閉じる ルナルナのアイコン

ルナルナの公式アプリを
いますぐダウンロード

ダウンロード

女性のカラダとココロはじめてガイド

思春期の成長に欠かせないホルモンの存在そんざい

思春期の成長に欠かせないホルモンの存在

対象年齢ねんれい:12さい以上
むりせず、自分のペースで読んでみましょう。

ホルモンとは?

「ホルモン」という言葉を聞いたことがありますか? ここでお話する「ホルモン」とは、食べ物のことではなく、カラダの中で作られる物質で、カラダのあらゆる部分に「こうしてね」と命令を伝える役割やくわりを持っています。ホルモンにはたくさんの種類がありますが、いわゆる「女性ホルモン」、「男性ホルモン」と言われているホルモンは思春期になると、急激きゅうげき分泌量ぶんぴつりょうが増え、カラダが大人へと変化していきます。

思春期には、女性のカラダでは女性ホルモンが、男性のカラダでは男性ホルモンがたくさん作られるようになります。その結果、たとえば女性ではむねがふくらんだり初潮しょちょう※初めての生理(月経)が起こったり、男性では声変わりをしたりヒゲが生えたりします。

将来しょうらい、新しい命を授かるときには、女性ホルモンも男性ホルモンもそれぞれ大切な役割やくわりを果たします。そのため、思春期にホルモンが増えることでいろいろなカラダの変化がありますが、それは未来の命のための自然な準備でもあります。

女性ホルモンの働き

女性のカラダで作られる女性ホルモンには、主に「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類があります。この女性ホルモンが、生理(月経)の仕組みをつくるとても大切な役割やくわりになっています。

生理がはじまるということは、簡単かんたんに言うと赤ちゃんをむかえるためのカラダの準備が始まったということです。2種類の女性ホルモンがバランスよく働くことで、毎月女性のカラダの中では妊娠にんしん(おなかの中で赤ちゃんを育てる)できるための準備がされますが、妊娠にんしんしなかった場合に生理が起こります。そしてまた次の妊娠にんしんに備えてカラダを調整しています。

そして、将来しょうらい妊娠にんしんしたときにもまた、この2つの女性ホルモンが赤ちゃんを守り育てるための環境かんきょうを整えています。

例えば、エストロゲンは子宮の内側のまくを厚くして赤ちゃんが育ちやすいふとんのような場所を作ります。そしてプロゲステロンは赤ちゃんがしっかり落ち着けるよう子宮の働きを調整します。女性ホルモンは、生まれてくる新しい命のために頑張がんばってくれるえんの下の力持ちなのです。

女性ホルモンと生理周期の変化

初潮しょちょうがはじまってしばらくは決まったサイクル(周期)では生理が来ないかもしれませんが、成長するにつれ、だんだんサイクルが安定してくることが多いです。多くの女性は、約1か月に1回、生理が定期的に起こるようになります。生理が始まった日から次の生理が始まる前日までを1つの周期とび、その長さはおよそ28日間が目安です。周期の日数には個人差がありますが、25〜38日の間であれば正常と言えます。

この生理の周期の中で、エストロゲンもプロゲステロンも増えたり減ったりをり返しています。

女性ホルモンと生理周期の変化のイラスト

ホルモンの変化にあわせて、カラダやココロにもさまざまな変化が現れます。たとえば、生理が終わるころにはエストロゲンがたくさん分泌ぶんぴつされる時期になります。エストロゲンが多い時期はかみはだの調子が良くなったり、気分も明るくなりやすいと言われています。

一方、次の生理が始まる1週間〜直前の時期にはプロゲステロンが急激きゅうげきに増えていきます。
この時期には、おなかや頭がいたくなったり、また理由もなくイライラしたり悲しくなったりすることがあります。

このような不快な症状しょうじょうが、生理の1週間〜数日前から起こり始め、生理が始まると症状しょうじょうが落ち着いてくるようであれば「PMS※月経前症候群げっけいまえしょうこうぐん」の可能性があります。

PMSの症状は多くの女性のなやみでもあります。10代のPMS症状は自分で気づきにくく、PMSとわからないままつら症状しょうじょうなやんでいる人もいるかもしれません。まずは自分はどんな症状しょうじょうが起こりやすいのか、生理周期とあわせてどんなタイミングで起こりやすいかを記録して、知ることが大切です。

なかや頭がいたくて部活に参加できない、イライラしたり落ちんだりする気持ちが強くなって勉強が手につかないなど、ふだんの生活に影響えいきょうがあるなら、周りの信頼しんらいできる大人に相談してみましょう。小児科や婦人科の先生も相談してみてください。

思春期はホルモンバランスがみだれやすい

10代のうちは、エストロゲンの分泌量ぶんぴつりょうが安定せず、その結果生理周期が不規則なこともよくあります。それはカラダがまだ成長している途中とちゅうだからです。

成長するにつれエストロゲンの分泌量ぶんぴつりょうが安定してくると、生理周期も一定の間隔かんかくに落ち着いてくることが多いので、あまり心配しすぎる必要はありません。ただ、3ヶ月以上生理が来ない場合には一度婦人科で相談してみてください。

思春期はカラダだけでなくココロも不安定になりがちな時期です。それは自然なことですが、どうしてもつらくて我慢がまんできないこと、不安なことがあれば信頼しんらいできる大人に相談してみてください。だれかに話を聞いてもらうだけでも安心できるかもしれません。

かかりつけ医を持つことをおすすめ

思春期をふくめ、成長期にはカラダとココロが大きく変化します。思春期のカラダとココロに起こる変化~女性編もあわせて読んでみてください。

これはだれにでも起こる自然な成長の過程ですが、人によってそのスピードや現れ方がちがうため、不安に感じることもあるかもしれません。不安になることがあれば、信頼しんらいできる大人に相談してみるのもいいかもしれません。

また、できれば10代のうちから「かかりつけ医」といって、何でも気軽に相談できるお医者さんがいてくれると安心です。

病院というと「大きな病気にならないと行ってはいけないのでは?」「産婦人科って妊娠にんしんしたら行くところなのでは?」と思う人もいるかもしれません。でもそんなことはありません!

例えば

  • 「生理が3ヶ月きていなくて心配。」
  • 「高校生だけどまだ生理が来ていない。」
  • 「生理前にイライラして試験勉強ができなくてこまっている。」
  • 「生理中におなかいたくて学校に行くのがつらい。」

などの心配ごとで10代の女の子も婦人科に来てくれています。

婦人科に行くことはちょっと抵抗ていこうがある・・・という人は小児科しょうにかでも大丈夫だいじょうぶです。不安なことがあったら受診じゅしんしてみてくださいね。

監修:婦人科専門医 豊泉理絵先生

ページトップへ