新しい卵子は生まれない

「卵子は老化する」というのは、昨今のメディア発信などで多くの方に知られるようになりました。
しかし、なぜ老化するのか?それは原子細胞(卵子のもと)は新たに作られることがなく、あなたの年齢と同じように年を重ねているからなのです。

卵子の数は年齢とともに減っている

私たちの卵子は、生理の度に新しく生成されているのではありません。
卵子のもととなる原子卵胞はあなたがお母さんのお腹にいる胎児期に一生分の原始卵胞(卵子のもと)が作られ、卵巣に貯蔵されます。そこから先は新しい卵子がつくられることはなく、卵子は減っていく一方なのです。

女性の年齢の変化による卵子の数の変化

※引用:平成25年版 厚生労働白書(http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-3.pdf)図表2-3-23

卵子は年齢とともに老化する

女性のカラダの中に貯蔵されている原始卵胞(卵子のもと)は自分の年齢と同じように年を重ね(老化し)ます。
この卵子の老化により、妊娠しにくくなったり、妊娠しても出産に至らない、赤ちゃんが先天的な異常を抱える、といった確率が高くなっていくことが分かっています。

現在妊娠を考えている方も、これからの将来いつか妊娠したいと考えている方も、「卵子の数は限りがある」ということを忘れず、今後の人生設計の参考にしてほしいと思います。