休薬期間中に消退出血(ピル服薬中の生理)がない場合も、妊娠の可能性が確実になければ基本的には服薬を続けることができます。正しくピルの服薬ができている場合の避妊効果は99%以上(※)ですが、飲み忘れ等で稀に妊娠することもあります。休薬期間が終了しても出血がない場合は、妊娠検査薬で確認してみることをお勧めします。
※100人の女性がある避妊法を1年間用いた場合の妊娠数は、飲み忘れなく理想的に低用量ピルを使用した場合0.3、飲み忘れるリスクなども考慮した一般的な服薬の場合は9と報告され、他の避妊方法より低いとされています。
参考
Faculty of Sexual & Reproductive Healthcare: FSRH Clinical Guideline: Combined Hormonal Contraception(2019)(Guideline)
World Health Organization Department of Reproductive Health and Research: Selected Practice Recommendation for Contraceptive Use(2016)(Guideline)
OC・LEPガイドライン 2020年度版(公益社団法人 日本産科婦人科学会/一般社団法人 日本女性医学学会)