい日を予測する「仲良し日」を提供しています。