学校にいるときに突然とつぜん生理になったら？

学校にいるときに突然生理が来たことに気づいたら、生理用ナプキンを持ってきている人は、トイレでナプキンを付つけましょう。トイレに用意されている学校もあります。
念のため、下着や制服せいふく（洋服）に血がついていないかも確認しておくと安心です。

ナプキンがない時や下着・制服（洋服）を汚よごしてしまった場合は、保健ほけん室に行きましょう。多くの学校の保健室には、ナプキンや替かえの下着・洋服が用意されています。
ナプキンを持ってきていないときはもちろん、下着や制服（洋服）が汚れてしまった場合も、保健室の先生に相談してみましょう。

「授業じゅぎょう中に保健室に行くのははずかしい」と思うかもしれませんが、下着や制服（洋服）が汚してしまわないか気になっていたら、なかなか授業じゅぎょうにも集中できません。
とくに体調が悪くなければ授業に戻もどれるので、心配せずにトイレや保健室に行ってくださいね。

学校にいるときに生理痛つうなどで具合が悪くなったら？

学校にいるときに生理痛などで具合が悪くなったら、ガマンせずに保健ほけん室へ行きましょう。
保健室で痛いたみ止めなどの薬をもらうことはできませんが、しばらく休ませてもらえます。
もし良よくならなければ先生やおうちの人に相談して早退そうたいすることもできるので、ひどいときは早く帰ってゆっくり休みましょう。

「生理痛になりやすいな」と気づいたら、おうちの人に相談して痛み止めを持たせてもらうのもひとつの方法です。痛み止めで痛みをコントロールするのはとても大切なこと。
生理痛があるときに痛み止めを飲むぶんには、クセになったり効きかなくなったりすることもありません。

痛み止めは、痛みに耐たえられなくなってから飲むのではなく、痛みはじめたときに早めに飲むようにしましょう。痛みがピークになってから薬を飲んでも、痛みの原因となる「プロスタグランジン」という物質がすでにたくさん作られた後なので、薬が効きにくくなってしまうためです。

生理痛がだんだんひどくなる、動けないほどつらいという場合は、病気がかくれている可能性かのうせいもあるので、おうちの人に相談して一度産婦人科さんふじんかを受診じゅしんしてみてくださいね。

体育やプールは休んでもいいの？

経血量けいけつりょうが最もっとも多い生理2日目や生理痛つうなどで具合が悪ければ、遠慮えんりょなく休んでかまいません。

具合が悪くなければ参加さんかしても大丈夫だいじょうぶですが、生理中は体調が変かわりやすいので決して無理むりはしないでくださいね。

体育のときに生理用ナプキンがずれるのが心配な場合は、羽付つきのナプキンを選ぶとよいでしょう。

小学生・中学生のうちは、プールに参加さんかするときに生理用品（タンポン）を使用しないほうがよいとされています。

プールの中では水の圧力あつりょく（押おす力）が働はたらくので、経血けいけつが流れ出ることはありません。

ただし、経血量が多いときはプールから出ると経血が出てくることがあるので、プールの授業じゅぎょうには経血量が減へってから参加したほうがよいでしょう。

もちろん、体調が今ひとつのときなど、プール参加に不安があるときは、見学していて大丈夫ですよ。

お出かけ中に突然とつぜん生理になったら？

外出中に突然生理になってしまい、ナプキンを持ってきていないときは、まずトイレに行って折おりたたんだトイレットペーパーか手持ちのタオルなどをナプキンの代わりにして、一緒いっしょに来ている大人に相談してみるとよいでしょう。

もし子どもだけで来ていても、200〜300円くらいのお金を持ってきているなら、コンビニやドラッグストアで生理用ナプキンを買うこともできます。
お金を持ってきていないときは、おうちの人に連絡れんらくしてどうしたらいいかを相談するか、とりあえず家に帰るようにしましょう。

生理がはじまってからの数年は生理周期が安定しないため、「生理がくるのはまだ先かな？」と思っても、遠くへ外出するときには念ねんのためバッグにナプキンを入れておくといざというときに安心です。