医療施設の選び方

こどもがほしいと思ってから半年から1年たっている場合には、病院で一度不妊検査を行ってみるのがおすすめです。
不妊検査や治療をうけられる場所として、個人経営の産婦人科、不妊専門クリニック、大学病院・総合病院などがあります。どのような基準で選んだらよいのでしょうか。

医療施設の種類と特徴

産婦人科クリニック

産婦人科開業医の先生が、不妊治療に限らない産科・婦人科診療扱っているのが特徴です。

自宅や会社の近くでも見つけやすく、同じ担当医に見てもらえる場合が多いです。
ただし、不妊治療の知識や経験は、施設によって差が大きく、高度不妊治療を扱っていない場合もありステップアップする際には転院しなければならないことがあります。

不妊専門クリニック

不妊治療について専門知識をもった医師がおり、培養士や不妊カウンセラーなどの医師以外にも不妊の専門家が揃っているのが特徴です。35歳以上の方や、生理不順など不安がある方にもおすすめです。
妊婦さんや子どもがいないことをメリットと考えることもできますが、妊娠をした場合は、産科施設を紹介されます。また、有名なクリニックの場合待ち時間が長い場合があります。

大学病院・総合病院

多数の診療科があり、不妊専門の外来や研究を行う施設もあります。設備が充実していて、合併症の治療や救急の対応ができます。学生や研修医の教育なども行っているという特徴もあります。

また、一般的に、担当医が診察のたびに変わる、待ち時間が長く診療の時間が短いといった傾向があります。中には、不妊の専門家がいない病院もあるのでホームページなどで確認することがベターです。

医療施設の選び方

今後通院する施設は、先々治療をうけていくことも視野にいれ、自宅や会社から通いやすいところを選択するのがおすすめです。
病院の治療方針や、扱っている治療は、医療施設のホームページでもチェックすることができます。どのような医師に診てもらえるかを知ることもできるので、自分にあった施設を探してみましょう。患者さんの声に耳を傾け、その人にあった治療をしてくれる医師を見つけられるとよいでしょう。